ねこがち

【旧:里親ゲッター タカサキ!】

猫が語ろう by おれお withセキ

2020年11月20日 | 猫のたわごと
皆さんこんにちは。

おおちゃんなんだな。

いよいよウチ猫最後の1ニャンに会いに行くんだな。

トリを飾るのは、「かもよ」さんなのね。



お: こんにちは、おおちゃんです

セ: こんにちはかもよ。セキかもよ

お: 今日もパンツ姿なのね?

セ: これが正装かもよ

お: おおちゃんも晩年、セキくんのおむつを分けてもらったんだな。

セ: ん? 今日ははいてないかもよ? 脱げちゃったかもよ?

お: 違うのね。もうはかなくても大丈夫なんだな

セ: お~、いつトレパンマンになったかもよ?

お: なってないのね

セ: おむつから即マッパマンかもよ? 一足飛びとは優秀かもよ!

お: おおちゃんは人間の赤ちゃんとは違うのね…

セ: 知ってるかもよ

お: 知ってて聞いたのね?

セ: かもよ~

お: 侮れないんだな…

セ: 今日は何しに来たかもよ? 骨生活に飽きたのかもよ?

お: う~ん、飽きるほどでもないけど、時間ができたからお話を聞きにきたんだな

セ: 好きな鳥は鴨かもよ!

お: おおちゃんの好きな鳥は…

セ: ?

お: 鳥には詳しくないんだな。でもささみは好きだったんだな

セ: ささみはどんな鳥かもよ?

お: ほんのりピンクだけど白っぽいのね。いつも箱から出てくるんだな

セ: (箱? 鳥かごのことかもよ)

お: 熱々なことが多くて…

セ: (体温が高い鳥かもよ)

お: 人間がほぐしてくれるんだな

セ: (マッサージされるかもよ? 人間がするんじゃ大きな鳥かもよ)

お: おばーちゃんはパサパサっていうけど、水分があると思うのね

セ: パサパサ…羽の音かもよ。水分? 水鳥なのかもよ??

お: 最後、おおちゃんに買ってくれたささみは冷凍されてて…

セ: (マンモスみたいなやつかもよ?)

お: この間世話人が食べちゃったのね

セ: !

お: どしたのね?

セ: セキちゃん、ちょっと怖くなったかもよ…

お: 何がなのね? わからないのね…???

セ: …

お: ところで、セキくんとパンツについて訊きたいのね

セ: これは正義の味方、パンツマンのユニフォームかもよ

お: 正義の味方!

セ: 悪の組織、ぼーこーえんと戦ってるかもよ!

お: ぼーこーえん?

セ: ぼーこーえんは卑劣な手段でセキちゃんを狙ってくるかもよ

お: 例えば?

セ: 怪人キラキラを使って、キラキラ病にしたりするかもよ!

お: キラキラ病は知ってるんだな。怖いのね…

セ: それから、トイレ行ったり来た~りという技を使うかもよ

お: 落ち着かないんだな

セ: あと、血尿スパークっていう大技もあるかもよ

お: なんか怖いんだな

セ: そんな悪の組織と戦うのがパンツマンの宿命かもよ

お: かっこいいのね!

セ: ふんふん♪ かもよ

お: あ! ふんふん♪ はおおちゃんのなのね!

セ: ひめさんが使っていいって言ってたかもよ

お: え!

セ: 姉さん料の支払いが滞ったから、差し押さえって言ってたかもよ

お: し、失礼なんだな! ちゃんと支払ってたんだな!!

セ: いくらかもよ?

お: 23円なのね

セ: それ決めたのいつかもよ?

お: 18年前なんだな

セ: 消費税が値上がったから、足りないかもよ

お: 姉さん料は課税対象だったのね? ひめ姉さんは課税業者だったのね?

セ: かもよ!

お: よよよ…。しくじったのね…

セ: でも、ひめさんは優しいから取り上げはしないって言ってたかもよ

お: じゃぁ、おおちゃんも使っていいのね?

