日韓往来 [Journal Korea]

いま・ここ・実感から=はらだブログ
「現在──過去・未来」

韓国ドラマ「朱蒙(チュモン)」

2007-10-28 01:33:26 | 日々
この夏、フジ系で放送された韓国テレビドラマ「朱蒙(チュモン)」を見ていたら、24回でぷつん。第一期放送なんだそうで、その後またBSフジで後続回がつづいている。

韓国MBCで放送、人気を呼んだ。地上波フジに来たら、午後の2時過ぎから3時、月─金毎日という集中放送という好都合さ。もらさず(録画で)見ていた。しばらく続きをBSフジで放送して、また地上波に持ち込むらしい。何しろ好評のため韓国で予定より20話ほども増やして、全80回超になっている。韓国では週2回放送とか早いが、日本流に週1放送だと2年にまたがる。フジは集中放送で分割放映か。

扶余(プヨ)国の王子として育つが、亡命し高句麗(コグリョ)を建国し初代高句麗王・東明聖王(トンミョンソンワン)となる朱蒙(チュモン)。建国神話的、権謀術数、戦い、恋物語のドラマとして展開している(これまでみたところ。もっとも高句麗過大評価、新羅過小評価という「歴史」問題の指摘も韓国で起きている)。
勝手ながら、韓国の人たちが「民族の起源と誇り・自尊心」気分で絶賛したのがわかる気がする。おまけに、中国から「高句麗は中国史のうち」のような発言があって、ますます火がついた。一線をつらぬく朝鮮「民族心」の行方、その不幸、浮遊、集中、結実…がドラマにひきつけているようだ。
▽朱蒙(チュモン)
 ★★★★☆

三韓─三国(高句麗、新羅、百済)─新羅─高麗─朝鮮─(解放後)と粗っぽく理解していたのが朝鮮史。「朱蒙(チュモン)」ではさかのぼって、中国・漢と軋轢を重ねる「古朝鮮、扶余」あたりからのドラマ。韓国の人たちの「気分」を憶測しながら楽しめる。(李成桂・朝鮮と区別して古朝鮮とするらしい)
そういえば、ドラマ「大長今(宮廷女官 チャングムの誓い)」にも、中国・明の力や倭寇、倭軍がひどい荒くれ者として出ていた。
▽大長今・宮廷女官 チャングムの誓い
 ★★★★★

韓国・朝鮮では「檀君神話」「檀君朝鮮」─紀元前2300年以上からの「檀紀」を刻んでいる。戦後・解放後、1960年代までそれを年号にしていた。新聞「朝鮮日報」も、西紀(西暦)のあとに檀紀年号を載せていた。(いまも?)
*お断り 歴史についての詳細、正確さについては不安です。別の資料をあたってください。



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