猫面冠者Ⅱ

主に東洋大学を中心に野球・駅伝などの記録・歴史・エピソードなどなど…。

東洋大学野球部:戦前の試合記録

2008-07-01 23:22:00 | インポート
これまでアップしてきた戦前の試合結果を一つのページにまとめてみました。
(『運動年鑑』などには明らかな誤記も見受けられますが、確認できないものはそのまま引用しました)
大正13年
5月25日
宗教大學4x-2東洋大學(六回降雨コールド)
東洋宗教兩大戰
東洋大學對宗教大學の試合は五月二十五日東京北千住毛織球場にて擧行、六回目に大雷雨來り四A對二で宗教勝つ。
(『運動年鑑』大正十四年版)

大正14年
東都新大學聯盟戦
第一回東都新大學リーグ戰(国学院、専修、商科、日大、東洋、宗教の六大學)は五月五日から六月十六日までの間に尾久、目白、海上、下澁谷、氷川裏の各球場で春季連盟戰を擧行、また十月四日より十一月六日迄目白、海上、下澁谷、氷川裏、大泉の各球場にて秋季戰を擧行。戰績は次の如く春秋とも國學院大學優勝す。
(『運動年鑑』)

春期
5月13日
日本大學103 000 03  7
東洋大學011 000 20  4
守備 日本大.......守備 東洋大
9佐藤31打数318・5鈴木
7富田7安打06・8
8小方7三振55 永田
2吉田4四死32 増淵
2駒見3犠打04・1伊保内
9中山4盗塁93 笹川
1小磯8失策41・7・1 織田
3大野0本打07 佐々木
3中村2三打07・9笹川(弟)
4野村1二打19 池田
9赤塚
4正木
5梅澤


5月23日
日本大学200 023 230  12
東洋大學210 010 000  4
守備日本大......守備 東洋大
6佐藤38打数239・7 池田
9正木14安打55龜井
9赤塚10三振68・3鈴木
8小方4四死42増淵
7池上0犠打26
2吉田4盗塁41伊保内
3中村3失策64・7佐々木
1富田1本打08
4梅澤2三打13笹川
5加藤3二打27・9落合



専修大学4x-2東洋大學
國學院大學(棄権)東洋大學
他校結果
専修大学(棄権)日本大学
國學院大學16-9専修大學
國學院大學17x-9日本大學
國學院大學5x-4日本大學
國學院大學14-6東京商科大学
日本大學34-4宗教大學


春期成績
國學院大學
専修大學
日本大學
東洋大學
東京商科大学
宗教大學

春季戰は成立初めてのこととて各二回戰づつ行ふはずであったが以上の試合の外は全部棄権(『運動年鑑』



秋期
一回戦
國學院大學10x-4東洋大学
守備國學院........守備東洋大
5小池30打数316永田
6・1西村8安打43中田
7・6猪原4三振31・8伊保内
8鈴木國10四死52笹川
1・7桑江2犠打08・1・5 高田
3有利10盗塁25・1山下
2丹羽3失策54有吉
4鈴木義0本打07佐々木
9千家1三打09
1二打1



日本大學4-2東洋大學
守備日本大....... 守備東洋大
8井上31打数358永田
5富田5安打83中田
3中村8三振77飯塚
2吉田4四死11伊保内
7吉富2犠打06松本
9赤塚3盗塁05山下
62失策84有吉
4野村9
1大谷2笹川

東洋大學11-6宗教大學
守備 東洋大 ....... 守備 宗教大
3中田32打数266山口
6松本10安打75樋口
7飯塚1三振41吉谷
1伊保内6四死38大谷
5山下2犠打32野間
4有吉4盗塁13静永
8佐々木2失策47山上
90本打09益田
2笹川0三打04伊藤
2二打0



東洋大學6x‐1専修大學
守備 東洋大 .......守備専修大
6永田40打数325中西
7飯塚14安打89小泉
1伊保内10三振117坪田
2笹川3四死02・1金土
3松本0犠打08・2大里
5山下2盗塁13三上
4有吉0失策36百幡
91・8小澤
9佐々木4田中
8高田



他校一回戦
國學院大學22-0宗教大學
國學院大學9-3専修大學
専修大學11-3宗教大學
日本大學6-0専修大學
國學院大學6x-3日本大學

二回戦
東洋大學8-6宗教大學
國學院大學(棄権)東洋大學
日本大學(棄権)東洋大學
専修大學(棄権)東洋大學
専修大學(棄権)東洋大學 (同成績戰)
他校二回戦
日本大學9x-3専修大學
國學院大學6x-3日本大學
國學院大學(棄権)宗教大學
國學院大學(棄権)専修大學
日本大學(棄権)宗教大學
専修大學(棄権)宗教大學


秋期成績
國學院大學
日本大學
専修大學
東洋大學
宗教大學


大正15年
春期
既成六大学野球リーグに対抗して起てる國學院、日本大學、専修大學、高師、東洋大學、大正大學の六チームより成れる新大學リーグ戰は左記の日程によって行はる。(『朝日新聞大正15年4月20日』)