セ: そうかもよ!

お: よかったんだな

セ: ちゃんとお礼を言って、滞納金を支払うかもよ

お: わかったのね。取材もこれで終わりだから、さっそくひめ姉さんのところに行ってくるんだな

セ: バイバイかもよ~。また来たらいいかもよ~!




【おれお取材MEMO】

名前: セキ

毛色と性別: 茶飛び(白に茶)のオス

年齢: 不明

家族構成: ある日突然の出会いなので、詳細不明

備考:

 2012年、家の脇の道路で撥ねられていたのを保護。

 時間外診療をしてくれる医者があったので、一命をとりとめる。

 事故の結果、下半身不随になってしまったが、排泄に問題がなく室内飼いであることから、そこそこな暮らしぶりに。

 前足だけで前進するため、上半身(?)が超マッチョになった。

 下半身をずっているので、もろもろ考えておむつ着用に。

 おむつだけだと脱げてしまうので、ハーネス、サスペンダー、パンツも着用することになった。

 通称パンツマンの誕生である。

 そのほか、神経がダメな後ろ足を本気でかじることから、おタコマンの通り名もある。

 死線を乗り越えたセキは、今ではかなりの健康体。

 最初こそ膀胱炎や尿路結石などのトラブルがあったが、現在後ろ足以外は健康優良児といったところである。

 元はボス猫ではないかという貫禄と、なかなかの甘えん坊ぶりを併せ持っているのも面白いところだ。


コメント

猫が語ろう by おれお withたけ

2020年11月18日 | 猫のたわごと
皆さんこんにちは。

おおちゃんなんだな。

フロア猫のみんなとはお話したから、いよいよ世話人部屋に行くんだな。

まさに蛇の穴に飛び込む心地なのね。

蛇穴栗鼠の本領発揮!

頑張るのね!



お: おじゃまします…なのね

た: ?

お: あの…、おおちゃん…おれおなんだな

た: ?

お: お耳が遠いのね?

た: 聞こえてるのニャ

お: よかったのね。初めまして…じゃないと思うんだけど…

た: 何度か見かけたことがあるのニャ

お: よかったのね

た: まだ、たけが庭にいたころ、家の中でのほほんとしてる猫がいると思ってみてたニャ

お: のほほん?

た: 最近、この部屋の外をお散歩したときも会ってるのニャ

お: う~ん、その時はおおちゃんがヨボヨボで見えてなかったのね…

た: ヨボヨボの前にもすれ違ったりしてるけど、あんまり覚えてないのニャ

お: 御免なのね。おおちゃんも覚えてないんだな

た: でも、お前のことは知ってるのニャ

お: 有名なんだな!

た: この部屋で一緒だった、ひめさんから聞いてるのニャ

お: !

た: ひめさんは小さな箱入り娘になったけど、今もそこにいるのニャ

お: あ、そうだった。この部屋にはみんな小さな箱入りになっているんだった!

た: そういうお前もいるのニャ

お: !!! ドッペル的なことでおおちゃん死んじゃうかもしれないのね!!!

た: 大丈夫、もう死んでるから

お: そうだった…。助かったのね

た: でも、死んでる猫がもう死なないとは限らないのニャ

お: え!

た: 何事も気を付けておいて損はないニャーよ

お: 一理あるのね…

た: ま、とりあえずは大丈夫そうだから、自分の骨参りをするがいいのニャ

お: う~ん、なんか変な気分なんだな

た: ですニャーな

お: おおちゃん骨の後ろには、びたんと、麿と、ひめ姉さんがいるのね

た: 人間が、死んだ順にするって言ってたニャ

お: おおちゃん骨はセンターなのね?

た: 新入りだからかもしれないニャ

お: でも、後ろに3ニャン引き連れて、しかも、ひめ姉さんの前なんて…

た: 問題があるかニャ?

お: また怒られちゃうんだな。きっと姉さん料が値上がるのね…

た: 姉さん料?

