２００７年ハワイ島旅行記 － 番外編 その２ コキガエル

ハワイ島にはもともと存在しなかった動植物がいます。
彼らは、外から持ち込まれて環境に適応して繁殖して
しまいました。それが現在大問題となっていることは
前にもちょっと触れましたけど、今住宅地で深刻な問
題となっているのが、外から持ち込まれたカエルの鳴
き声なのです。

彼らは夜から早朝にかけて一斉に鳴きだします。コキッ、
コキッと声を上げて鳴きます。（キにアクセントがあり
ます。）ちょっと聞きには鳥の声のようにも聞こえます
が、体長５センチほどのカエルでコキガエルと言います。
これが今深刻な問題になっているのです。

プエルトリコあたりから持ち込まれたらしいのですが、
ハワイ島には蛇などの天敵もおらず、ドンドンと繁殖し
てしまい、一晩中コキ！コキ！と鳴き出すものですか
ら、静けさを売り物にしていた筈の庭付き住宅などの
物件が売れず、不動産業界にも打撃を与える始末。

このカエル、オスのみが鳴いてメスは鳴かないのだ
とか。

私達夫婦がお世話になったＳ邸の庭にもコキガエル
がいて夜な夜なコキコキ、コキコキ鳴いておりました。
たまに聞く分には、夜のカエルの鳴き声も夏の田舎を
思い出させますが、毎晩のことですからそこに住んで
いる人たちにとってはうるさくて堪りません。

ハワイ島の当局も莫大な予算をかけてコキガエルを
駆除しようとしているのですが、今のところはっきりし
た効果は出ていないようです。

こちらで詳細が見られます。
http://www.hawaiiag.org/hdoa/pi_pq_coqui.htm