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日々触れる情報から様々なことを考え、その共有・一般化を図る

古着でオシャレ、或いは精進料理の精神

2006-09-06 22:59:38 | 散文
まだ通常エントリーを書き終えていないので、9/2の記事の追記でひとまずお茶を濁させて頂く。

いや実際のところ、その9/2の記事に書いた通り、部屋のマイナーチェンジ中というかプチ模様替えはまだ続いていて、色々モノを処分したり収納を探したりでそれに時間を食っていたりもする訳だ。
つい先程も、ネットサーフィンをして、ベッド横のスペースに置いて使うフレキシブルな収納を考えて探して注文したばかりである。


『フレキシブルな収納』とか『考える』とはどういう意味かは、まず下図を見て頂こう。少々見づらいとは思うが、私の部屋の間取り図だ。(ちなみに、図1は昨年11月のエントリーで紹介した)




図1の頃の昨年11月に比べて、図2の赤丸部分が現在までに変化している部分である。収納は容量的にとうに「普通の部屋での比率」をオーバーしていて、完全に倉庫状態だ。
図1のPCを買い換えた直後は、学習机の下の椅子を収めるスペースに無理矢理ミドルタワーのPC本体を収め、液晶モニタは学習机の上に、スチールラックの板の高さを丁度モニタ分調節して置いていた。つまり、学習机を通常の用途通り、作業机+PCデスクとして使っていた。

しかし、昨年末には本がすぐに収まらなくなり、プラスチックの収納ケースを床に直積みしなければならない事態に陥った。下図をご覧頂ければ一目瞭然だが、とっくの昔にフリースペースなどなくなっている訳で、これ以上床にケースなど積んでいったら、既にある収納からモノが取り出せなくなる(少なくとも取り出すのに異常な手間を要するようになる)。
で、悩んだ挙句、学習机の機能を放棄することにした。どうしたかと言うと、椅子を友人に譲り渡し、液晶モニタをワゴンタイプのスチールラックの上に乗せ、それまでの「液晶モニタ分のスペース+作業スペース」に本の収納ケースを置き、作業スペースをベッド上に無理矢理作った。

無理矢理作った可動机が、図2の赤丸中のベッドと重なっている長方形部分である。何をしたのかと言えば、愛用しているルミナスのスチールラックのパーツを組み合わせて、病院の入院患者が使うような可動机にしたのだ。要は棚板が上部1枚だけのワゴンをベッドに嵌めこんだってことだ。
幸いなことに、ベッドから2,3cmの隙間を残すだけでほぼぴったり横幅が嵌まるようなスチール棚板があった。今ではその「机」は作業スペースでありキーボード乗せでもあり(マウスと共にワイヤレスなので即移動可能)ダイニングテーブルでもある。(機能的ではあるが、なにせベッドの上にいる時間が長くなり過ぎるため、怠惰が甚だしいのは事実だ(苦笑))


しかしそれでも収納が厳しくなって、マイナーチェンジを施している最中な訳だ。
ベッドの横のワゴンは、以前はフランフランで購入したものを使っていたのだが、小さなマガジンラックと薬箱程度しか置けていなかった。なので、それをバラして(組み立て式なので)、どうせ上にはそう軽くもないPCモニタ乗せるんだからとルミナスのラックで完全にPC収納にすることにした。
ミドルタワーを最下部に納められる大きさのものを買い、その上は外付けHDDなどのUSB周辺機器やCD(実際はDVD-R)収納を納められるようにした。


で、冒頭で注文した収納というのは、図2の、学習机部分の点線枠(この点線枠もルミナスのスチールラックだ)~ベッドの間のごく僅かなスペースだ。今まではペン立てや小物入れ、目覚まし時計、灰皿など雑多なものを平たく並べていただけだったが、そこもステーショナリー・小物類はほぼ完璧に納められるように上に伸ばそうとした訳だ。

