ヘレネHelene

ヘレネは大きさ36×32×30kmと小さな衛星です。
1980年に、P. Laquesらによって発見されました。
ヘレネは比較的大型の衛星ディオネと同じ軌道上の、ディオネの前方60度のところを公転しています。
惑星の周りを回る衛星の60度前方と60度後方はそれぞれL4点、L5点と呼ばれ（5つのラグランジュ点の中の2つです）、ここにある物体は安定して軌道を維持することができるという性質があります。
L4点やL5点にある衛星のことをトロヤ衛星と呼ぶことがあります。
また、探査機カッシーニの観測によってL5点に位置する衛星ポリデウセスが2004年に発見されました。
探査機ボイジャーによってヘレネがいびつな形をした衛星であることは分かっていましたが、その表面の地形などは全く分かっていませんでした。
やぎが独自に作成した画像では、ヘレネの表面は比較的平らで、テレストに似ていることが分かります。

以下はやぎが独自に作成したヘレネの画像です。

オリジナル画像No.167
オリジナル画像No.37
オリジナル画像No.25
オリジナル画像集#10