12/24はクリスマスイブ。
良い子のもとにはサンタさんがやってくる。
クリスマスプレゼントを持って。
…そんなこと、嘘に決まってるじゃない! と、マキオは思った。
「今年はいい子にしていたもい!」
「僕は常にいい子ですからね。きっと素敵なプレゼントがあるはずですよ」
「僕は…、サンタさん来てくれるかな?」
昼寝しているそばで、もい、あま、あさひが話をしていた。
「みんな子供ね」
マキオは聞こえないようにつぶやいた。
「前におれお兄さんが言ってました。サンタさんはプレゼントを靴下に入れてくれるんです!」
あまが得意げに言った。
「靴下?」
「持ってないもい…」
「こふく姐さんが運んでるを見たことがあります!」
3猫は早速、こふくのもとへ。
靴下の在処を聞いて、1つずつ調達してきた。
「これを枕もとに置いて寝ればいいもいか?」
3猫は、靴下を置き、ちょうどかかとに片耳がくっつくようにして寝てしまった。
しかし、皆、寝相がいいこと!
ほどなく、耳の位置はかかとからつま先へ動いた。
そして、靴下は頭のあたりから腹の方へ、尻尾の方へ、足の先へ…。
いつのまにやら靴下は遠くへ放り出され、3猫は団子になって眠っていた。
「仕方ないわね!」
マキオは、団子の間に靴下を差し込んでやることにした。
「頭の所に置くのよね」
3猫の頭がくっつている間に、ぎゅーぎゅーと靴下を1つ差し込んだ。
「これでいいでしょ」
まったく世話に焼ける…とばかりにため息をつき、自分もまたくるんと体を丸めた。
その時、は! と思い立ち、マキオは自分のくるりと巻いた尻尾の間に靴下を1つ挟み込んだ。
それから、円を描くように体を丸め、ちょうど靴下を枕にして眠りについた。
良い子のもとにはサンタさんがやってくる。
クリスマスプレゼントを持って。
…そんなこと、嘘に決まってるじゃない! と、マキオは思った。
「今年はいい子にしていたもい!」
「僕は常にいい子ですからね。きっと素敵なプレゼントがあるはずですよ」
「僕は…、サンタさん来てくれるかな?」
昼寝しているそばで、もい、あま、あさひが話をしていた。
「みんな子供ね」
マキオは聞こえないようにつぶやいた。
「前におれお兄さんが言ってました。サンタさんはプレゼントを靴下に入れてくれるんです!」
あまが得意げに言った。
「靴下?」
「持ってないもい…」
「こふく姐さんが運んでるを見たことがあります!」
3猫は早速、こふくのもとへ。
靴下の在処を聞いて、1つずつ調達してきた。
「これを枕もとに置いて寝ればいいもいか?」
3猫は、靴下を置き、ちょうどかかとに片耳がくっつくようにして寝てしまった。
しかし、皆、寝相がいいこと!
ほどなく、耳の位置はかかとからつま先へ動いた。
そして、靴下は頭のあたりから腹の方へ、尻尾の方へ、足の先へ…。
いつのまにやら靴下は遠くへ放り出され、3猫は団子になって眠っていた。
「仕方ないわね!」
マキオは、団子の間に靴下を差し込んでやることにした。
「頭の所に置くのよね」
3猫の頭がくっつている間に、ぎゅーぎゅーと靴下を1つ差し込んだ。
「これでいいでしょ」
まったく世話に焼ける…とばかりにため息をつき、自分もまたくるんと体を丸めた。
その時、は! と思い立ち、マキオは自分のくるりと巻いた尻尾の間に靴下を1つ挟み込んだ。
それから、円を描くように体を丸め、ちょうど靴下を枕にして眠りについた。