スペースぎりぎりの大きさのスチールラックの棚板を3枚、これは最上部はフリーにメガネ立てや財布などを置くスペース、残りの2枚は、一つは手帳やメモ帳などの雑多な書類を全て納める3段の引き出しケース収納を置き、もう一つはシンプルなメッシュの小物・文具入れを5つ並べる。もっとも、ラックの中に余り隙間が出ないように幅と奥行きが合うものを探すのには少々手間取ったが、上手い具合にハンズネットで見つけることができた。
そして、それらの棚板は机から20~30cmの高さ以上に設置し、空けたスペースには更に木製の棚板を1枚つけて灰皿や携帯などを置くミニ机にすることにした。

ごちゃごちゃと経緯も含めて説明したが、「考えた」中身と、フレキシブルという意味は分かって頂けたかと思う。私の使うスチールラックは、ポールの太さ分少しだけ四隅の幅が狭くなるので、中に更にケースを丁度納めるためにミリ単位で計算もしたのだ。
別にそう大したことを考えたのではないが、「テキトー」で面倒臭がってはできないことではある。(特に今の私の部屋の状況は、サイズオーバーなんてことは許されないし)


さて、何故わざわざ引き出しケース収納を更にスチールラックに乗せるようなことをするかと言えば、ラックならどの高さにでもケースを配置できるからだ。容量がオーバーすれば、又ポールと棚板を足すこともできる。これがケースだけだと、スペースが限られていれば単に上に積むしかなくなる。そのケースの上に更に普段使うようなものをごちゃごちゃ並べるのもかっこ悪い。

愛用してるから言う訳じゃないが、私の使用しているルミナスを始め、アイリスオーヤマホームエレクタなどのスチール(メタル)ラックは、素人でも容易にそこそこの部屋を作れる便利な製品と言える。
無論、棚板自体は幅と奥行きがセンチ単位で用意されてる訳ではないし、高さを自由に変えられると言ってもルミナスなら2.5cm幅で変えられるだけではあるが、要は組み立て式のただの頑丈な「枠」があるだけなので、スライディングシェルフやハンギングフックなどのパーツなどもフルに組み合わせればカスタマイズ性はかなり高い。

ケース・引き出しを買ってきて下のほうは完全に家具のような収納にし、真ん中はTV台や作業デスクにし、更に上にはハンガーポールで衣装掛けにしてその部分は普段はスクリーンで隠す・・・といったようなマルチな機能を組み合わせることができるのがメリットだ。
勿論、スペースに余裕があれば、背丈を低くして趣味のものやアートなものや植物などのディスプレイ棚として利用するのもいい。ラック自体はシンプルだけにそういう使い方でも威力を発揮できる。下と上はケース・引き出しで全面収納にして隠し、目線の行き易い真ん中だけをそのようにディスプレイ棚にして、ディスプレイ棚のすぐ上の棚板やポ-ルなどにクリップライトを複数配置して照らすなどすれば、一気にお洒落になる。
或いは、部屋の片側全てに、シェルフを同じ高さで横一列に並べて、収納(シェルフの下部分)と作業スペースとディスプレイ棚を全て兼ねさせるなんてのもいい。場所も大して食わないし、収納に困ったら部分的にポールを足して高くして収納にしてもいい訳だ。

ちょっと広めの部屋であれば、天井までのテンションラックを用いて、同様に下と上は収納で真ん中をディスプレイ棚にすれば、お洒落で実用性もある間仕切りにもなる・・・などアイデアは尽きない。
組み立て式なので模様替えもラクで、使いたくなくなればとりあえずバラしてしまっておけばいいし、加えて、こういうラックを使うとケース類を使う頻度が増しモノの分類も細かくなるので、引越しの時もラクになる可能性が高い。


これが、ちゃんとしたデザイナー家具・輸入家具などとなると、当然デザイン性アート性は一気に増すが、種類や数を複数組み合わせて部屋全体でコーディネートするのはなかなか敷居が高くなる。大抵そういう家具は値も張るので、失敗した場合に容易に払い下げにくくなる。

まぁともかく、部屋のコーディネートは、私の現在の部屋のように狭過ぎるのもそれはそれで困るが(実用性機能性オンリーになるので)、ある程度はスペースに制限がある方のが工夫のしがいがあって楽しいものである。