時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

鉄旅・青森行-16~寝台特急「日本海」撮影会?!@大阪駅+α 鉄旅・青森行完結

2012-06-08 18:25:33 | 近畿/日本
 前夜に青森を出発した寝台特急「日本海」は、無事に終着駅である大阪に到着しました。

 今回の旅そのものとしては、日本海の大阪到着をもって、その全行程を終了したこととなりますが、殆ど当然の成り行きとして、多くの鉄道ファンの方々に交じって、私もまたカメラ片手に、日本海の撮影に勤しんだのでありました!

 車庫へと回送していくまでの短いひと時の間、日本海が到着したホーム上には、名残を惜しむかのように多くの方々の姿がありました。

 「勤しんだ」割には、(力が入り過ぎて;)いい画像とはなりませんでしたが、この旅最後の日本海の撮影を終えると、一旦改札を出て、少し早めの昼食を摂って、青森行の旅行の〆としたのでした。

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 機関車(EF81)の停止位置には、黒山の人だかり…中々前の方へ進めなかったので、背伸びして手を伸ばして撮影してみました。

 少し上から見たような角度で、何とか納まりました(^^;



 ようやく前に出られたので、ここでも1枚。

 人が多いのと、停車時間がそれ程長くない(次の列車が割とすぐに到着)ので、慌ただしくなってしまい、大阪では同じようなアングルばかりになってしまいました…。



 客車側面の方向幕は、大阪到着後直ちに「回送」とされていました。

 屋根の辺り、かなり傷んでいますね。。。



 乗務員の方々も、お疲れさまでした!

 ホームに佇む、深いブルーの客車…夜でも昼でも、本当に旅情を盛り上げてくれます^^



 到着後7~8分程が経過…間もなく日本海は、車両基地へ向けて引き揚げていきます。
 カメラを構えた方々が、日本海を見送る為にホーム上で整列しているような感じで、黄色いラインの内側にズラリと居並ぶ格好になっていました。

 向かいのホームにも、多くの方々が日本海を撮影していました。
 …向かいのホームへ行った方が良かったかもしれません…;



 前日からこの日にかけての務めを果たした日本海が、多くの方々に見送られながら、車両基地へと引き揚げるべく、大阪のホームから動き始めました。



 最後尾の車両が目の前を走り去る頃には、かなりのスピードも出ていて、撮影者の拙い技量と相俟って、見事にブレブレな最後の1枚となってしまいましたorz
 …スピード感を出すために、「わざと」ブレさせた!ということにでもしておきましょうか…(||-_-;)

 私にとっては、これで定期運行の日本海の見納めとなりました。

 今回の「鉄旅・青森行」、ここに全行程終了です!

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 旅程自体は終了しましたが、この日はこの後の予定もない(帰宅するだけ)ので、日本海が走り去ったホームを、旅の余韻に浸りながらぶらつきつつ、正面に見えている、ホームを跨ぐ連絡橋にある改札へと向かいました。

 現在の大阪駅は、駅の南北を挟んで建つ2つの駅ビル間に渡した巨大な屋根が全てのホームの中央部分を丸ごと覆っている構造となっているので、このように頭上の空間が非常に広々としていて、気持ちが良いです。



 降りかかってくるような、大きな屋根の骨組みもまた美しさに一役買っています。

 この屋根は、東西約180m×南北約100m、最も高い所で高さ約50mにもなります。

 ホームで、この大屋根の下の部分は、当初それまであったホームの屋根を撤去する予定でしたが、横殴りの雨が降り込むことが判明した為、透明の屋根が設置されました;



 時刻は11時を少し回った頃となり、少し早いですが、お昼をいただくことにしました(^o^)
 時間はあるとはいえ、流石に長旅を終えて、梅田をウロウロする気力はなかったので、大阪駅のすぐ北側にある、JR三越伊勢丹10階の「グリル開花亭」で洋食をいただくことにしました♪

 開店直後で、店内はまだ空いていました。



 お昼時なので、もちろんランチのメニューを注文。
 まずは、ポタージュと野菜サラダ。

 この日の朝食は、日本海の車内での菓子パン2個だったので、実はこの時既に、かなりお腹が空いていました…;
 空腹に耐えてきた胃袋を、優しく馴らしてくれますw



 続いて、メインの登場!
 デミグラスソースたっぷりのハンバーグ&エビフライのセットです~(^-、^)
 写っていませんが、もちろんエビフライの為のタルタルソースも付いてきます。
 ポテトやインゲン(多分;←記憶がかなり薄れています)といった温野菜の付け合せも、美味しくいただきました!

 これとライスとで、程良くお腹も膨れて、いい気持ち~



 〆はデザート&コーヒーで。
 ケーキ&シャーベット&フルーツと、それぞれ小さいながらも3つ揃った、嬉しいデザート^^

 腹もくちくなると、これまでの疲れが噴き出てきたのでしょうか…トロ~ンとなって、これまたイイ気分。。。w

 ここで爆睡するわけにもいかないので;、コーヒーを飲み終えて、店を出ました。



 10階で一旦屋外へ出て、5階までダイレクトに連絡するエスカレータを使うと、足下に、巨大な屋根に覆われた大阪駅の構内が見渡せる眺めを楽しむことができます。

 正面が、大阪駅の南北連絡橋の上に設けられ、駅の南北両側を挟むビル間の行き来もできる、「時空の広場(ときのひろば)」で、その下に大阪駅のホームがあります。

 短い動画中で、ちょうど電車が右から入線してきた様子を撮影できました。
 大阪駅の規模も、大体お分かりになるかと思います。



 10階からのエスカレータが到着する5階部分も、JR大阪三越伊勢丹等との連絡通路で中空に渡してあり、そこからエスカレータを乗り継いで、時空の広場へと下りていきます。



 時空の広場、南側から北側を見上げています。
 正面に先程下りてきたエスカレータ2つが見えています。

 北側から降りかかるような大きな屋根は、低くなっている南側から見ると、更にすごい迫力をもって眺めることができます!



