時には、旅の日常

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帰省を兼ねた賢島プチ旅-04~賢島→四日市 近鉄・観光特急しまかぜの旅

2022-11-03 16:01:51 | 近畿/日本
賢島での束の間の滞在を終え、四日市への帰路でも、近鉄のフラッグシップ観光特急しまかぜに乗車しました。

<<帰省を兼ねた賢島プチ旅-03>

同日中に、グレードの高い列車に複数回乗車する機会もそうそうないので、四日市で下車するまで、ワクワク感は持続したままでしたw
往路では急遽取りやめとなってしまった社内での食事提供も、帰路の列車では無事提供され、車内での食事も楽しめました♪

<観光特急しまかぜ>


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四日市への帰途に就きます。
乗車するのは、15時40分発の名古屋行の特急しまかぜ。

10分前に出発する一般的な特急と比べて、使用車両はもちろん、停車駅の少なさが際立ちます!



四日市までは所要1時間34分、107.4kmの道程です。
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車内からの展望性抜群な、おでこの広いw多面構成のフロントマスク…やはり格好いいですね!



名古屋行しまかぜの20分後、16時ちょうどに出発する大阪難波行しまかぜとのツーショット。
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左が私が乗車する名古屋行しまかぜ、右が難波行しまかぜです。
近鉄の看板特急2編成が揃い踏みの眺め…何というか、壮観です!



難波行しまかぜの反対側には、ホーム1つを挟んで、名古屋行しまかぜの10分前、15時30分発の名古屋行特急が出発を待っています。
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様々な特急が勢揃いする賢島駅、流石は観光地・志摩の玄関口のターミナル駅です。

しまかぜよりも10分早く出発するこの特急、しまかぜより7つも多い停車駅に停まりながらしまかぜに追いかけられ続けますが、賢島出発時の10分差を3分縮められた7分差で、終点の名古屋まで逃げ切ります。



賢島駅で出発を待つ、近鉄特急3列車、揃い踏みの図。
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3列車全てが6両編成で停車位置がほぼ揃ったので、横一線に並ぶ、奇麗な眺めとなりました!
緩やかにカーブする賢島駅のホーム、旅情を掻き立てれます。



先頭の1号車の車内。
最前列の座席に座ると、このような展望を楽しめるのですね。



カフェ車両の手洗いは編成ごとに違えてあるようで、京都からの往路のしまかぜでは黄色の壁面でしたが、今度のしまかぜは緑色でした。
黄色では明るい陽光の下のような雰囲気が、緑色では森の中にいるような落ち着いた雰囲気に。

客室内もそう思いましたが、近鉄は間接照明を巧みに生かした雰囲気づくりに長けていますね。



2階建てのカフェ車両、往路では2階席を利用しましたが、今度は1階席にしました。

開放的で展望を楽しめる2階席に対して、1階席は隠れ家めいた落ち着きのある雰囲気。
椅子もどっしりしたソファで、ゆったり寛いだ気分で食事を楽しめそうです。



目線の高かった2階席と比べて、1階席はこのように、ホームの床面が目線の高さとなります。
思っている以上に、地上スレスレの高さの所に座っているということが、よく分かりました;;



伊勢の地サイダー?、エスサイダーで喉を潤します。
明治の頃より、伊勢で作られていたエスサイダー、砂糖のみの甘みでスッキリ爽やかな喉越しです。

ラベルも、明治の頃のデザインを復刻したそうです。
そういえば「ーダイサスエ」と、右からの表記となっていますねw



この列車では、無事食事にありつけました!
その食事は、松阪牛カレーにしました(^г^)
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柔らかくてコクのある、松阪牛が美味!
ゴージャスな観光特急でいただく、リッチなカレーでした。



