フランスへの階段

変わったこと。昔は階段を一段ずつ登って行くイメージだったけど 今は一段ずつ降りて行きたい。

春の舌

2016-03-29 22:14:31 | 食べ物

私の春の味覚といえば、わけぎといかの酢味噌の和え物だ。

子供のころ この時期によく食卓に上がった。

春になると思い出すが残念ながらわけぎがこの辺で見当たらない。

わけぎの正体がいまひとつはっきっりしないのだけれど、

ねぎとは少し違っているように思われる。

 

今月作ったもの。

丸型ドーナツ。

真ん中に穴が開いているのはなかなかうまく作れないのでこれはよかった。

作り方も至ってシンプル。

クックパッドの フライパンに油一センチで♪ ふっくらドーナツ

というレシピを使わせてもらった。

さすがに油は5センチぐらい入れた。

丸の大きさは小さめにしたほうが芯まで火が通りやすいし、可愛い

というのが次への教訓。懐かしくもおいしかった。


次はごぼうに似た野菜。

 

ゆでて缶詰に入って売られているのはよく見かけたが

ごぼうのように土付きで袋に入っている生のものは初めて買った。

これもクックパッドで 大分県の鶏ご飯 というレシピにごぼうの代わりに使った。

ごぼうより土臭さがなくて食べやすい。

食感はまったく同じなので代用できる。

サルシフィと呼ぶらしい。

たぶん上から二番目がフランス語。


今日はクックパッドの始まりクックパッドに終わる。

一番感動的だったのは きゅうりの消費に探したレシピ

きゅうりのキューちゃん風漬物。

しょうゆ、砂糖、酢、しょうが でできる満足の味。

みりんも材料に入っていたかもしれない。でもなかったので使わなかった。

その場合白ワインを入れたかも。

本物を凌ぐ味わい。ご飯の友。


 

そして だいぶ痛んできたテーブルクロスを変えた。

懐かしテイストのデザイン。

予定していなかった色合いを選んだ。

変えた日は新品のビニールの匂いがぷんぷんした。

 


復活祭の卵探し

2016-03-27 21:34:37 | 日々感じたこと

昨日は復活祭のお楽しみ行事、卵拾いがありました。

Chasse aux oeufs と 呼びますが、直訳すると 卵狩り。

学校が毎年準備してくれて無料でチョコの卵がいただけます。

収穫。

 

今は無断で写真を撮るのもはばかられるのでひとけがありませんが

数十人の子供たちが卵を追っています。

幼稚園部はサッカー場が舞台。

 

小学生の部は サッカー場の裏の自然の中で繰り広げられました。

子供のみならず、大人でも夢中になってしまいそうな遊びです。

 

 

 このイベントの直前 まさにこの場所をクカと散歩していたイーニゴは

あっ すいませーん 卵準備してるんで犬との散歩はご遠慮くださーい

と声をかけられた。

係りの人たちは卵を放り投げていたそうな。

はは。

 


猫の避妊手術

2016-03-16 11:07:01 | 日々感じたこと

きのう ミケが避妊手術をしてきた。

朝8時に 獣医さんに預けて、18時に引き取りに行った。

診察台の上に載っているミケのキャリーバックをのぞくと

恐れと疑問のまじった目でじっと私を見つめた。

目を見開いて無言のまま ポルケ、ポルケ?と私に訴えていた。

 

ごめん もっと説明が必要だった。手術の事 軽く考えすぎてた。

 

 

傷口は ガーゼがくっついていて触れないようになっている。

確認していないがかなりしっかり付いているようだ。

 

ちょうど一週間前の夜 夜9時になってもミケが帰ってこなかった。

そんなことは初めてだ。翌日 いつものガレージの寝場所から出てきて安心したのもつかの間

お尻を上げる行動がはじまった。

これが あれか。


 

かかっている獣医さんは、さかりが来てから避妊をするという方針だったので

(拾った猫なので 万一避妊がしてある可能性もあるからと言っていた。)

さかりが確認された日に予約を取った。


1週間 さかりがついたミケと暮らした訳だけど、さかり行動は一日三回 10分程度だったので

耐えられる範囲だった。

ミケの帰宅が遅かった翌朝 シャッターを開けると 二匹の見慣れぬ猫が庭に来ていた。

オトコだ。

しかし クカを庭に放すと 一目散に逃げて行く。

猫窓を閉めてミケを外に出さないように気をつけた。

元野良猫、自由に出入りしていた猫のそのストレスはいかほどかと心配したけど

ほとんどストレスを感じていないようだった。

ただ 定期的にくるやるせない衝動を持て余していた。

それは一人では解消できる物ではないのが分かっているようで

クカに寄って行きクカもなんとかしようとしている様子だった。

一度は 普通に4本足で立っているクカのお腹の下に入って

お尻を上げ始めた。

クカ ちょっと戸惑う。

 

