野球応援

阪神タイガースを中心に野球の記録と記憶を徒然なるままに書きつづってみます。

タイガース 田淵の想い出

2011年06月10日 | タイガースの今昔
むかしむかし
小学校の頃、甲子園横にあった虎風荘へ選手のサインをもらいに遠く大阪北浜界隈から行ったことがあった。
ひとりで行ったのか、誰かに連れられて行ったのか、野球友達と行ったのか覚えていない。
が、ひとりでそんなところへ行けるわけがない頃である。

虎風荘の前で結構大勢のファンが居たように思う。
お目当ては田淵だった。
と言うことは、田淵がまだ寮に居た入団当時の1969年か1970年ぐらいだろうか。
となると自分は小学校3,4年か。(ちなみに岡田彰布が隣の小学校で5,6年生)
ほどなく田淵が現れ、獲物に群がる蟻のようになったように思う。
田淵に貼り付いて、見上げるようにサイン帳を差し出した。


ふと見れば、目線ぐらいにベルトがあった。
「なんて長いバットを持つんだろう」とびっくりしたことを覚えている。
バットは持っていなかった。が、なぜそんなことを思ったかと言うと。
当時中之島公園で草野球をよくしていて、淀屋橋のミズノ本店にもよく野球道具を見に行っていた。
(あーグローブのにおいが懐かしい)
たしか自分たちのバットは、地面から腰のベルトの高さと同じ長さのバットを選ぶとしていた。
なので田淵のベルトが自分の目線近くにあったので、どれだけ長いバットやねんとびっくりしたのだ。
そのサインもらった後のことは今は覚えてない。

あの時もらったサインはどこにいってしまったかなぁ

ちなみに、大人が持つバットは腰位置を基準になんかしていないのでもっと短いはずだが、それでもプロ野球選手のバットの長さは身長の45%程度と言われており、公認野球規則では長さ106.7cm以下とされている。物干し竿と言われた長いバットを振り回して活躍した初代ミスタータイガース藤村富美男のバットは96.5cm

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あれから40年近くがたった。
子どもの小学校に田淵が来た。らしい。
母校を訪問する番組だったそうだ。
運動会で小学校に行ったときに、廊下の掲示板に田淵からのメッセージと訪問の時の写真が貼ってあった。

子どもに「田淵が来たの?」て聞いたら。
「誰?田淵?だれか来たみたい。」だって。

女の子で敵地江戸で昔の見知らぬ阪神タイガースの選手に興味が無かったみたい。
教えてくれたらまたサイン帳を持って行ったのに・・