お: おおちゃんがひめ姉さんを「姉さん」と呼ぶための税金みたいなものなのね

た: ほ~

お: 毎月23円取られてるんだな

た: それじゃ、にーさん料みたいニャ

お: 駄洒落じゃないんだな!

た: なら、「ひめさん」と呼べばいいんじゃないかニャ?

お: それは気恥ずかしいからダメなんだな…

た: 厄介なことですニャーな

お: 厄介だけど、23円で姉さんができたから嬉しかったのね

た: お金で兄弟を買ったのかニャ?

お: なんか人聞きが悪いけど、そうかもしれないんだな

た: まぁ、たけは兄弟のことは忘れちゃったから、ちょっとだけ羨ましいニャーよ

お: 家族はいないのね?

た: 旦那は先に逝っちまったし、子供は里子に出て行ったのニャ

お: あ、子供! おおちゃんも3ニャン知ってるのね

た: たけより先にこの家に入ったからニャー

お: その時見かけたのね。でもすぐもらわれたのね

た: そーニャ。まぁ、元気でやってるみたいだからいいのニャ

お: 寂しいのね?

た: いや。母猫なんてそんなもんなのニャ

お: そっか…。トラ母さんもそう思ってるかもしれないのね

た: お前の親かニャ

お: そうなんだな。でもずっと前に分かれたから顔も思い出せないのね…

た: たけは猫だから「あんたも苦労したんだね」とは言わないニャーよ

お: うん。それでいいのね

た: お前のかあさんなら、そっちにいるんじゃないかニャ? 探してみたらいいのニャ

お: だから、顔が…

た: 覚えてなくても、見たらわかるかもしれないニャ

お: そうかな?

た: そんなもんだと思いたいニャ

お: わかったのね。じゃー探してみるんだな

た: 時間はたくさんあるから、頑張るニャーよ

お: ありがとうなのね!




【おれお取材MEMO】

名前: たけ

毛色と性別: シマミケのメス

年齢: 不明。最後の子が11歳なので、それ以上なのは確定

家族構成: 若パパという旦那(鬼籍)と、里子にでた子供が3匹いる

備考:

 いつのまにやら庭にいつき、出産。

 子猫は早々に捕まえて里子に。

 その後、百戦錬磨とか思われたたけさんも捕獲。

 避妊手術したところ、「子宮がボロボロ」と言われたので、その時点で高齢だったかもしれない。

 庭にいる頃はジャックナイフのように尖った猫だった。

 しかし、家の中で暮らすうちに、徐々に穏やかに。

 菜っきり包丁を通り越し、ゴーフルについてるナイフか、バターナイフくらいになっている。

 保護直後から世話人部屋にいるもので、今も世話人部屋がホーム。

 たまに2階の廊下をお散歩する程度で、ほぼ引きこもり状態。

 年齢故か、若かりし頃の不摂生故か、歯がないため、スープ状の餌を好んで食べつつ、日々を過ごしている。

 彼女のニャン生も、朝ドラくらいのドラマ性があるんじゃなかろうか…と思っている。





コメント

猫が語ろう by おれお with もい

2020年11月17日 | 猫のたわごと
皆さんこんにちは。

おおちゃんなんだな。

蛇穴栗鼠のおおちゃん、次のお話は、もいなのね。

もい…

あの結ちゃんに「これは子猫じゃない」と言わしめた男なのね。

怖いのね…

でも、勇気を出して行くんだな。

記者魂を見せるのね!!


お: もい。もーい

も: なんもいかね? うるさいもい

お: ちょっとお話聞かせてほしいのね。

も: 好きな食べ物は美味しいものもい!

お: それはおおちゃんも一緒なんだな

も: 奇遇だもい!

お: いや、大半の猫はそうだと思うのね…

も: ウチの人間もそうだもい!

お: 確かに…

も: 死んじゃった猫が何してるんだもい?