 時空の広場からは、大阪駅のホームを、すぐ足下に眺めることができます!

 左側の通路の下にもホームがあり、列車が停車していました。
 間もなく遥か札幌へ向けて旅立つ、「トワイライトエクスプレス」です。
 日本海の夕暮れ(トワイライト)を堪能するコンセプトの、豪華寝台特急列車です。

 定期列車ではないですが、かなりの頻度(臨時列車化された日本海よりも、遥かに多頻度です;)で運行される、チケットの入手も難しい人気列車です。



 大阪駅から東へと延びていく鉄路。
 私が今回日本海で辿ってきた、北陸や東北、そして、これからこのルートを逆に進み、青森から更に北へ向かい青函トンネルも通過する、トワイライトエクスプレスが目指す札幌も、このレールで繋がっています。

 この、「物理的に繋がっているけれど、あまりに遠すぎて今一つ実感の湧かない距離感」という、漠然とした感覚を、レールという形で具体視できるところに、鉄道の旅のロマンがあるのでしょうね。

 たくさんのレールが徐々に収斂しながら先へ先へと伸びていく光景をもって、遥か彼方に遠ざかった街・青森を今一度思い返しながら、この度の青森行の終幕としました。

 今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



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4 コメント

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Unknown (プー太郎)
2012-06-09 09:06:22
「日本海」外側もピカピカに磨かれていますね。
愛情をこめて綺麗にされた関係者の方たちに頭がさがる思いです。
埃だらけのイギリスの電車可哀想すぎます。
taろさんのレールという形をたどってロマンの世界へというコメントを拝見して、大英博物館に何年も通いつめているイギリス人の友人のことを思い出しました。
彼の計算によると後14回大英博物館に通うと展示されている全てのものを見終えることができるそうです。(展示されているものは博物館のコレクションのたった1%だそうですが)
彼の性格から推して1回につき6-7時間かけて見学しているのだと思います。
私にはただの古いコインとしか見えないものであっても彼にとってはそのコインは自分を歴史の真っ只中に引き込んでくれるロマンの世界なのですね。
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Unknown (タヌ子)
2012-06-09 09:10:10
多くの鉄道ファンに見送られて車庫に向かう日本海、定年退職の日を迎えた真面目な会社員みたいですね。
毎日会社に向かうことはなくなっても、顧問として時々必要な時に出社する。
日本海もそんな感じになるのですね。
大阪駅、立派ですね。
駅というより空港みたい。
トワイライトエクスプレスのスイートルーム、そこに住み着きたくなってしまうかも(笑)
『これぞ日本の洋食』のランチ。
ハンバーグはしっとりふっくら、エビフライはサクサクで美味しそう。
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プー太郎さん。 (taろう)
2012-06-09 18:39:45
改めて日本海の車両を見ると、確かに素晴らしいまでに磨き上げられていますね!
時には過剰にも思える日本人の潔癖症と、メンテナンスに携わる方々の誇りや、黙々と務めを果たす車両達に対する敬意や労りが並々ならぬものであることが分かります。
欧州鉄道紀行といったTV番組も好きで良く見ますが、国によって程度の差はあるものの、確かに車両は総じてかなりの汚れが目立つ車両が多いように感じられます;
日本と欧州では、汚れや車体洗浄に対する考え方が異なるのかもしれませんね。
大英博物館の膨大なコレクション、本当に圧倒されてしまいます!
プー太郎さんのご友人は、きっとコインを通して、それが流通していた当時の世界の様々なイメージを思い浮かべていらっしゃるのでしょうね^^
時や距離等が遥か手の届かないところの漠然としたイメージへと思いを馳せるのに、レールやコインが橋渡しとなることで、人はそうした実体物にロマンを感じるのでしょうね。
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タヌ子さん。 (taろう)
2012-06-09 18:57:24
長年にわたり黙々と役目を果たすべく走り続けてきた日本海の姿を、多くの人が擬人化して、人に対する敬意と労りの感情を持つのも、きっと自然な流れだったものと思います。
臨時列車となった今年のGW中の乗車記を綴られた、他ブログ様を拝見したところ、相変わらず駅では多くのギャラリー、乗客で車内も賑わっていたようで、これからも頼りになる先輩列車として、存続してもらいたいものです^^
大阪駅、別の駅であるかのように大きく生まれ変わりました!
広々としているし、良い感じに個性的なセンスが、私は気に入っています。
実は私、かなり以前に、幸運にもトワイライトエクスプレスのロイヤル個室で大阪~札幌を旅したことがあります(^o^)
洋食屋さんの料理は、美味しくてどこか家庭的なところが、病み付きになりますよね!
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