日韓往来 [Journal Korea]

いま・ここ・実感から=はらだブログ
「現在──過去・未来」

滑走路に軍隊-ソウル1984/2007

2007-11-18 17:32:44 | 日々
■1984.12

▽金浦空港──塹壕に軍隊が
 1984年の暮れ、はじめての外国、韓国に入った。国際空港は金浦。着陸して気づいたのは、滑走路の脇にみどりの小山が見える。よく見るとそれは緑のネットで、下には掘られた塹壕に軍人が機銃を構えて並んでいた。初めから政治情勢、体制を見ることになった。出入国管理の職員もきわめて偉そうで、微塵も愛想はない。たしかこのころ、為替レートは100円が400ウォンだったか。
 当時、成田空港も反対闘争があって、警察機動隊がものものしく警戒し、構内に入る検査も厳重。それはいまも続いている。

▽ソウル市内へ
 冷えた夜だった。空港からどう市内に入るか。路線バスに乗り込んだ。空いていたせいもあってややがたがた。
「延世大学(校)の病院に行く」という空港警察の男との話が、韓国で初めての会話だった。

■2007.1~3

▽金浦空港──何となくさびしい
 仁川国際空港ができてしばらくは成田─仁川を使ったが、チャーター便として羽田・金浦線ができて、最近はずっとこの路線になった。都内・羽田はもちろん、金浦も仁川より市内に近い。しかしかつてのメインの国際航空当時よりなにかさびしい。もっとも羽田・国際ターミナルも仮住まいのさびしさがどこかににおっているから、あいこだ。金浦空港の警備、軍警察は最近でも、時に機関小銃を肩にして巡回している。

▽市内へ
 タクシーでいうとソウル市内中心部に入るのに金浦が2万5000ウォン、仁川だと4万ウォンくらいになる。為替:一時円は12倍くらいにいったが、いまは7.5倍くらい。ウォン高が進んだ。と同時に、ものの値段があがっている。
市内へは、地下鉄駅もできているが、国際ターミナルからは乗るまでにかなり移動する。




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