先日母からハンコの中央に朱肉が乗らないと相談を受けました。
*齋藤印はuni商品紹介ページから借りました。
動作確認しながら何度かやってみましたが、構造上朱肉が目減りするとこういった症状が出るみたいです。朱肉の部分が交換出来そうなんですが貧乏性(自分でやりたい)なのでこれを何とかしたいと考えます。一応見る限り朱肉そのものはまだ残っています。
さて最初に考えたのは朱肉の中央部分だけが凹んでる感じなので、外縁部に逃げている朱肉を中央に寄せられないか?ってやってみました。まずは朱肉台の回転軸両脇にある黒い部分がキャップになってるのでカッターを押し付けてグイグイと浮かせて金属棒の軸を外しました。焼き鳥の串の持ち手部分をカッターナイフで削り、取り外した朱肉台の朱肉が納められた部分の周囲を押して中央にグイグイとやってみましたが上手くいきません。
次はやはり交換か?と考えながら朱肉台を戻してハンコをちょっと動かした(スライドさせた)ら、何と言う偶然でしょう。朱肉台を押さえたままスライドしたら自然と朱肉に力を加える形になり、標準的な押し方では出来ないハッキリとした印を押せました。
この補助器具は普通の状態で使っている分には、適切な朱肉が自動的に乗る構造になっているのですが、今回の様に肉減りしている場合は押し付け圧力が低過ぎて抜けが出てしまいます。そこで本来ならハンコを押し付ける時には横に避ける朱肉台を動かない様に押さえておく事で、ハンコを押す力がそのまま朱肉台に押し付ける力となり、普通のハンコ単体で朱肉に押し付けるのと同じ感覚で朱肉をハンコに乗せられる事に気付きました。
結果を言えば、この製品の場合白いキャップが付いてるのですが、このキャップを取り付けたままなら朱肉台が固定されるので、そのまま軽く押してからキャップを外してやれば、普通に朱肉抜けが無いきれいなハンコを押す事が出来ました。これは私の場合の話なので他の方の場面全てに適用出来るとまでは言えませんが、少なくとも朱肉自体はまだ残っていたのでまだ使えるって事で。因みに強く押し付けるとそれなりに朱肉も乗るのでビチャッと広がった感じの印になりました。
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