お: 死んじゃったら体は軽いし、時間はあるしだから、みんなの話を聞いてるんだな

も: 体が軽いならもっと食べればいいし、時間があったら寝るのがいいもいに

お: 死んじゃうと食べなくてもいいし、寝なくてもいいのね

も: !!!! お、恐ろしいもい!!!

お: え? なんでなのね?

も: 食べずに寝ないなんて、もはや猫じゃないもいよ

お: 言われてみればそうかもしれないのね…

も: もいは食べることと寝ることのない世界は嫌もい

お: これはこれで楽なのね。ついでに目も見えるし、体も痛くないのね

も: もいは今でも見えるし、痛くないもいよ

お: おおちゃんも昔はそうだったのね。でもいつの間にか面倒なことが増えたんだな

も: 老いもいな

お: そーなのね。老いなんだな

も: もいは今わかったもい。なんでみんなが若い方がいいっていうのかと、死にたくないっていうかが

お: うーん。ちょっと違うかもだけど、実は芯をとらえてるかもしれないのね…

も: どっちだもい?

お: おおちゃんには難しいんだな

も: 死んでも万能にはならんのだもいな

お: そーだよ。そりゃそーだよ!

も: ん?

お: 御免なのね。死んだあと、世話人が、「猫どもを見守ってね」とか御用を言いつけるんだな

も: 確かに言ってたもい

お: そういうの、困るのね。死んでもできないこともあるんだな

も: まだ死んだことがないからわからないんだもい

お: それはそーだけど…。でも、みんなもそう言ってたんだな

も: みんなって誰だもい?

お: おおちゃんは死んだらひめ姉さんに怒られちゃったのね

も: なんて言われたんだもい?

お: 「あんたが具合悪いとき、世話人がぴーさんに『おれおを守って』って言ってきたわよー。でもどーにもできなのよ!」って

も: 怒ってるもいな

お: 「頼まれたのにあんたが死んだら、ぴーさんが悪いみたいじゃないの!!」って

も: 頼む方は勝手だけど、頼まれた方はなんか責任感じるってやつもいか

お: おおちゃんも死んでからよくわかったのね。死んでも魔法使いにはなれないんだな

も: ふむふむもい

お: 生きてる時よりいろいろ見られるようにはなるくらいなのね

も: そういうもんもいか

お: その程度なんだな

も: …夢のない話だもい

お: 夢…。おおちゃんは蛇穴栗鼠だから、真実を伝えるのね!

も: もいはまだ死んだことがないから、それが真実かわからんもい

お: え?

も: もいは自分で見ないと信じないのだもい

お: もう、蛇穴栗鼠みたいなのね

も: 蛇穴栗鼠はまだ食べたことがないもい

お: 食べ物じゃないんだな

も: じゃー興味ないもいよ

お: …

も: そろそろもいは眠りたいもい。でなきゃ、追いかけっこしたいもい

お: 極端なのね

も: 好きなことだけしながら暮らすんだもい!

お: ほどほどにして欲しいのね…。みんなを虐めちゃいけないのね

も: 虐めてないもいよ。もいの本能とぶつかるだけもい

お: 悪い子にしてると、世話人に怒られるんだな

も: 世話人は怖くないもいよ

お: じゃー、OBちゃんに捨てられちゃうのね

も: 動物の遺棄・虐待は犯罪なんだもい!

お: もうわかったのね…。とにかく、ほどほどにしてあげて欲しいんだな

も: ふ~ん。ところで、お前は誰だもい?

お: 今! 今なのね!?

