"The pursuit of happiness"(幸せのちから)を観ました。
言葉の問題で、観るのはもっぱら分かりやすい映画ばかりになってしまいます・・・
去年から”プラダを着た悪魔””ホリディ”(キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ)などなど。ポップでしょ~
それはさておき☆
私はこの映画の最後がちょっと衝撃でした。
その前にちょっと大まかなストーリーを。時代は1982年。私が11歳の頃。
舞台はサンフランシスコ。
当時流行ったルービックキューブなんかも出てきて、懐かしい気持ちにされられます。
お話は、家賃もたまり生活に苦しんでいる3人家族がいてところから始まり。妻はこの生活に愛想を尽かしNYに行く決意。その際、夫は(ウィル・スミス)は3・4歳の息子は自分が育てるから置いていってくれと頼み、息子と二人の生活が始まる。息子のめんどうを見ながら職探し・アルバイト、その日の宿を求めさまよう日々。(こんな生活をしながらネクタイ・スーツ姿がばっちり決まってしまうのが不思議。)
そんな時、とある会社の面接が通り、研修を受けることに・・・
まぁ、それからは言わずと知れたサクセス・ストーリー。
これは実話をもとにしてあるそうだ。
確かに、いい部分もたくさんあった。息子とのやりとりは日本男児にも是非観てもらいたい箇所満載だし、サンフランシスコなだけに息子を預けている託児所を中国系の人が経営していて、それがリアルだったり。
最後に、こんな字幕が。
「5年後の1987年、彼は自分の会社を作り独立」
それだけならよかったものをその後
「現在、世界の金持ちの一人」←かなり意訳入ってます
って・・・!!!
結局、そーかよ。あんたたちの価値観は金だけか!
金持ちになりゃそれでいいのか!?
あまりに、昔ながらのアメリカン・サクセス・ストーリー的結末にげっそり。
というか、まだこれが通用するの~!?
何故私がここまで反応したか、訳がある。
ここ数日「オリーブの森で語り合う」という対談集を読んでいた。
これは「モモ」「果てしない物語」「ジムボタンの冒険」で知られるドイツ人作家
ミヒャエル・エンデと同じくドイツ人政治家、文化人との対談集。
経済・科学第一主義の次に来る私たちの未来について話されている。
今の経済成長・資源には終りがあって、それを世の中のトップは知っているのに黙認している。経済のシステムだけがどんどん加速し誰にも止められない。
ということが、なんと1982年に話し合われているのです。
ドイツ人、あっぱれ!!見直した~。さすが環境先進国。
とりわけアメリカ人が固執する石油は、50年後、またはもっと近い将来に枯渇すると
言われています。
それがトップだけの秘密ではなくなった今。
そんな今、経済がどんどん成長してそれによってどんどん幸福になれると
信じていた頃のアメリカン・サクセス・ストーリーがまたひとつ作られた。
鈍感すぎない?
それともこれは、最後のサクセス・ストーリーになるべく追悼の意を込めたオマージュなのか・・・
その証拠にこの話は1982年。さすがにアメリカ人もこの2007年を舞台にそんな能天気ではいられないだろう。
う~む・・・私ウィル・スミス好きなのに。
私のセクシー・ナンバー1は彼!朝起きて目覚まし時計を止め、シャワーを浴びるシーンがあんなに似合う男を他に知らない。あの匂い立ちそうな褐色の肌が・・・
いいわ~。
とにかく、サクセスといってもいろいろあるのに
結局は経済力=最大の価値のように演出された最後の字幕に
失望した。
これがなければ、もっとちがう意味でのサクセスストーリーとして観られたのに。
アメリカも本気で世界の未来像を考えたほうがいい。日本もね。
アメリカの衰退も遠くない?
そしてその次に来るのは・・・環境大国ドイツ?だったりして。
言葉の問題で、観るのはもっぱら分かりやすい映画ばかりになってしまいます・・・
去年から”プラダを着た悪魔””ホリディ”(キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ)などなど。ポップでしょ~
それはさておき☆
私はこの映画の最後がちょっと衝撃でした。
その前にちょっと大まかなストーリーを。時代は1982年。私が11歳の頃。
舞台はサンフランシスコ。
当時流行ったルービックキューブなんかも出てきて、懐かしい気持ちにされられます。
お話は、家賃もたまり生活に苦しんでいる3人家族がいてところから始まり。妻はこの生活に愛想を尽かしNYに行く決意。その際、夫は(ウィル・スミス)は3・4歳の息子は自分が育てるから置いていってくれと頼み、息子と二人の生活が始まる。息子のめんどうを見ながら職探し・アルバイト、その日の宿を求めさまよう日々。(こんな生活をしながらネクタイ・スーツ姿がばっちり決まってしまうのが不思議。)
そんな時、とある会社の面接が通り、研修を受けることに・・・
まぁ、それからは言わずと知れたサクセス・ストーリー。
これは実話をもとにしてあるそうだ。
確かに、いい部分もたくさんあった。息子とのやりとりは日本男児にも是非観てもらいたい箇所満載だし、サンフランシスコなだけに息子を預けている託児所を中国系の人が経営していて、それがリアルだったり。
最後に、こんな字幕が。
「5年後の1987年、彼は自分の会社を作り独立」
それだけならよかったものをその後
「現在、世界の金持ちの一人」←かなり意訳入ってます
って・・・!!!
結局、そーかよ。あんたたちの価値観は金だけか!
金持ちになりゃそれでいいのか!?
あまりに、昔ながらのアメリカン・サクセス・ストーリー的結末にげっそり。
というか、まだこれが通用するの~!?
何故私がここまで反応したか、訳がある。
ここ数日「オリーブの森で語り合う」という対談集を読んでいた。
これは「モモ」「果てしない物語」「ジムボタンの冒険」で知られるドイツ人作家
ミヒャエル・エンデと同じくドイツ人政治家、文化人との対談集。
経済・科学第一主義の次に来る私たちの未来について話されている。
今の経済成長・資源には終りがあって、それを世の中のトップは知っているのに黙認している。経済のシステムだけがどんどん加速し誰にも止められない。
ということが、なんと1982年に話し合われているのです。
ドイツ人、あっぱれ!!見直した~。さすが環境先進国。
とりわけアメリカ人が固執する石油は、50年後、またはもっと近い将来に枯渇すると
言われています。
それがトップだけの秘密ではなくなった今。
そんな今、経済がどんどん成長してそれによってどんどん幸福になれると
信じていた頃のアメリカン・サクセス・ストーリーがまたひとつ作られた。
鈍感すぎない?
それともこれは、最後のサクセス・ストーリーになるべく追悼の意を込めたオマージュなのか・・・
その証拠にこの話は1982年。さすがにアメリカ人もこの2007年を舞台にそんな能天気ではいられないだろう。
う~む・・・私ウィル・スミス好きなのに。
私のセクシー・ナンバー1は彼!朝起きて目覚まし時計を止め、シャワーを浴びるシーンがあんなに似合う男を他に知らない。あの匂い立ちそうな褐色の肌が・・・
いいわ~。
とにかく、サクセスといってもいろいろあるのに
結局は経済力=最大の価値のように演出された最後の字幕に
失望した。
これがなければ、もっとちがう意味でのサクセスストーリーとして観られたのに。
アメリカも本気で世界の未来像を考えたほうがいい。日本もね。
アメリカの衰退も遠くない?
そしてその次に来るのは・・・環境大国ドイツ?だったりして。