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Festina Lente

ゆっくり急いでまいります

スペイン紀行・・・グラナダ国際音楽舞踏祭観覧記第1夜

2009年08月27日 | スペイン旅行
音楽ファンのみなさま、お待たせいたしました。

やっと、グラナダ国際音楽舞踏祭のレポートをアップです。
ちなみに、「第1夜」というのは、僕たちが観た第1夜ということで、音楽祭自体は、6月の終わりから始まっていました。
ロンドンシンフォニー&バレンボイムなんかも来てましたよ。



写真暗くてごめんなさい。

地元の人々がおしゃれをして三々五々集まってきます。夜の10時過ぎです!



↑の建物が「カルロス5世宮殿」です。外側は、四角い建物なんですが、実は、円形の野外劇場の周りを、四角い壁が取り囲んでいるだけで、天井はないのです。



内部は先に述べたとおり青天井なんですが、かなり蒸し暑く、僕もジャケットを持っていったのですが、結局暑くて着ていられませんでした。

コンサートの概要がHPに載っていたので翻訳いたしました(かなりいい加減ですが・・・)以下ご参照ください。

これを書いたのは、誰だか定かではありません。ことによると、このコンサートの指揮者かもしれないです。


『グラナダ出身のソプラノ、マリオラ・カンタレーロが出演します。
いかにもアルハンブラ風のグラナダにマッチした歌と演奏です。
国際的なベルカントのスターに、グラナダ市立オーケストラとコーラスがスタンバイしています。コンサートは、イギリスの有名なデイヴィッド・パリーの演出で、Foudation Rural Box、クラシックRNEラジオとUERの提供でお送りいたします。

今夜のプログラムは2部に分かれています。ひとつは、オリエンタルな、ロマンティックな和声の作品を集めたものです。そして、もうひとつは、北ヨーロッパ的に思える作品を集めました。こういうわけで、コンサートは、いまでもCMや映画やテレビで盛んに使われていて、皆さんよくご存知の、ロッシーニ作曲「ウィリアムテル序曲」から始まります。また、ベルカント低迷の時代の最後の代表者のうちで、今でも続いているのはロッシーニのスコアなのです。それは、私がTeti(コンサートマスター?)に渡したカンタータである、Him nozzeの中に含まれている、コーラス付きのアリア、「Ah、non potrian resiteres」についてのものです。そして私は、その音楽家が、後のフランス王シャルル10世の息子であり、ナポリ王フェルディナンド4世の祖父でもある、ベリー伯の婚礼のために書いた、「私は戦う」もスコアを渡しました。

今夜のコンサートの2番目の作曲家については、マリオラ・カンタレーロは、故郷「グラナダのために」ある解釈を加えようと決心したようです。それは、「Ruperto's Moorish Fantasy Chapí」を構成した最もエレガントな試みのうちのひとつです。しかしながら、ドニゼッティによるグラナダでのAlahorを聴くとわかるのですが、その音楽の中のオリエンタルなアンダルシア風の以下の楽曲が注意深い技法で唄われているのです。そして、このコンサートの前半部は、ビゼーの「アルルの女」とベリーニの歌曲で締めくくります。

休憩の後、そのグラナダ出身のソプラノは、パリーの演出とともに、オペラのベルカント唱法を駆使して、正統派の歌唱を披露します。それは、スコットランドの湿った大地に私たちを誘います。最初の三つの曲はそこで作られました。また、言葉のうえからも、地図の上からも少しかけ離れた場所へ私たちは連れて行かれます。それは、ヴェルディの有名なオペラ、「椿姫」をコンサートの終わりに選んだからです!
今夜は、マリオラ・カンタレーロ、グラナダ市立オーケストラとコーラス、同じくグラナダ出身のテノール、パブロ・マーティン・レイエスによる素晴らしいコンサートを楽しむ最高の機会となるでしょう。』


ところどころ意味不明の箇所がありましたがどうぞご容赦ください。





ソプラノ本人によるベリーニの歌曲です。当日も唄われました。







椿姫のこの曲も当日歌われました




オーケストラは、うちの奥さんが言うには、かなり適当だったようですが、僕はとっても楽しめました。「ウィリアムテル序曲」とか、「ファランドール」とかが演奏されて、とっても面白かったです。コンサートの途中から薬の効き目か、片頭痛もほぼ治まって、楽しく聴くことが出来ました。

マリオラ・カンタレーロというソプラノ歌手、コロラトゥーラが上手で、唄もルックスも、とても迫力ありましたが、実はかなり若くて、地声が笑っちゃうほどに、とっ~てもかわいかった!!!