も: まぁ、どーでもいいもい

お: …。お話してくれてありがとなのね

も: (こ、怖かったもい…。お化けみちゃったもいよ…。うわーん)




【おれお取材MEMO】

名前: もい

毛色と性別: 白キジのオス

年齢: 不明

家族構成: ある日突然庭にやってきた子で、詳細は不明。

備考:

 2016年頃、にわかに出現。

 その時点で大人猫だったので、2015年以前の生まれと思われる。

 道路横断が怖くて餌付けていたが、ある日姿を見せなくなる。

 再び戻ってきたときには桜猫になっており、げっそり。

 ちょっとマズそうだったので家に入れた。

 ジャイアンのような暴れん坊で、とにかく問題児。

 多くの猫ともめごとを起こしていた。

 マーキングや破壊工作など、これまでの子より手を焼かす。

 しかし、それも次第にマイルドになり、最近ではかなり受け入れらている模様。

 傍若無人だったもいだが、餌の順番は守る意外な一面も。

 また、人間にはかなり早くから慣れていたので、どこぞで可愛がられていた子かもしれない。

 ちなみに、もいの乱暴狼藉は、甘えと寂しさからくるものと世話人は推察。

 一人っ子で可愛がってくれる人がいたら、相当幸せになれたんだろうに…と思っている。
コメント

猫が語ろう by おれお with あま

2020年11月15日 | 猫のたわごと
皆さんこんにちは。

おおちゃんなんだな。

蛇穴栗鼠のおおちゃん、次のお話は、あまなのね。

おショボ協会の理事長さんで、おおちゃんの愛弟子なんだな。

どうしてるか早速見に行くのね!



あ: おれお兄さん! 兄さんじゃないですか!

お: 久しぶり…でもないのね。おおちゃんはずっと見てたんだな

あ: 気づいてましたよ~。さすが兄さんだなーって思ってました

お: ホントなのね? 調子いいんだな

あ: 嫌ですよ兄さん。兄さんあっての僕じゃないですか

お: …

あ: それにしても、どうしたんですか? 何か御用ですか?

お: 御用…というか、なんというか

あ: なんでも言ってくださいよ。僕にできることならなんでもしますから!

お: じゃー今すぐもいの鼻を舐めてくるのね!

あ: あ、おれお兄さん、どうしたんです? 急にドイツ語なんか話して

お: ドイツ語なんか使えないのね

あ: 兄さんは死んじゃったから、いろんな言語ができるようになったんですね。さすがです!

お: だから、ドイツ語じゃないんだな!

あ: 意識せずにしゃべれるなんて、もはやネイティブじゃないですか! 凄すぎます!!

お: 今はお話できてるから、もう一回言うのね。もいの…

あ: おっと、兄さん、そういえばOBちゃんがおれお兄さんのことを話してましたよ

お: え! 何なのね?

あ: おおちゃんはすごくいい子だった。かわいかったって言ってました

お: OBちゃん…。OBちゃんもすごくいいOBちゃんで、面白かったのね

あ: おれお兄さん、かすかにディスってますか?

お: 何か言ったのね?

あ: 何でもないですよ。おれお兄さんは、死んでまでも褒めたたえられてさすがです!

お: それほどでも…

あ: 何をおっしゃいますか! それでこそ僕が見込んだ兄さんです!

お: 見込まれてたのね?

あ: 当たり前です! 僕は一生兄さんについていきますよ!!

お: 調子がいいんだな…

あ: そんなこと言わないでください。僕は兄さんに師事し、兄さんのショボ顔を受け継ぐ男ですよ!

お: おおちゃんの顔はショボくないのね。シュッとしてるんだな

あ: 兄さんのママ父さんが、兄さんはおショボ協会の会長って言ってましたよ

お: 酷いのね…

あ: おれお兄さん不満ですか? だったら、僕が理事ですから会長を退いても大丈夫ですよ!

お: ん?

あ: あ、決して僕が教会を牛耳ろうってことじゃないんです。僕はナンバー2が居心地がいいんですから

お: 会長と理事はどっちがエライかわからないんだな…

あ: それは兄さんの方に決まってますよ!

お: でも、ショボくないんだな…

あ: じゃぁ退任ですね

お: なんか乗せられてる気がするのね…

あ: そんなことはありませんよ!

お: うーん。でも、ママ父さんが決めたことだと、おおちゃんは受け入れるんだな

あ: チェ!

