子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

ついに赤ちゃんとご対面

2020-01-24 | 私と夫の高齢出産からの育児日記

会陰切開。やはりこれは避けられなかったか・・・。

お股を切られることにとても抵抗がありましたが、ちゃんと麻酔をしてからとのことだったので安心しました。

 

麻酔後、お股を切られる音がしましたが痛みはなく。

というよりも陣痛の痛みがすごすぎてそれどころじゃなかったのですが。

 

その後も助産師さんの誘導のもと、何度も何度もいきんだのですが、そのたび「いきみ方がうまい!!そうそう、上手よ!!」と褒められ苦しい中でも嬉しかったクマ子。

 

「頭がでたよ!!!」

先生がそう教えてくれたあたりから、クマ子は体力を消耗してもう何も考えられない状態。赤ちゃんは相変わらず心拍は下がらず、助産師さんたちを驚かせていました。

 

赤ちゃんがこんなに強い反面、母であるクマ子は衰弱しきっていました。

「母体に酸素マスクつけて!!!」

 

そう助産師さんが叫ぶ声が聞こえたな~と思っているとクマ子の口に酸素マスクがあてられました。

そっか、、、母体って私のことか

スーハ―スーハ―。

酸素がおいしい。

赤ちゃんが頑張っているのに母体の私がこんなことでどうするんだ

 

「ラストスパートよ!!いきんでーーーーーーー!!!!!!」

ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーー!!!!

 

助産師さんの掛け声と共に最後の力を振り絞っていきんだその時。

生暖かい塊がぬるっと股から抜けた感覚と同時に

 

おぎゃああああああああああああああああああ

 

元気な赤ちゃんの声が分娩室に響き渡りました

我が子が・・・

我が子が産まれた・・・

 

 

「クマ子さん、おめでとう!!元気な元気な男の子!!クマ子さんのお母さんを呼んで!もう中にはいってきてもらって大丈夫だから!」

 

分娩中は夫はもちろん、母や家族も絶対立ち入り不可にしてもらってたので、それがようやく解除され、助産師さんが母を呼びに行ってくれました。

 

おぎゃあああああ

ほぎゃああああ

おぎゃああああ

 

泣きわめく赤ちゃん。

 

「クマ子さん、お腹の上に赤ちゃんのせるよ、落ちないようにこうやって支えてあげて。」

 

そういって助産師さんが赤ちゃんをお腹の上にのせると、クマ子の手をそっと赤ちゃんに導いてくれました。

 

あたたかい、小さな私の赤ちゃん

全身真っ赤にして、お腹の上で泣き叫んでいます。

これが私のあかちゃん。新しい家族・・・

 

「クマ子、元気な男の子よ

気が付くと横に母が立っていました。

「おめでとう。クマ吉さんも東京から向かってる最中。夕方には着くってさ。」

でもまだクマ子は赤ちゃんを産んだ実感がなくて・・・。

 

「クマ子さん、会陰切開したので麻酔をして今から股を縫合していきますね。」

足元は当たりまえですがすっぽんぽんで、大量の血。そして先生は黙々とクマ子のお股を縫ってくれてます。お腹には赤ちゃんがのっていて、横には母が立ってその様子を見ていて。

 

お産の感動よりもそのシュールな光景が気になって仕方ない

クマ吉を立ち会わせずによかったと心底思った瞬間でした。こんな光景、血がだけなクマ吉がみたら卒倒してるところだったわ。

 

「それにしても、こんなに大声で泣くあかちゃんも珍しい。元気な赤ちゃんですね」

と、助産師さん。

 

「クマ子さん、おめでとうございます!!私、もう感激してしまいました!!」

頭側に立っていたスタッフ2名がそう言ってくれたのでそちらを見ると、この人達、助産師さんでもスタッフさんでもないぞ・・・。

ずっとうちわで扇いでくれてたけど、誰だ・・・?

 

「〇〇大学看護学部の研修生です」

 

なんだとーーーー??!!!!!!

 

じゃあクマ子が陣痛でのたうちまわってて気が付かない間に入室して分娩をしっかり見ていたのか!!!!!

は、恥ずかしすぎるーーーーー!!!

すごく叫んでしまったし、えらい顔でいきんでたし・・・

今、すっぽんぽんで血だらけの中お股縫われてるのも見られているし!!!!

 

しかし・・・

しかししかし。

赤ちゃんとは小さいものだなあ。

 

ふとお腹の上の我が子に意識が戻りました。

私が産んだのか・・・

よくテレビドラマやネットで、赤ちゃんを産んだ瞬間感激して、とかやってるけど、正直クマ子には今現在、それほど気持ちはこみあげてこず。

 

この子が我が子なのかまだ信じられない感じ。

とにかく、無事に出産できてよかった・・・。

 

今はただ、体力の限界を迎えて自分のことで頭がいっぱいのクマ子なのでした。

 

 



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