「はやぶさ」帰還まで13日

日本の小惑星探査機「はやぶさ」は、本日午前9時の時点で地球から578万9410kmに迫っています。
5月27日に軌道修正マヌーバTCM-2を完了しましたが、当初の目標軌道であった高度200kmを通過する軌道を見直し、高度630kmを通過する軌道を目標に軌道修正が行われたということです。
これは、今後の軌道修正の際に、探査機の姿勢についての制約をできるだけゆるくしておくためのようです。
エンジンの推進力や、実際の探査機の軌道の分析結果を見ながら、今後も小さな変更はあるかもしれませんが、要するにより確実な方法を探りながらの運用ということです。

着陸予定地のオーストリアに入った先発隊が、副虹つきの虹に出迎えられたということで、公式ブログではいい兆しとみているようです、
運用チームがベストを尽くしているわけではありますが、最後の最後にはそうした運であったり、みんなの願いや念であったり、そうしたものが成否を左右するのではないかと、非科学的ですが、そんな風に思ってしまいます。