1985年ライトスタンドを彩ったトラ娘とは
その
トラ娘は図々しい。そのあつかましさは天下一品。
ライトスタンドの売店のおっちゃんとも「友だち」
3個300円の唐揚げも一個100円で売ってもらう。
その
トラ娘は命がけ。
乙女の青春のすべてをタイガースに注ぎ込んでいる。
学校をサボって見に行った試合で、テレビに映り親にばれてる。
その
「スタンドでみんなとワイワイ騒ぐのって楽しいんだもん」
これは女性が活発になったと言うことと、「男と女の境目」がなくなってきたことを意味する。
その
「真弓さんがカワイイ」
現代ギャルの価値基準はすべて「カワイイか、カワイクナイか」におかれている。
トラ娘たちにすると、チェッカーズや吉川晃司と同次元に真弓や池田がある。
その
「あたし、オーサカの子ォやから」
そう、彼女らは大阪人の特権としてタイガースを愛している。
庶民的で反権力的な関西人気質を反映したタイガース野球にトラ娘たちも共感を覚えるらしい。
「巨人ファンの女の子みたいに軟弱じゃない。巨人の権威主義には頭が来る」
と、いうことらしい。