訃報

先日、球場で倒れられてからずっと心配だったジャイアンツのコーチ木村拓也さんが亡くなられました。

奇跡の回復をたくさんの人が祈ってたと思います。

私もそのひとり

だからすごく残念。

残念って言葉は違うな・・・そんな言葉には表せないような苦しい気持ちがあります。

37歳なんて若すぎるし、コーチとしてのシーズンが始まったばかり

きっといろんなことを思い描いておられたと思う

今回のことで私はおばあちゃんのことを思い出しました

木村さんと同じく、くも膜下で突然亡くなったおばあちゃん。

年齢からは想像もつかないくらい元気ではつらつとしていて

銭湯を切り盛りしてました。

倒れたのは忙しい店の仕事を片付けて温泉に行く予定だった前日

おばあちゃんは突然倒れて、4日間ほどして亡くなった

一度も意識が戻ることはありませんでした。

翌日の温泉旅行を楽しみにしたまま眠ってしまった

私たちはずっとずっと病院のおばあちゃんのそばで目が覚めることを祈ってました

木村さんの家族もきっとそうだったに違いないって思うと胸が苦しくなる

けどだからこそ6日間も頑張ったんだと思います。

本人もあきらめてなかったから、6日間も頑張ったんだと思う

選手生活の長かった広島で、そして大好きな野球をしながらグランドの上で

最後の記憶を終えたのは、せめてものことだったかもしれない

こういうことを書いてもなんにもならないけど、文章に書くことで私なりの

木村拓也さんへの餞の気持ちにしたい

どうか、ゆっくり休んでください。

いや・・野球を続けていてください。