時には、旅の日常

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京都 老舗料亭のお弁当 ②~西陣魚新「京弁当」

2021-03-14 16:26:16 | 京都
 京都の老舗料亭の美味しい技を手軽に楽しめたことに味を占め、再び別のお店のお弁当をいただきました。

 今回のお弁当は、山海の幸がタップリ詰まった、素敵な逸品!
 ボリューム的にも申し分なく、美味しく満腹となりました。

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 包みにも上品な雰囲気を纏った、老舗料亭のお弁当。
 京都の街中、西陣に店を構える「西陣魚新」の「京弁当」です♪

 江戸時代末期の1855年(安政二年)、それまで東山五条に店を構えていた酒造・醤油商が西陣へ移り、料理屋を開業。
 公家が嗜んだ「有職料理(ゆうそくりょうり)」を、今日に伝える老舗です。
 大正天皇、昭和天皇の大礼の料理(即位大饗の宴)を担当し、上皇陛下が天皇であられた平成の御代には、京都御所で1990年に催された茶会も担当したそうです。

 ジェイアール京都伊勢丹の地下食品売場でも、お弁当を販売しており、今回はそちらで事前予約で取り置いてもらいました。




 包みを解くと、お品書きやお手拭きに割り箸等が、品よく纏められていました。

 お弁当の雰囲気に感化され?!、それらのものを品よく取って纏めようとしましたが、弁当箱の周囲に見事に散乱…;;
 かなり無理のあるトリミングで、誤魔化しました(爆)




 箱の蓋を開けます…「素晴らしい!」の一言(^г^)
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 彩りも豊かな山海の恵みが、弁当箱一杯にギッシリ!!
 有職料理をアレンジしたと思われる、なんとも上品なお弁当ですが、お腹一杯になれそうなボリュームもしっかり確保されている迫力も感じさせてくれる、嬉しい逸品です。



 野菜、肉、魚、玉子…と、品数豊かに弁当箱を彩ったおかず達。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 それぞれ個性のある食材の風味を確かめるように、一品ごとに美味しさを楽しみながらいただきました^^
 南瓜や小芋の煮物に鱒の西京焼き、出汁巻き卵等々、好物でも家で普段作っていなかったので、久々に美味しく味わえて、嬉しかったです。



 おかずに劣らず、ご飯の方もボリュームたっぷり!
 ちらし寿司と鯖寿司との、美食コラボ!!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 ギッシリな錦糸玉子の絨毯上に、数の子やイクラに蟹の身が載っている、ゴージャスなちらし寿司。
 鯖寿司も、しめ鯖の旨みをしっかりと堪能しました。
 もちろん鯖の上の茗荷も、美味しくいただきました。

 …こうして、この極上京弁当も、目出度く完食。
 目も舌もお腹も皆大満足しての、美味しい完食です!

 おかずにあった黒豆松葉やちらし寿司の数の子など、おせち料理をいただいているような気分にもなれた、西陣魚新さんの京弁当。
 普段は触れることのない、老舗料亭の伝統の技量をリーズナブルに垣間見、感じることのできる、素敵なお弁当を、ご馳走さまでした。



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