のぼさん趣味のブログ

Railway and Dish
鉄道と料理の紹介です

常識を逸脱してはダメです。

2022年01月12日 | 設計事務所

令和3年度【1級建築士・設計製図課題】

※出題内容と採点ポイントについては「公益財団法人 建築技術教育普及センター」よりダウンロード出来ます。

課題「集合住宅」

今回は「空間構成(ゾーニング)」について

大きく「住宅部門・テナント部門」が要求されていますね。

ここで「カフェ(テナント部門)」に注目して私の考えを書いてみます。

敷地周辺環境=東側道路北方に駅がある!
そして、東側道路の方が広い!

これは東側道路に「カフェ」を設置しなさいと書いてあると同じで
西側に「カフェ」を持っていったら大幅な減点を食らうと思われます。

これが「駐車場は必要」とあれば、西側でも構わないと考えます。

駐車場が必要となった時に駐車場出入口をメイン道路に設けるのは常識(法規・計画上)ではない!

よく考えて欲しいのは「法的・計画上の常識を問われている」ことから外すとダメなんです。

審査員へ自分のプランをプレゼンする時間が与えられていないし、審査員もそこまで見ないと思うべきかな。

★☆模範解答より

模範解答1が東側道路に駐車場出入口がついています(汗)

ですが、車転回スペースがない(笑)

これは、駐車場が計画上大きな意味を持っていないと考えるべきと思います。

どちらかと言えば「歩車分離の原則」を守っているように感じる。

ちなみに、メイン道路側に出入口を設けないの

「通行障害(渋滞)」を招かないようにする為です。

これは都市計画するうえでは「常識」ですよ。


設計製図の試験で問われていることは「常識」を求められているのであって

華やかなプランを求めてはいません。

しかし、実務で担当しないような建物の設計を求められていることも忘れてはいけません。

「常識」を覆すのは取得してからやれば良いのです。

 



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