
年末に物を捨てた。
昨年は良く捨てた。
まずは衣類を山ほど。
それから古い雑誌や重複した楽譜。
紙類は文字通り山のようにあった。
アルバムや写真も捨てた。
家じゅうから不用品が出るもので
年2~3回は軽トラに積んで
処分しに行く。
しばらくはすっきりしたが
その気になって屋根裏部屋や
本棚を見ていると何かしら
あるもので。
今回は本。
本を捨てるのは忍びないが
これから先の人生で果たして
読み直すかと自問自答したら
「NO」という答えが返ってきた。
だよね、捨てようと思うまで
1分しかかからなかった。
「捨てちゃえ捨てちゃえ」という
本のタイトルに励まされた(笑)
何冊かは迷った。
もう一度読み直しても良くないか?
と。
もし読む羽目になるならば
どこからかやってくるだろうと
荒唐無稽な結論に至りまして、
軽トラに積んだ。
他に売り物のCDを100枚ほど。
ラジカセが滅びかけているから
CDの時代も終わりかけている。
心血を注いだCDだ。
買ってもらった方に申し訳ない。
安く売るなら捨てるのが良い。
まだ捨てるものがあるのか?
と家人がいぶかるくらいだったが
物は果てしなくあるがおかげで
本棚が1つ空いた。
就職した直後は欲しいものが
たくさんあった。
欲しい物とは当時、必需品だった。
ベッド、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、
こたつ、電話器も必要だった。
安い月給の中からひとつづ
揃えていった。
大体揃ったのは30歳。
オートロック、エアコン付きの
マンションに引っ越した時は
幸せだった。
アパレルメーカーで営業職から
小売り店で販売へ。
洋服を買うために頑張っていた
ようなものだ。
ブティック店長時代には
お金持ちのマダムを相手に
豊かな生活に憧れて頑張った。
その頃の物に対する渇望は
根深く私の中にあるけれど
「豊さ」に不慣れなゆえに
結果的に不要で陳腐な物を増やす
ことになる。
物には相応な値段がついているもので
安かろう=悪かろうだ。
痛い目に何度もあってやっと分かった。
物はそれほどいらないと。
究極的に物では幸せになれない。
パソコンやスマホで情報を得ても、
アルコールを摂取しても
ご馳走を食べても「後悔」する。
幸せにならない自分を発見する
ばかりだ。
じゃ何が幸せなんだろう?
つきつめたら、歌っている時間が
一番幸せかな。
物量と自分の内面の複雑さは
リンクしていると思う。
不安感を物で充足しているのだろう。
物をすっきりさせたら思考・志向も
すっきりするはずだ。
そんなことを思いながら
何足もある黒ソックスを整理。
同じに見えるけれど微妙に違う。
何足もある片方だけになった
ソックスを捨てて対にした。
その日のソックスを決めるだけで
数分かかっていたがこれで
すっきり&時短。
幸せな空間と時間を増やしつつ、
断捨離は続く。
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