時には、旅の日常

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2016年末 東京&北陸旅-09~氷見線の車窓風景 立山連峰

2017-03-16 07:39:39 | 中部/日本
 氷見から京都への帰途は、まず氷見駅からJR氷見線に乗車して、高岡を目指します。

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 氷見を出発した列車は、終点の高岡まで、20km足らずの距離を30分程掛けて、ノンビリと走ります。
 ミニローカル路線の氷見線ですが、途中の雨晴付近では、車窓いっぱいに富山湾の眺めが広がる、美しい風景を楽しむことができます。

 この日の朝には拝めなかった、富山湾越しの立山連峰の眺めを、車窓から捉えることができることを期待しながら、列車に揺られていました。

 記事中、最後の画像以外の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。


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 心ゆくまで氷見牛サーロインのランチを堪能した、「食べ処 たなか」から、食後の腹ごなしも兼ねて歩くこと約15分、氷見駅へ到着しました。
 この日の早朝に雨晴へ赴いた時と同様に、この駅から、氷見線の列車に乗車します。

 12:44発の高岡行の列車が、ホームで出発を待っています。
 今度の列車は、2両編成。
 後ろの車両は、ラッピングが施された、「忍者ハットリくん列車」でした。
 氷見市出身の漫画家、藤子不二雄Ⓐ氏に因んだ「忍者ハットリくん列車」、忍者ハットリくんの声と口調で、車内の案内放送(停車駅や沿線の案内、注意事項等)を行ないます。



 氷見を出発して2駅目の、雨晴。
 今度は列車を降りずに車内から、車窓を流れ去る雨晴のホームを、眺めます。

 この日は朝から、雨が降ったかと思えば、青空が見える…といった、不安定な空模様。
 ホーム越しに見えるまでに近付いてきた、富山湾の水平線上には、虹も見えていました。



 雨晴を出発すると、すぐに車窓からの視界には、富山湾が目の前いっぱいに広がります。

 早朝には、ギャラリーで埋め尽くされていた波打ち際も、昼過ぎともなると、だいぶ人の姿も少なくなっていますね(早朝と比べて、ですが)。
 富山湾越しに見えている雲がなければ、立山の峰々がそこに見えているはず…今回は、立山の眺めは、お預けか…とこの時、半ば諦めかけていました。



 岩礁には、たくさんの鳥さん御一行が、羽を休めていました。

 水平線上には、まだ虹が、クッキリと見えていました。
 思っていた以上に広々と開けていた、富山湾の雄大な眺めが、車窓を流れていきます。



 女岩のすぐ近くを、緩やかにカーブ。

 カーブによって、見えている角度が少しずつ変わるにつれ、女岩の姿もそれに合わせて、徐々に変化していきました。
 それにしても、女岩は、潮が引いたら、地続きになりそうな位、岸から近い場所にあったのですね。

 冬の日本海にしては珍しく?、穏やかに凪いでいた、午後の風景です。
 そういえば、この旅の間、氷見では雪に全く見舞われませんでした。



 海岸に沿って、列車は微妙に進行する方角を変えていき、視線を進行方向へ遣ると…!!
 立山連峰を覆っていた雲の連なりが、ちょうど途切れた辺りから、剱岳のみが、その秀麗な頂を露わにしていたのでした!

 慌てて、コンデジを構えて、剱岳の威容を激写w
 辛うじて、その姿を捉えることができました。



 先程の女岩に対して、こちらは男岩。
 女岩よりも、少し沖合に浮かんでいます。

 左側の、低くなっている辺りに、人影らしきものが、見えていますね。
 船で送ってもらったのでしょうか…どのようにして男岩へ上陸したのか、謎です。



 雨晴の次の駅、越中国分へ近付くと、立山連峰の峰々が、剱岳以外にも、姿を現し始めてきました!

 列車から眺める立山連峰、もっとも目を引くのは、やはり一段高く聳える、標高2,999mの剱岳ですね。
 その名のとおり、空へ向けて突き出された劔のような、険しい頂は、男性的な荒々しさを感じます。
 剱岳の右に連なる峰々の、雪に覆われた純白の装いも、美しい眺めでした。

 手前の岸壁に据えられているクレーンが、自然と人工物との対比で、いいアクセントとなっていますね^^



 ズームで引き寄せると、一層の迫力で、圧倒的な存在感を誇る、立山連峰。
 その豪放な感じと美しい姿との、絶妙な調和のとれた風景は、何度眺めても、感動を新たにします!

 本当に、剱岳周辺「だけ」が、雲が途切れるという、予想だにしなかった僥倖…お天道様には、大感謝でしたね(^o^)



 午後の陽の光を浴びて、美しく輝く立山連峰。
 越中国分に到着する直前までの、列車が海辺を走る区間ギリギリまで、奇跡的に垣間見ることのできた絶景を眺め続けていました。

 この後、間もなく越中国分へ到着。
 列車は海から離れて、高岡の街へと、進んでいきます。



 12:44に氷見を出発して31分後の13:15に、列車は終点の高岡へ、到着しました。

 越中国分の次の伏木から高岡までは、停車駅毎に車内の賑わいが増し、高岡では大勢の人々が、下車していきました。

 乗車時間30分程のミニ路線ながら、天気が良ければ、海越しに3,000m級の山々を見渡すという貴重な絶景を、車窓から楽しむことのできる、氷見線の旅。
 諦めかけていた素晴らしい眺めを、最後の瞬間に満喫できて、ホクホク気分で降り立った、高岡の駅でした♪

 高岡で氷見線から、あいの風とやま鉄道へ乗り換えて、金沢へと向かいます。

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