goo blog サービス終了のお知らせ 

相場三昧 マーケットウォーカー

株・商品・FXマーケットに立ち寄る
SOUL, SMOOTH JAZZを愛するトレーダー

 

相場玄人の両建て

2012-04-12 14:41:19 | ツナギ
ツナギ売買について 林 輝太郎氏のツナギ売買の実践を紹介しているが、
鏑木 繁氏の「相場の張り方」の中にもツナギに関する記述があるので

商品先物取引は、始めに両建てありきである。しかし、なぜか両建ては
よろしくないという。これは多分、まったく相場を知らない向きが
両建ての両建てなどやって、損が大きくなったからであろう。
もうひとつは、商品先物相場をしたことのない人たちが両建ては悪と
思い込んでいるのかもしれない。

両建ては悪でも善でもない。単なる方法である。相場手段である。
テクニックというものである。
両建ては、昔から両損といわれるが、単純にこの場合、利があるほうを
食い逆境の玉を放置するから、とどのつまり損になる。

両建ての両得ということもある。相場玄人は、たいがいこのテクニックで
ある。この場合、相場を見る目があること。終局はナンピンのテクニック
を使う。

仮に安値Aに売りポジションがある。相場が上昇する。高値Bで両建てする。
(買い建てする)さらに上昇する。天井圏と思われるCでBを利食いする。
相場なお上昇する。高値Dで安値A売り数の3倍を売る。(ナンピン)
相場天井を打って下落する。A売りとD売りの平均値より落ちたところで
利食いする。
そんなに上手く行くか!?というが、玄人は大なり小なり「両建て」
「ナンピン」「乗せ」という三つの道具を上手く使う。勿論、両建ては
精神分裂みたいで気が悪いと言う人もいる。それは人それぞれの性格だ。

筆者が知っている八十翁の相場達人Y氏は「私は相場の尻尾につかまって、
ひたすらついていくだけで、様子が変な時はすぐ両建ての緊急避難を
するだけです}と言う言葉が今も強く印象に残っている。

宇多田ヒカル - Prisoner Of Love
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツナギ売買の実践 3

2012-04-04 13:44:58 | ツナギ
ツナギの失敗

空売り、
買って下がるよりも売って上がるほうが恐ろしいと言われる。
それは、慣れていないこと、値動きが荒くなっていること、売ることについて
基本的な勉強をしていないためである。
一般の投資家が、急騰した銘柄を「値惚れ」で空売りをして失敗する。
この場合の失敗とは、空売りした銘柄がなお上がるので恐怖心から踏んで
損をすることである。
一般の投資家では、やはり買いから入るのが普通なので、特別な投機的行為を
していると思いがちで、どうしても空売りをすると緊張をする。それがために
引かされると「失敗だった」という感じが増してしまう。
もし、現物を持っていてのツナギ売りであれば恐怖心など起きっこない。

すなわち、安値で現物を買い、急騰してゆく途中でツナギ売りをし(利益確保)
あと、現物を売り手仕舞いし(空売り玉が残る)、残った空売り玉で下げを
取る、となると上げは現物で取り、下げは信用で取るという投資家の夢を
実現することが出来るということになってくる。勿論、天井でドテン出来る
訳ではなく説明のように容易にできることではない。
ただ、空売り玉を恐怖心で踏んだ、というようなことと比較したら雲泥の差で
ある。



NO WAY 【HQ】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツナギ売買の実践 2

2012-03-23 13:53:46 | ツナギ
 ~うねり取り~

「ツナギによるうねり取り」は
「ツナギ売買の手法を利用して相場のうねり(リズム)を売りから買いに、
また買いから売りにポジションを転換させてゆくやりかた」なのである。
というと、ツナギを知らない人は、すぐ「買いから売りにドテンする」
「売りから買いにドテンする」と言うようにドテンドテンを繰り返して、
所謂 往復を取るのかと考えるらしい。
もちろん、結果的にはドテンしたことになるのだし、往復を取ることになる
のだが、底を狙ってドテン買い、天井狙いでドテン売り、というやり方では
なく、ツナギを利用してゆっくりとドテンして、その間、安全性を第一に
考えながら進んでいくやり方なのだ。

形式としては
商品 ・同銘柄の限月間のサヤを利用して
    ・異銘柄(同限月、異限月、異番限月)を利用して

株  ・同銘柄の信用取引を利用
   ・異銘柄の信用取引を利用

理解しやすいように少ない枚数で説明していこう
・1枚買った これが利益になった。
 利益確保のために売る、当然である。しかしこの時売る場合、手仕舞い
しないで「新規売り」としてみる。 (買い1-1売り)となる。
この売りの目的は「利益確保」である。
この場合、利益になったのだからと手仕舞ってしまうと「一区切り」になる。
それでは、これからの「仕事」ができない。その仕事は「利益増大」である。

あらゆる場合、ツナギの目的は、直接的には「利益の確保」である。そして、
手仕舞いしないで、新規の玉としたのは、これから一応確保した利益をさらに
増大させるためなのである。

AK-69 - HOLLYWOOD feat. TWO-J
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツナギ売買の実践

2012-03-22 14:05:29 | ツナギ
小さな記事で、林輝太郎氏が先月亡くなられたと・・・。

彼の書籍に出会わなかったら商品取引はやってなかったかもしれない。
私の持っている彼の本は10年以上前のものであるが、相場の本質を
捉えていて今でも十分に役立つ内容であると思う。

久しぶりに彼の本を読み返してみる。

 ~ツナギ売買~

・単発の売買
100円で株を買って200円になったら売る。すると持ち株はなくなる。
これで「ひと区切り」である。ひとつの商行為の終わりである。
これを「単純売買」あるいは「単発の売買」といっている。

・ツナギ売り
200円になった時に現物を持ち続けたまま信用取引で「売り建て」をする。
この手持ちと同じ銘柄を信用売りした状態を「現物ツナギ」「ツナギ売り」
という。

ツナギ売りの内容・目的について

・保険ツナギ
「これから値下がりするかもしれない」という心配に対して値下がりの
保険の意味でのツナギ売りで「保険ツナギ」と呼ばれる。

・利益確保のツナギ
騰がった時に売る目的の一つは利益確保である。
税金の関係・優待などで利益確定を先に延ばしたい時など。

・コストダウンのツナギ
手持ちの株を持ち続けながら200円で信用売りツナギを行い、次に150円に
下がったときに売り建てを手仕舞い50円の利益をえると持ち株はその
ままで手許に50円の利益があるから実質持ち株のコストが50円下がったと
考えることもできる。


TEVIN CAMPBELL-CAN WE TALK
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする