野球応援

阪神タイガースを中心に野球の記録と記憶を徒然なるままに書きつづってみます。

タイガース北村照文の強肩

2011年08月09日 | タイガースの今昔
1985年 タイガース優勝の時に、センターを守っていた北村照文は、俊足、強肩、好守の選手として人気がありました。

その北村の面白い記録を紹介しましょう。

打者がアウトになるのに内野ゴロがあります。

打者が打ち損じて一塁でアウトになるものの半分は内野ゴロですね。

新井さんがよく打っている奴です。

三遊間の深いところのゴロなどは、取って一塁に送球してもぎりぎりアウトになるかならないか。

鳥谷などは安心して見てられますが、坂本だと「よっしゃ!セーフ!」と思うことも多々あります。

打席から一塁までの距離や、各ベースの距離、内野手の守る位置

うまくできていますね。

盗塁なんかも、走ってくる選手の到着と、ピッチャーの投球からキャッチャーの送球の到着がほとんど同じ、あの距離

神様が考えたとしか思えませんね。

そんな野球で、外野手が打者ランナーを一塁でアウトにできるでしょうか?

プロ野球ではほとんど無理でしょう。

ほんとまれに一塁に近いライト前ヒットが気合いの入っていない打者ランナーだったら、ライトから一塁に送球されてアウトになることがあるようですが、ほんと年に数回も無いでしょう。

真弓監督も現役の頃に、ライトゴロを記録しています。

実はあの「メンチ」も広島戦でライトゴロを記録しています(笑)



前置きが長くなりましたが、

わがセンター北村が、『センターゴロ』を記録しているのです。

1987年6月16日の中日ドラゴンズ対阪神タイガース戦

打者は中日の鈴木孝政(投手)

補殺・北村照文中堅手、刺殺・ランディ・バース一塁手


を記録しています。これ以外に探したけど見あたらないので、唯一の記録かもしれません。

凄いですよ。これは。



と言うことであれこれ探したら、動画が YouTubeにありました。

タイトルに北村の名前は残念ながらありませんが、次のタイトルでありました。

一度見て下さい。

間違いなく北村が一塁でアウトにしています。



『野球 中日ドラゴンズ - 鈴木 センターゴロでOUT.avi』



参考までにレフトゴロはプロではいません。東京六大学野球で1954年10月3日の立教大学対東京大学戦で、立教の左翼手・大沢啓二(あの大沢親分)が打者を一塁でアウトにしたレフトゴロを成立させています。
じつはこっちのほうが凄いですよね。