笑っちゃうと言えば、曲の終わりに、最後一旦ポーズして、そして華やかにエンディングという曲がありますよね?その、ポーズのところで、爆発的なクシャミをしたおじさんがいました。まるで、ドリフのコントみたいです(~o~)


かわい~い声で「最後にグラナダゆかりの曲をやります」みたいなMCがあって、カスタネットを自ら演奏しながら歌いました。ジプシー風でとっても良かったです。

おそらく、↓この曲ではなかったかと思います。





コンサートが終わったのは、なんと二時近く!!!
3時間以上やってたことになりますね。かなりびっくり!!!こっちの人はパワフルですね。あんたら明日の朝仕事ちゃんといけるのかね???

アルハンブラ宮殿がライトアップされてたので、撮りました。

明日は、いよいよこの中に入ります!!!それから、コンサート第2夜もありますよ!!!

乞うご期待!!!
コメント (6)
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フランス絶景Best50&スペイン・ポルトガル絶景Best30

2009年08月19日 | スペイン旅行
今週の日曜と月曜にBSでやってました。


フランス絶景Best50はこちら


スペイン・ポルトガル絶景Best30はこちら

ちなみに、フランスの絶景第一位は、「モンサンミッシェル」で、スペイン・ポルトガル絶景第一位は、「アルハンブラ宮殿」でした。

夫婦で、「ここ行ったよね~!!!」とか、「ここ絶対行きたい!!!」とか、大騒ぎでした。

僕はやはり、フランスなら「モンサンミッシェル」に行きたいです。あと、「カマルグ」という、湿地帯に行きたいです。

ポルトガルでは、ラリックの「トンボの精」を所蔵している、カルースト・グルベンキアン美術館に行きたいです。リスボンにあるらしいです。

スペインなら、バルセロナにもう一度、あと、マドリードかな。
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スペイン紀行・・・グラナダ灼熱地獄の巻

2009年08月08日 | スペイン旅行
さて、パラドールに着いて、もう12時半をまわっている。お昼ご飯をどこかで食べなきゃならなくなりました。ここで、おとなしくパラドールのレストランに行けばよかったのですが、うちらへそ曲がりは、外で食べるべく、近くの適当な土産物屋にでもいこうと外へ出ました。



外は、「油照り」(歌舞伎の「夏祭浪花鑑」みたいな)というのがぴったりの灼熱地獄。でも、東京ほど湿度がないので余裕だと思ったのです。しかも、木陰を選んでいけば大丈夫、なんて思っていました。



よかったのは、途中まで。途中から、木陰もなくなりました。ちょっとそこまでのつもりだったのですが、道を間違えてしまい、近くの土産物屋とは反対方向に歩いていってしまいました。

スペインを代表する音楽家、ファリャの家を横目に見ながら、太陽熱であつ~く熱せられた石鍋の底のような旧市街まで、どこまでも歩いて歩いて歩いて・・・。

しかし、お昼過ぎのグラナダ。誰も歩いてません。猫さえ歩いてませんもの。そりゃそうだ、こんな石鍋の底みたいになってる中を歩くなんて、「酔狂」としかいいようがありません。日陰を歩こうにも日陰自体が全くない、石畳と石造りの建物の間の路地を行く当てなくさまよう変な東洋人2人連れ・・・。



奥さんにはホントにすまないことをしました。奥さんは、日光で、顔にぶつぶつが出てきてしまう始末。



やっと、開いているカフェを発見。サンドイッチと水とビールを頂きました。
「タクシーを呼んでくれ」という、僕のつたないスペイン語もきちんと通じたのですが、「ここはタクシーは呼べない。少し行ったら、ムーチョタクシーだから・・・。」と言われて、少し(少しでもなかった)歩いて、タクシーをつかまえてパラドールに帰ったのが4時過ぎ。奥さんは、ここでダウン。おまけにかなり不機嫌なご様子。しばらく休んだほうがいい。

しかしながら、今夜のコンサートのチケットの引き取り、明日のアルハンブラ宮殿のチケットの引き取りに行かなきゃいけない。そこで奥さんを部屋に残し独りで出かけました。

チケットの引き取りの場所が前もって良くわかっていなかったのですが、今日は珍しく暑い中を歩いてきたのに熱中症にもなってないし、コンサートは夜の10時半からだし、何とかなるだろうと、甘く考えていました。

しか~し、実は、ここからが悪夢の始まりだったのです!!!!