カレーを食している間に、列車は賢島を出発しました。
地表を滑るように流れる、スリリングな眺めを楽しみながらの食事も、乙なものです♪

賢島発では、カフェは出発前からオープン。
混雑を避けるため、早目にカフェを利用するのもいいですね。



食事を終え、カフェ車両から自席へと移動します。
後ろから2両目の5号車には、賢島出発時には、1人も乗車していませんでした。

無人の車内を通り抜けて、最後部の6号車へ。



伊勢志摩へのプレミアムな旅を楽しむための列車だけあり、デッキ天井もセンスの良いデザインに纏められています。

編成両端の1号車と6号車は客室床面が約70cm高いハイデッカーのため、デッキから階段を上がり客室へと入ります。



賢島駅停車中に先頭車両からの移動中で、カフェに立ち寄ってしまったため、一番後ろの車両の自席へ着席したのは、賢島出発後30分近くも経過した後となりました。

編成最後部となる6号車も、賢島出発時点で乗客はわずかに数名…予約時のシートマップではほぼ満席に近い状況だったので、意外な程の空き具合でした。



前方から迫る風景を楽しめる先頭車とは逆に、最後部の車両からは後方へ流れ去る景色を眺めることになります。

因みに、一番後ろの座席も、進行方向へ向けてセットされていました。



賢島→四日市のチケットレス特急券。
京都→賢島よりも距離が短い分、所要時間も短く、料金も若干安くなっています。

オンラインでのチケットレス購入では通常ポイント10%還元のところ、ちょうどキャンペーン中で倍の20%還元となっていたので、往路の京都→賢島分と合わせて、ポイントがガッポリ貯まりました^^
近鉄さん、ありがとうございました!!



本革張り、電動リクライニング装備の、すこぶる快適なプレミアムシート。
ハイデッカーと肘掛け下まで及ぶ広い窓のおかげで、車窓からの眺めも素晴らしいワイドビューを満喫できます。



トンネル走行中は、一気に夜汽車の雰囲気に!
白いシートが周囲の暗い色調とのコントラストで浮き上がるような、幻想的な車内となります。



2つ目の停車駅、鳥羽で車内は3分の1程が埋まりました。
鳥羽から次の停車駅、伊勢神宮外宮にも程近い宇治山田に近付いてきました。

宇治山田へは、鳥羽から10分程で到着します。



しまかぜは、伊勢市内で宇治山田と伊勢市と、わずか600mしか離れていない隣同士の2駅に連続して停車します。
両駅共に、伊勢市のターミナル的存在で、伊勢神宮の外宮は徒歩圏内、内宮へのバスも発着します。

両駅に停車後、車内は一気に満席となりました。
伊勢への観光客が、殊の外多いのですね…少し驚きました。

伊勢市を出発すると、しまかぜは四日市までの約70km、49分の道程をノンストップ。
三重県の県庁所在地の代表駅である津駅も含めて、途中の駅は全て通過します。
撮影し忘れましたが、しまかぜ記念乗車書ももちろん、往路同様いただいております。



伊勢市を出発してしばらくすると、車窓には田園風景が一面に広がります。
この田園風景の中をしまかぜは、放たれた矢の如く駆け抜けていきます。



やがて、四日市・名古屋方面へと向かう名古屋線と大阪・京都方面へと至る大阪線との分岐駅である、伊勢中川を通過。
線路が複雑に渡り合うポイントをゆっくりと進んで、名古屋線へと進入します。

SHIMAKAZE_Channelのライブ映像を、帰路のしまかぜでも楽しみました。



伊勢中川までは西を向いて走行してきましたが、名古屋線へと入ると進行方向を北へ変え、一気に120km/h近くまで再加速。



大阪線と別れてすぐ、雲出川(くもずがわ)を渡ります。
時刻は16時30分を過ぎ、車窓風景にも夕方の風情を少しずつ感じられるようになってきました。



三重県北中部に広がる、伊勢平野を快走します。
西側の車窓には、うっすらと鈴鹿山脈の山並みも眺めることができました。



鈴鹿川を渡ると、四日市到着まであとわずか。
石油化学コンビナートの向上や煙突も見えてきて、四日市への接近を実感します。



定刻の17時14分、しまかぜは四日市へ到着しました。
帰省を利用しての、楽しかった賢島立ち寄り小旅行も、ここに終了です。

四日市での降車扉の側の関係で、列車の西側の方向を撮影しましたが、四日市の中心市街地は反対側の東側であることを、四日市到着後に思い出しました;;



束の間の停車の後、終点の名古屋まで再びノンストップのラストスパートにかかるしまかぜを、見送ります。

反対側のホームには入れ違いに、鳥羽行特急アーバンライナーが到着しました。
近鉄では、本当に色々な特急型車両が活躍していて、見ていても飽きませんね。

日帰り行程の駆け足で巡った賢島でしたが、遊覧船から海を眺めたり、美味しい海の幸を堪能できたりと、短い滞在時間の中で充実度をギュッと濃縮できた小旅行でした。
京都からの往路と四日市への帰路とで、2回乗車できたしまかぜも、長期にわたり高い人気を維持している理由を実感した、とても快適な乗車体験をできる列車です。
是非またしまかぜ乗車から堪能して、伊勢志摩をノンビリ巡る旅に出たいものですね。

<帰省を兼ねた賢島プチ旅 了>



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