お: またなんか聞こえたんだな

あ: 気のせいですよ

お: まぁ、いいのね。現世のことは現世の猫に任せるんだな

あ: ありがとうございます。でも、僕が兄さんの一番弟子なのは永久に変わりませんよ

お: じゃあ師匠からの命令なのね!

あ: え!?

お: 大丈夫、あまにもできることなんだな

あ: 何ですか?

お: OBちゃんを守って欲しいんだな

あ: 守るんですか? OBちゃんは人間だから僕より強いですよ?

お: じゃー言い方を変えるのね。こっそり見守ってて、時々癒してあげて欲しいんだな

あ: 具体的には? マニュアルとかありますか?

お: おおちゃんの背中を見てたらわかるはずなのね!

あ: 見て覚えろってことなんですね…

お: おおちゃんは平成生まれだけど、その辺は昭和スタイルなんだな!

あ: …

お: おおちゃんも近くにいるけど、実体がないとできないこともあるのね。そこを重点的に任せるんだな!

あ: わかりました。不祥このあま、兄さんのために一生懸命務めさせていただきます!

お: 頼んだんだな

あ: では早速、OBちゃんのところに行きますので、これにて失礼! です

お: おおちゃんも後で行くのね!

あ: あ、ゆっくりで大丈夫で~す(すたこらさっさ)




【おれお取材MEMO】

名前: あま

毛色と性別: 白とサバ(こげ茶っぽいけど)のオス

年齢: 2007年頃に生まれたのではないか? そうだったら13歳。

家族構成: 世話人が出先で遭遇した子で詳細は不明。

備考:

 2010年、スーパーの駐車場で必死に鳴いているところを保護。

 スーパーに貼り紙をしてもらったが飼い主は現れず。

 そのころ、スーパー近くにあった某会社が引っ越しをした。

 これに伴い、従業員も移動。

 あまが去勢済だったことや、身ぎれいだったことからして、移動時に捨てられたのではないかと推察し、迎え入れた。

 とにかく甘えん坊で、人懐こい。

 すぐに人間に取り入り、猫にも混じっていった。

 しかし、これは限られた相手のみだったらしく、お客さんは苦手だ。

 世話人はそんなあまを「営業マンの鑑」と呼んでいる。


コメント

猫が語ろう by おれお with こふく

2020年11月15日 | 猫のたわごと
皆さんこんにちは。

おおちゃんなんだな。

蛇穴栗鼠のおおちゃん、次のお話は、こふくなのね。

こふくとはあんまりお話したことないのね…。

でも、そんなことに臆するようではダメなんだな。

さっそく行くのね!


お: 忙しいのね?

こ: グルグルグルグル… グルグルグルグル…

お: グルグル回ってどうしたのね? バターになっちゃうのね!

こ グルグルグルグル… グルグルグルグル…

お: こふくがバターになったら、黒くて体に悪そうなんだな…

こ: ゴマ入りニャ!

お: 逆に健康志向なのね?

こ: グルグルグルグル… グルグルグルグル…

お: ん? 止まった??

こ: ガジガジガジガジ… ガジガジガジガジ…

お: や、やめるのね! 尻尾をかじっちゃダメなんだな!

こ: ガジガジガジガジ… ガジガジガジガジ…

お: 禿ても、尻尾にヅラはないのね!!

こ: は!

お: よかったのね。止まったのね…

こ: あれ? おれおさんニャ?

お: おおちゃんなんだな。

こ: 何してるのニャ? 迷子なのかニャ?

お: 迷子じゃないのね。

こ: じゃーどうしたのニャ?

お: ちょっとお話しにきたのね。そんなことより、こふくこそどうしたのね?

こ: 最近、こふくをつけ狙う黒い影があるのニャ。そいつを捕まえただけニャ

お: でもそれは尻尾なのね…

こ: 知ってるのニャ

お: ん? つけ狙われてると思ってたんじゃないのね?