 

昨日はミケがふらふら階段を上り 居場所を探し ベッドの上で横になって落ち着いたと思いきや

傷口をなめようと頭を上げた時 み や......と力なく鳴いてうしろに倒れた。


一番上の写真は今朝撮ったもの。窓際まで飛び上がったらしい。

今日はミケをなでたら やっと ごろごろいった。

これで 少し安心だ。

昨日は目を合わせなかったミケ。

それでも謝っているとふらつく足で私の回りにきてしっぽで触ってくれた。

こんな私をもう許してくれるの。

無断で内蔵を取ってしまった私を。

 

よし、私も みんなを許す。

 

それが せめて私にできる事。




 

 

 


埃と雨の春

2016-03-09 14:21:10 | 日々感じたこと

きいてください。このベッドの下、ぴかぴかにしました。

すっきりしたあ。


この部分、通常はマットレスが乗っかって見えていないのですが

探し物などをしていてちらっとみると

すごいことになっています。

ほこりがもふもふと。


春になると掃除機を使います。

絨毯を敷いていないので、いつもはほうきで掃いて

水で湿らせたモップで拭きます。


毎年2月終わりにアレルギーの様相が出てからは

掃除が念入りになる。

誰でもむずむずしてくると自発的に掃除したくなるというもの。

数日前から、二人の子ども達まで 鼻水を出して

アレルギーっぽい症状が出てきたのもあって。


今朝はいい仕事した。年末も目をつぶっていた場所。

と、折しもそのとき雨粒がぽつりぽつり。





埃っぽい空気が 清められる感じ。

だから春の雨は 優しいのかな。

埃や粒子を包んで落ち着かせてくれる。





雨粒 見えてるかな。

雨粒を撮るのは 難しい。


斜めお向かいさんが朝から屋根の掃除を業者に頼んでいます。

湿気が多くて苔が生えるので、屋根瓦の掃除が要ります。

屋根に上がって、手に持った棒から出る水圧で掃除する。

いい仕事だったら うちも同じとこに頼もう。


♯OTTAVAの調性講座♭

2016-03-04 14:30:53 | 音楽

子どもの頃 理解がついていかなかったが今なら分かるかも という期待。

そんな事の一つが 音楽の世界の調について。

長調と短調があって、長調は明るく 短調はかげりを帯びるということまでは

分かっている。

その先。


中学時代、私たちにそれを理解させようとした気概のある音楽教師がいた。

期末テストのために延々と説明してくれたのだが 正直

全く分からなかった。

♯と♭の位置によって、何調が決まるのだろうか?

如何せん 長調と短調の種類が多すぎた。

そんな消化不良の私の気持ちを再燃させてくれたのがインターネットラジオのOTTAVA.

木曜日と金曜日18:00から1:00(日本時間)担当の飯田ありささん(音楽ライター)が

「調性講座」と銘打って

それぞれの調について解説してくれる。

踏み台となっているのがシューバルトという作曲家、音楽評論家でもあり詩人でもある人物の

「調性格論」。

どういうものかというと、


シューバルトの調性格論
Schubart, Christian Freidrich Daniel
:Ideen zu einer Aesthetik der Tonkunst 1784


1ハ長調・・・完全な純粋、純真、素朴、子供が話す言葉のようである。
2 ハ短調・・・愛の告白と失恋の嘆き、恋する魂の悩みと憧れとため息
3 嬰ハ長調・・(変ニ長調)やぶにらみの調性、悩み過ぎたり喜び過ぎたり、笑うに笑えず泣くに泣けない、珍しい特色と感情

こちらから引用いたしました。続きもこちらから。


この説をみながら、実際にその調の音楽を聴いて語り合う。

面白いです。

今日はヘ短調で、日本の童謡はこの調が多いとおっしゃっていたと思う。

(日本の18:00から21:00は、昼ご飯を食べさせる時間と重なるので 集中して聴けない。)

 

一方 変ホ長調・・・愛情、敬虔、神との信頼に満ちた対話、
3つのフラットによって三位一体を表す 

ということでこの調は教会音楽でよく見られるとか。

かそるらさんやトミ子さんは音楽理論、よくご存知なんでしょうね。

そういえば

以前かそるらさんが触れていた 音と色の関係にもラジオの中で触れていました。

個人的には ドレミの音階に音をつけた事は無かったけど

あいうえおの五十音に色を付けた事はあって今でも覚えています。

あ.......赤

い.......白

う........黄色

え.......青

お.........茶、オレンジ

あなたと同じかな?