(試合結果は不明)
成績
國學院大學
日本大學
専修大學
東京高等師範
東洋大學
大正大學10

東都新大學聯盟戦春期戰
十五年四月三十日から六月末までの間に随時擧行、国学院大學の中途脱退で對日大戰は中止となり秋期に改めて新聯盟の組織を見る筈。(『朝日年鑑』)


秋期
縱来の新大學野球リーグは今春リーグ戰終了と同時に解散を宣して都下十五大學専門學校を中心として別項の如く大學専門學校野球聯盟を組織し八日午後三時から本社会議室に於いて各大學二名の委員出席協議の結果大學専門學校野球リーグ戰を本社後援によって今秋より開始するに決した。今秋は参加十校を五校宛紅白リーグに分けて勝敗率をもって兩リーグの覇者で優勝戦を行ふ米國大リーグ形式をとることになった。(『国民新聞大正15年10月9日』)


紅  組:日本大・國學院・上智大・帝大農大(現東大農学部)・高等工芸(現千葉大工学部)
白  組:東農大・青山学院・高千穂高商(現高千穂大)・東洋大・早大高師(現早大教育学部)
不参加:明治学院・専修大・駒澤大・大正大・高等工業(現東工大)


10月13日
東洋大學000 000 000  0
農業大學210 303 02X  11 

東洋......農大
(三)投板倉(三) 林
(遊)杉本(中)星野
(左)内田(遊)佐藤
(投)三伊保内(一)澤藤
(右)山下(左)糸久
(捕)笹川(二)城所
(二)有吉(投)鈴本
(中)松井(捕)花園
(一)仲田(右)伊藤
合計321112合計381060

盗塁:東1農3  犠打:東0農0  失策:東9農1  
本社後援、大專リーグの東洋大學對農業大學戰は十三日午後二時廿分から田園球場に於いて、樋知、鈴木兩氏審判の下に東洋大學の先攻にて開始された。
▲練習に油の乘り切っている農業大學は第一回早くも林の二壘打星野の好打で二點を擧げ第二回更に花園の單打で一點を加え第四回又々三點を増して伊保内をノックアウト、板倉投手に代わるを餘儀なくせしめ第六回には鈴本の二壘打や敵失に一擧三點を加え第八回にも伊藤の安打と敵失に二點を占め合計十一點を擧げた。▲農業大學と比して練習不足の東洋大學は全くチャンスなく第一回板倉の安打があったのみで結局十一A對零封で農業大學が大勝四時十五分閉戰した。(國民新聞大正十五年十月十四日付朝刊)


10月21日
早大高師011 003 000  5
東洋大學303 000 12X  9


早師........東洋
(中)三富(捕)笹川
(三)竹内(遊)杉本
(一)金森(投)三板倉
(左)大賀(二)伊保内
(二)高田(右)内田
(右)投星野(三)投山下
(捕)木崎(中)宮崎
(投)右大塚(左)松井
((遊))飯野(一)有吉
合計34合計3711

盗塁:早6洋3  犠打:早3洋1  失策:早5洋2
本社後援大學專門學校野球リーグ早大高師對東洋大學の試合は二十一日午後二時四十分から田園調布球場で審判谷(球)古本(壘)二氏、早大高師先行で開始された。

▲洋大はへき頭から早大高師大塚投手のコントロール定まらざるに乘じて三點を入れ續いて三回三本の單打一本の三壘打でまた三點を入れ殆ど大勢定まった時さらに七回に一點八回に二點を入れ斷然早高師軍を抑えた。▲早高師軍は相當の攻撃ぶりを示したが適時の安打少なく二三回各一點七回に三點を入れたのみで終わり東洋大學は九A對五で勝った。閉戰は五時。(『國民新聞』大正十五年十月二十二日付朝刊)



11月5日
東洋大学000 010 3  4
青山學院004 012 0  7

東洋.....青山
(遊)三永田(中)富島
(捕)笹川(三)辻本
(投)遊板倉(二)大槻
(左)内田(遊)二階堂
一 投伊保内(捕)堀 
(二)有吉(左)笹沼
(右)松井(一)福井
(一)仲田(右)斎藤
(中)宮崎(投)吉本
(三)右山下
合計28875合計311262

盗塁:東5青4  犠打:東0青1  失策:東2青3

經過
第一回東洋三者凡退。青山劈頭富島右翼に二壘打を放ち辻本の四球と大槻の内野安打で無死満壘の好機を作ったが得點せず。第二回東洋劈頭内田左翼二壘打を放ったが離壘して刺され好機を逸す。青山凡退。第三回東洋二死後に笹山の二壘打あったのみ。青山辻本三壘暴投に一壘に生き大槻の右翼テキサスに二進し二階堂の三遊間安打に辻本生還、菅沼の右翼安打に大槻還り斎藤の一壘越し安打は二階堂・菅沼を還し四點を先取した。第四回東洋伊保内、有吉四球を得仲田の三振後宮崎の左翼安打に伊保内還り一點を回復。青山振わず。第五回東洋無為。青山二階堂の二壘打の後堀の内野安打に一點を増した。第六回東洋三者凡退。青山斎藤四球辻本遊敵失に出て大槻の中堅二壘打に二者生還。第七回東洋一二壘間安打板倉左翼安打内田三敵失の後伊保内の右中間二壘打に三點を還す。青山無為。この頃から夕暗の為試合を續行することが出來ず遂に七對四のコールドゲームで青山勝ち五時閉戰した。(『国民新聞』大正十五年十一月六日付朝刊)

