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Les Quatre Boutique Blog 03

QUATRE ILLUSTRATION [Kazushi Ryoguchi] Blog

キャトルのシフトレバー

2010-05-07 16:25:11 | Quatre Collection

ボーリングのボールやその独特の光沢、それに掘られている白い数字や文字などを見ると、とても懐かしい気持ちになるのは、幼少時代を60~70年代に過ごした者のひとつの特徴でしょうか。自称「もっとも得意なスポーツ(!?)がボーリング」の私ですが、実はもう何年もの間、実際にはボーリング場には足を運んでいなくて、たまにWii SPORTSのボーリングで遊ぶくらい…という離れっぷり。毎日、キャンパスよりも先にボーリング場に通っていた大学時代が懐かしい限りです。
そんな私が、たまにボーリングのことを思い出すきっかけとなっているのが、新婚時代から15年に渡って乗っている愛車「ルノー4(キャトル)」のシフトレバー。その黒く光る光沢と質感、白い文字など、見た目がとってもボーリングのボールっぽい、懐かしくもレトロなデザイン。実際にキャトルが誕生したのは1960年代の初めで、大きなデザインの変更なく30年間に渡って生産され続けたので、レトロな雰囲気なのは当然といえば当然。ダッシュボードからにょっきり生えたような独特のこのシフトレバーは、初めて見る人に必ず衝撃と違和感を与える、キャトルの大きな特徴となっていますね。でも、実際にはかなり操作しやすいレバーなんです。
レトロ木目ファンとしてははずせない、ヤマハが手掛けたウッドパネル等の芸術的な内装を持つトヨタ2000GTほど洗練されてはいないけど、フランスの大衆車としての簡素な内装を持つこのキャトルも、実に味わい深いポイントを至る所に発見することが出来る、あなどれない存在です。