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二宮正治小説:心の旅路の果て:第45回

2014-11-08 08:39:58 | 日記

「必ず、かおるさんは反撃に出てくる。私が先に仕掛けよう」 

ひろ子は勝負に出る事にした。

 啓二には黙ってかおるを呼び出した。

そして単刀直入に、

「啓二さんは私のものです。納得してくれますよね」

 こう切り出したのだ。

この言葉を聞いたかおるの顔はこの世のモノとは思われないほどの恐ろしい顔になった。

「何をいきなり言い出すのです」

 かおるは物凄い形相でひろ子を睨んだ。

「啓二さんは私を好きだと言っている」

「うそばっかり」

「私じゃないとダメと言っている」

「作り話はやめて」

 二人は激しくにらみ合った。

 

*この物語は中井貴一、薬師丸ひろ子、杉田かおるをイメージして描いています。


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