のぼさん趣味のブログ

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鉄道と料理の紹介です

カメを室内で飼うことの恐ろしさ

2020年01月04日 | ニホンイシガメ

台湾では小学生を運動場で遊ばせることを推奨しています。

その理由は「ビタミンDの形成と紫外線の効用」を理解しているからです。

それがカメとどう関係あんねん?とお思いでしょうが

くる病って聞いたことありませんか?

骨が変形する病気です。

室内で飼育されるカメのほとんどが罹っている病気かも知れません。

その代表例が甲羅の奇形です。

自然化で甲羅の奇形はほとんど見られません。

しかし、ネット(youtube)上で紹介されているカメさんのほとんどが奇形です。

私は可哀そうで、頭が変になりそうです。

原因は飼育者の理解不足なんですが、それを堂々とネットに載せるのは如何なものかと思います。

私もカメを飼育ミスで殺した経験がありますので、偉そうなことは言えませんが

今、飼育しているカメさんには最新の注意を払っています。

犬猫が大切にされるのと同じように・・・・・

カメさんの怖いところは体調が悪くなっても、言葉に発しないところです。

先ほどの甲羅の奇形は内臓疾患にも繋がり、カメにとっては最悪の環境です。

しかし、カメさんは何も言えません。

エサをあげるだけでは、愛情が足りません。

飼育水の環境や日光浴をさせること、これらは飼育書には書いていないこともあります。

また、ペットショップの店員さんは爬虫類には詳しいとは限りません。

なので、自然化のカメをいかに観察しそれを飼育に活かせるかが大切です。

日本に住むニホンイシガメとクサガメ(外来種)とアカミミガメ(外来種)は冬眠します。

それを回避させるわけですから、飼育者はそれなりの知識が必要です。

あえて書きませんが

なぜ水温を上げる必要があるのか?(住んでる川の水温は12~15度くらいです)

なぜホットスポットが必要なのか?(太陽の影響度は偉大です)

陸場がなぜ必要なのか?(ニホンイシガメは水棲ガメではありません)

この辺は最低でも抑えて飼育していただきたいと思います。

爬虫類は飼育に金がかかります。それだけは知っておいて下さい。

お金を安く抑える方法は飼育しないことです。

冬季の環境を如何に春・夏・秋に合わせれるか?これが飼育の基本です。

これが出来ないのなら、カメさんは飼育しないほうが良いと思います。

ちなみ、飼えなくなったからって川や池に放すのもやめましょう。

知っている方も多いですが、

ミドリガメ・クサガメは特定外来生物で日本では住んではいけない生物なんです。

ニホンイシガメは古来種ですが、捕まえた場所以外に放すと遺伝子の汚染になります。

黄色い個体・オレンジの濃い個体・茶色い個体がいるのはそのためです。

犬猫と違い安く売られているからと、安易に考えると大変なんです。

カメは長生きするんで大切に飼育すれば懐いてくれます。

それに甘えないようにしてくださいね

 

追記

 

なぜ、こんなことを書くのか?

私の専門は建築ですが、一時期ペットショップで働いた経験があります。

そこで気づいた事は「動物に対する知識の無さ」です。

犬猫がヘルニアになる原因(足元が滑りやすい環境はダメ・フローリングがダメなんです)

ネギを消化できないこと!

こんな基本すら知らない人が多いんです。

カメはエサをくれる人を覚えるので、慣れれば本当に可愛く、心を癒してくれます

なので、その分お返しをしてあげて下さい。

ペットフードは万能ですが、それだけをあげるのは可哀そうです。

また、食べる時間や量を飼育者の都合に合わせていませんか?

自然界にいると好きな時間に好きなだけ食べれます。

そして、その時に必要な栄養を選ぶことが出来ます。

もし、甲羅の奇形に気づいたら(手遅れですが)その後の成長に障害がでないよう気を使いましょう。

また、カメを診てくれる動物病院は無いと思って下さい。

カメが異常を示したら「死」が待っています。



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