ー相場道の極意ー（全八十九章）

本間宗久　相場道の極意

☆第七十三章
　「勝ちに乗るべからず」

商い利運に向かう時、勝ちに乗るべからず。百俵上げ近き時は、唯無難に
取り留むることを工夫すべし。必ず強欲を思わず、無難に手取りして、
商い仕舞い、休むこと第一なり。


☆第七十四章
　「底値段見極むこと」

底値段を見極め買い出す時は、その間の高下に迷うことなく、立羽を極め、
百俵まで片買いと心得るべし。


☆第七十五章
　「我が一分の了見は禁物」

わが一分の了見にて商いすべからず。年中、三位の伝に引き合わせ、
上がるか下がるかをとくと考え、前広より、段々見合わせ、仕掛け置くべし。
買い方、八分の利なり。売り方、二分の利なり。


今日は原文で載せて見ました。


Mindi Abair True Blue

ー相場道の極意ー（全八十九章）

本間宗久　　　相場道の極意

☆第七十章
　「金沢山の時、米安きもの」

金が緩んでいる時は概して米相場は安い。これは米相場に対する思惑が
少ないからだ。逆に金融が逼迫している時は米相場に対する思惑が強く、
概して相場は高いものである。


☆第七十一章
　「もうはまだなり、まだはもうなり」

昔から格言が多く伝えられているが、このことば程、著名な言葉はない。
もう底だ、ここが買い場だ、と思う時は「まだ」であり、まだまだ騰がると
勇み立った時は、もう限界なのだ。（逆も、また真なり）


☆第七十二章
　「相場引き上げの心得」

強気で「買い米あり」すなわち買い玉を建てているとき、相場が思惑通り
騰がり、利が乗ってくると、天井を打つなんて考えなくなり、どんどん
買い上がり、天井近いところまで買ったところで急落、大損することになる。
思い上がって思慮分別を欠くことは心から慎むべきことである。
逆に下げ相場で、売り玉を利食うときも同じ心掛けが必要である。売り玉を
手仕舞う際は、「この相場どこまで下がるか判らぬのに・・・」という
気持ちになるものだし、上げ相場で手仕舞う時も「この相場なまだまだ
騰がるのに・・・」と思うもの。
ここが肝心で、前章で触れた「まだは、もうなり」をよく銘記したいもの。
　


Paul Hardcastle - Just Can't Understand

注目スケジュール（11/28～12/2）

今週のスケジュール

28日（月）
・米国サイバーマンデー（年末商戦のネット集中日）
・米国10月新築住宅販売（24：00）


29日（火）
・米国9月S&Pケース・シラー住宅販売指数（24：00）
・米国11月コンファレンスボード消費者信頼感指数（24：00）


30日（水）
・米国MBA住宅ローン申請指数（21：00）
・米国ベージュブック（1日4：00）


1日（木）
・米国新規失業保険申請件数（22：30）
・米国11月ISM製造業景気指数（24：00）


2日（金）
・7－9月期法人企業統計（8：50）
・米国11月雇用統計（22：30）



魂の相場道

　「一文惜しみは天底逃し」

（相場格言）　　

12月の変化日

12月の変化日


アストロロジー・・・14日（水）、22日（木）

月齢・・・・新月25日（日）、満月10日（土）

株、

12月の上昇確率は60.7％、過去10年間に限ると7勝3敗
と　上昇確率の高い月である。


過去10年は、年間で最も上昇確率の高い月となっている。
戦後来の確率においても1月に次ぐ2番目の上昇確率で強気になれる月と
いえそうだ。
過去の例からすると、12月・1月と上昇傾向の強い月が続くので
多少は長いスパンでホールドもありかもしれない。





Conversation Piece [DJ Kaori Remix] - Doberman inc

寒い。。。億劫

別に下げ相場で、飛んだって訳でもないんだが、久しぶりの更新です。

こう寒いと何をやるのも億劫で・・・（苦笑）。

そういえば、この「億劫（おっくう）」は一億回の劫のことで
劫とは囲碁のルールで、ざっくり言うと無数に多いという意味である。

古代インドでは距離を測る単位に「由旬＝ゆじゅん」というのがあった。
1由旬は牛車で一日行ける行程で、だいたい14.4km。
一辺の長さが1由旬の立方体をした城砦の中に芥子粒を山盛りにして、
百年に一粒ずつ取り出して全部取り尽くしても劫は終らなぬというのが
「劫」である。

「億劫」とは、どんだけやる気がないのかって話（笑）

まあ、ブログの更新も億劫っていうほどイヤでもないので（爆）
また再開します。


S.T.M - " Lady Jane feat. SAY "