のぼさん趣味のブログ

Railway and Dish
鉄道と料理の紹介です

アウトポール設計

2021年04月20日 | 建設業

そのまんまですが

柱と梁が建物内(部屋内)に見えない設計ですね。

最近この手の設計が多いようですが、部屋内側に見えないだけであって、

バルコニー側に柱梁が出るのでバルコニーの使い勝手が悪くなるような気がします。

 

アウトポールの考え方で設計されてる建物

公共の建物(特に学校)で多いですね。

デメリット:外部の梁型に鳩がとまったりして「糞害→壁が汚れる」

マンションに限って言えば

柱は外側に出せても「戸の境界梁」は部屋内に見えてしまいます。

なのでバルコニーに面する部分限定の手法だと思います。

 


VOIDスラブ

2021年04月19日 | 建設業

中空スラブ(床)のことを指します。

今から15年ほど前に渡しが撮影した写真です

最近でも使っているのかは存じませんが、遮音効果があがる?
床の厚みが増えるので減衰が大きなる。しかし「空洞がある」ので太鼓効果が出る
当然メリットがあるから使うのですがデメリットもありますね

それとこれ間違いです→小梁がなくなるのでスッキリした空間になる
空洞スラブ自体が梁みたいなものなので正しくはないと思います。

また、床厚みが厚くなる分使用できる空間が減る(同じ階高)ので注意が必要です。

施工した経験で言えば、コンクリート打設時に発泡スチロールが浮力が働くことにも注意せんといけません。

中空スラブを扱っているメーカー

クリモト
http://www.kurimoto.co.jp/product/item/kentiku.php

文献を見れば古くからある技術のようです。
(知らんかったwww)

マンションの設計をする立場から考えると

※容積率からレンタブル比(別名:賃貸比率)を考慮して建築できる部屋数を計算する。

1.建ぺい率と容積率は決まっている

※階高さの調整には限度がある

2.3mを超えたくはない

以上の観点から小規模の建物は向いていないような気がします。

マンションメーカー挙って採用しない原因は他にもあると思われますね。

マンション雑誌を見ても

最近の売り!は「アウトポール(柱と梁が部屋内に張り出してこない設計)」

消費者から見れば、中空スラブのマンションだから「買い」にはなっていない模様です。

 

注)

レンタブル比について

共用部と専有部の面積割合で「70%(専有部)」ぐらいが相場です。

目一杯建てても全体の70%しか「売ること」「貸すこと」が出来ないという意味

資金計画の目安ですね♪ ← 建物のプランニングよりも先に考えるんです。