今回の旅で最大のピンチがすぐ近くまで迫っていようとは、そのとき僕は知る由もありませんでした。

では、また、そのお話は次回に!!!(引っ張ってごめんなさいm(__)m)


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スペイン紀行・・・パラドール・デ・グラナダ

2009年08月05日 | スペイン旅行
なかなか更新できなくてごめんなさいm(__)m

さて、大好きになってしまったマラガを後にして、今日は、「コスタデルソル」、つまりアンダルシアの海側を通って、グラナダに移動です。

途中、「ヨーロッパのバルコニー」に寄っていくつもりが、実はとんでもないことになってしまったので、そこは、また「番外編」としてお話しするとして、高速道路をひたすら走って、グラナダに到着。

パラドールへの行きかたですが、とにかく高速道路上に「アルハンブラ」の案内標識が出ていますので、それをたよりに走ってください。そして、トンネルを抜けて坂道を登ると、アルハンブラ宮殿の駐車場(観光バスが留まっているのでわかると思います)があります。それを右下に見て、まっすぐ行くと、駐車場の出入り口によくある遮断機が降りているまっすぐな道があります(遮断機が下りていない道が平行して左側に走っていますが、そっちではありません。土産物屋などがあるほうの道ですので、土産物屋が見えたら自分は間違ったほうを走っていると思ってください)。そこの遮断機のところには、小屋というかブースのようなものが左側にあって番をしているおじさんがいますから、「パラドール」といえば、遮断機を上げてくれます。

そうして、両側に濃い日陰をつくっている並木があるこの道をずうっと行くと、茶色の石造りの門がありますから(けっこう狭い)それをうまく抜けて、タクシーが溜まっているヘアピンカーブ(右カーブです)を走っていきます。建物と建物の間を走る感じです。行き止まりがロータリーになっていて、↓のような門があります。すでにここは、「カルロス5世宮殿」とかがすぐ近くにある、アルハンブラ宮殿の敷地内なので、観光客がたくさん歩いています。十分注意してください。

門のところにインターホンがあり、宿泊者である旨告げると、門を遠隔操作で開けてくれます。



駐車場は狭いうえにすぐに満杯になってしまいます。







スーツケースをごろごろやりながら建物の中へ。









ここは、ロビーです。昔、この建物はフランシスコ修道会の宿坊だったようです。

それで、改装前は夜幽霊が出たそうなんですが、最近新しく改装された後はとてもきれいになって、幽霊は出ていないみたいです(ちょっと残念・・・)。







この扉の向こうは、中庭(パティオ)です。詳しくは下のほうをご覧ください。








真ん中に噴水があって、鳥の声と水の音以外しません。とても静かでした。ここで無線LANが出来ます。ここから、ブログ書きました。





楽園というのはこういうのをいうのでしょうか。木漏れ日に映えるアーチと列、時おりやさしくそよいでくるここちよい風・・・。

とても豊かなゆったりした時間を過ごしました。



お部屋は、こんな感じです。スタンダードツインということで、シックに白とこげ茶でまとまってます。
でも、マラガより狭い!それにこれで値段はマラガの1.5倍くらいします!!!
お部屋で一休みしてお昼ご飯。ここでも実はひと騒動あったのですがそれもまたの機会に。





さて、グラナダに来た目的のひとつは、グラナダ国際音楽舞踏祭を観覧するためでした。

今夜は、カルロス5世宮殿で、地元のオペラ歌手と地元のオーケストラのコンサートがあります。

その前に、明日のアルハンブラ宮殿の入場券と、そして何より今夜のコンサートのチケットのコレクティング、つまり受け取りに行かなければなりません。
ちょっといやな予感はしていたのです。でも、その予感が、的中することになるとは!!!今回のスペイン紀行最大の危機が待っていようとは!!!!

それでは、次回は、そのお話をいたしましょう!乞うご期待!!!

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スペイン紀行・・・マラガ・ショッピングセンターと最後の晩餐

2009年07月31日 | スペイン旅行
アラメダ・プリンシパルからバスに乗ってラリオス・セントロに行きました。

新市街の中にあり、駐車場も完備されているので、レンタカーで降りてくることもできましたが、今回はパスです。




ラリオス・セントロは、家電量販店や多くの専門店が一箇所に集まっている日本にもよくあるショッピングセンターです。

そのなかに「EROSKY」というスーパーが入っています。
ロゴマークは、どこかで見たようなマークに似てますね。

小売の単位あたり量がものすごく多いです。野菜や果物はキロ単位いくらで売ってます。しかも安い。1キロ1ユーロの野菜や果物も多くありました。

なかでも、枝肉状態で売ってるハムは圧巻。1本70ユーロくらいです。
日本で買ったらきっと1本3万円くらいでしょう。
もって帰れなかったのが残念。







マラガ最後の晩餐は、スーパーで買ってきたハム、チーズ、いわしの缶詰、果物、ワインなどと、日本から持って行ったクラッカーです。
昨夜、パラドールのレストランで食べたスープの塩辛さに辟易したのと、レストランで出される食事の量が多いので、ちょっと食べすぎの感があり、こういうこととなりました。




形が変ですが、味は、桃でした。



形はすももですが、恐ろしく酸っぱかったです。

明日は、グラナダです。アルハンブラ宮殿、フラメンコ、そして、国際舞踏音楽祭のコンサートと続きます。



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