こ: そういう体ニャ。ホントに怪しいと思ったのは最初だけなのニャ

お: なんで続けてるのね?

こ: エクササイズなのニャ

お: …。まぁ、確かに、おおちゃんが横たわってる横でもエクササイズしてたような…

こ: 鍛錬は大事ニャ

お: 否定はしないのね。でも、尻尾をかじったらダメなんだな。尻尾はお大事に! なんだな

こ: ついつい興が乗ったのニャ

お: 尻尾は大事なんだな!

こ: わかったのニャ…

お: よかったのね

こ: で、お話とはなんですのニャ?

お: そういわれると困るのね…。こふくとはあんまりお話したことなかったから…

こ: そうですニャーね。特に話すことはなかったですニャ

お: こふくはよく、解とお話してたんだな

こ: 解兄さんは素敵な白黒でしたのニャ…

お: そうなのね。あれに茶が入れば完璧だったのね…

こ: 茶は要りませんのニャ!

お: オスのミケは貴重なんだな。ふんふん♪

こ: おれお兄さんが偽ミケと呼ばれてるのを知ってますのニャ

お: 偽って言われてるのは知ってるのね。でもいいんだな

こ: 本猫がいいんなら、いいのニャ。我が道を行くのがいいニャ

お: 我が道を行くのね♪

こ: まぁ、毛色なんてなんでもいいのニャ。おれおさんは次に生まれるときを楽しみにしたらいいニャ

お: 次?

こ: そうニャ。死んでも未来を考えるのニャ

お: 次…

こ: 何か希望はないのかニャ?

お: OBちゃんと一緒がいいのね

こ: じゃーOBちゃんの子供になったらどうかニャ?

お: 子供! そしたらママ父さんと兄弟になっちゃうのね!

こ: ママ父さんが子供になってるかはわからないからニャ…

お: ママ父さんは子供じゃないのね? 今は子供なのに? ん?

こ: 皆さん次の人生かもしれないのニャ

お: !!!!!

こ: 諸行無常なのですニャ

お: OBちゃんにはいつまでも元気でいて欲しいのね…

こ: それだと、OBちゃんの子供になれませんのニャ。それに生まれたら死ぬのは決まりですのニャ

お: なんとなくわかってたのね…

こ: 真実から目をそらしてはダメなのニャ

お: 真実はいつも1つだから仕方ないのね…

こ: 蛇穴栗鼠を目指すなら、真実をしっかり見つめるのが必要ニャーよ

お: わかったのね。こふくは凄いんだな。なんだかおおちゃんより大人みたいなのね

こ: 猫に年を聞いてはダメですニャーよ

お: 女性に…じゃないのね?

こ: 人間ではないので、性別は関係ないニャ。誕生日がわからない猫も少なくないからなのニャ

お: なるほどなのね

こ: そろそろいいですかニャ? エクササイズしたから昼寝したいのですニャ

お: わかったのね。ありがとなんだな




【おれお取材MEMO】

名前: こふく

毛色と性別: 白黒のメス

年齢: 2007年頃に生まれたのではないか? そうだったら13歳。

家族構成: ある日突然庭にやってきた子で、詳細は不明。

備考:

 ある日庭に現れその後姿を消し、再び現れたこふく。

 姿を消していた間に何かあったらしく、片目が白濁し、人間をものすごく恐れるようになった。

 家に入れてからも、目の改善を目指して目薬を点したりしたもんで、人間嫌いが確定。

 それでも最近では、気分によって撫でさせたり、すり寄ったりもするようになった。

 最近、自分の尻尾とじゃれすぎて、尻尾の先の毛がなくなってしまう事件が発生。

 芯棒が出ている、おしゃれキャンドルみたいになっていることを世話人は危惧。

 このまま食いちぎったりしたらどーしようと思っている。

 また、人が嫌いなのだから、健康管理は自分で頑張ってくれ! とも思っている。



コメント