相場三昧 マーケットウォーカー

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勇気と忍耐

2012-04-11 16:16:44 | 相場の張り方
久しぶりに 鏑木 繁氏の「相場の張り方」から

相場する人は、考えて考えて損をする。苦しんで苦しんで損をする。
なぜだろう・・・。

十転び、二十転びしてきて、ある時なんでもないものを見たり、聞いたり
してフッと「ああ俺は間違っていた」と気づく人は幸いである。
ところが、ナカナカそこまでは行けない。行けないのは、まだまだ転び
かたが足りないという見方もできる。

相場成功者といわれる是川銀蔵氏は「おれはこの齢になって、はじめて心を
お金に執着させず、無心に相場を張れるコツが判ってきた」とかなり高齢に
なってから洩らしている。
「ああ、俺は間違っていた」と、ある時、気づかれたのであろう。
氏は、相場で成功する秘伝として
・志を立てよ
・勉強せよ
・忍耐すること
・勇気を持て
・正道を歩め
と教えている。この中で忍耐することについて
多分これは、「誰もが、じっとしておれなくなる時がある、その中に自分
一人だけ動かずにいるのは非常に難しく、また辛いものである。しかし、
軽率に動くと失敗する」 これが忍耐である。

われわれ煩悩の多い凡人は、忍耐と言えば引かされた玉を持って日夜
後悔・我慢する状態を忍耐と思いがちであるが、そうではない。
忍耐にも質と次元があるように思う。
将棋の大山永世名人は、「忍耐とは忍耐していると感じなくなることである」
ーーと。
自分は今、忍耐しているのだという意識がある忍耐は、忍耐といえないと
いうのであるから、上質、高等の忍耐とはどのようなものか。



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