東洋大學(棄権)高千穂高商

他校結果

白組
青山學院9-2 農業大學
農業大學17x-1高千穂高商
青山學院27x-0高千穂高商
青山學院11-9早大高師
早大高師(棄権)高千穂高商
農業大學5x-3 早大高師
紅組
日本大學 18x-1東京工芸
國學院大學10x-0日本大學
國學院大學12x-2帝大農大
帝大農大7-3 東京工芸
日本大學12x-1帝大農大
國學院大學24-0上智大學
上智大學8x-7 東京工芸
上智大學10-9帝大農大
國學院大學6x-0東京工芸
日本大學21-0上智大學


白組
青山學院・・4勝0敗
農業大學・・3勝1敗
東洋大學・・2勝2敗
早大高師・・1勝3敗
高千穂高・・0勝4敗

紅組
國學院大・・4勝0敗
日本大學・・3勝1敗
上智大學・・2勝2敗
帝大農大・・1勝3敗
高等工芸・・0勝4敗

優勝決定戦
國學院大學(紅)10-0青山學院(白)
國學院大學10-3青山學院


昭和2~3年=不明

昭和4年
東洋大・駒沢大・大正大三大學リーグ戦(日時・場所は不明)
春季
東洋大4-16駒沢大
東洋大2-18駒沢大◯(7回コールド)

●駒沢大 6-12大正大○
●駒沢大10-12大正大○
(東洋大対大正大戦は不明)

秋季
東洋大9-19駒沢大
東洋大4-10駒沢大

●駒沢大 3-5大正大○
○駒沢大 6-0大正大●
○駒沢大17-0大正大●(7回コールド)
(東洋大対大正大戦は不明)

関西遠征
10月12日
龍谷大學6-2東洋大學
参考記事
東洋大学野球部の歴史-戦前・追加分:昭和四年の関西遠征

昭和5年=不明
昭和6年
秋期
-三大學野球聯盟-
東京文理大・東洋大・拓殖大の三大學は今般新たに三大學野球聯盟を設立し、永田東京市長始球式の下に左記のとおりリーグ戰を擧行することとなった。
十月十二日  文理-拓大(十時)  東洋-文理(二時)
   十五日  東洋-拓大(二時)
   十七日  文理-拓大(十時)
   十九日  文理-東洋(二時)
   二十一日東洋-拓大(二時)
以上、王子電車沿線北町球場。
(「朝日新聞昭和六年十月十日朝刊」)

10月12日
文理大12-2拓殖大

東洋大000 100 002  3
文理大000 100 32X  6

10月15日
東洋大401 111 132  14
拓殖大000 002 200  4

10月17日
文理大16-9拓殖大

10月20日
文理大11x-5東洋大

10月21日
拓殖大16-5東洋大
(コールドゲーム。何回かは不明)

10月22日
東洋大27-10拓殖大

東京三大
昭和六年秋創立された拓大、東洋大、文理大野球試合は十月十二日から北町球場で擧行、東洋對拓殖の決勝を残し文理大優勝す。(『運動年鑑』)

 
     文理大東洋大拓殖大
文理大 ―  ○○○○4勝0敗
東洋大●● ― ○●○2勝3敗
拓殖大●●●○● ―1勝4敗


昭和7年
春期

5月14日
文理大11x- 5拓殖大

5月15日
文理大23x-10拓殖大

5月20日
東洋大18x-17拓殖大

5月21日
拓殖大12x-11東洋大

5月22日
東洋大22x- 9拓殖大

5月29日
文理大14-10東洋大

5月30日
文理大11- 4東洋大


文理大優勝
三大學野球リーグ最終試合文理大對東洋大二回戰は三十日午後二時半から北町球場で擧行、十一對四で文理勝つ。この結果文理大は四戰四勝で優勝し、東洋大二位、拓大三位となった。(『朝日新聞』昭和七年五月三十一日付朝刊)


     文理大東洋大拓殖大
文理大○○○○4勝0敗
東洋大●●○●○2勝3敗
拓殖大●●●○●1勝4敗



秋期


四大學野球組み合わせ
三大學野球リーグ戰は新たに工業大學を加えて四大學リーグとなり、今秋のスケヂュールを次の如く決定した。尚球場はいずれも北町文理大球場を使用し、試合はいずれもダブルヘッダーで最初の試合は午前十一時半、次の試合は午後二時半から開始される。『朝日新聞』昭和七年九月二十二日付朝刊)



9月24日
工業大23-2文理大

東洋大010 000 720  10
拓殖大203 000 031  9

9月25日
拓殖大100 000 111  4
東洋大300 003 41X  11

工業大9-5文理大

10月1日
工業大6-4拓殖大

文理大002 311 02  9
東洋大001 001 00  2

10月2日
東洋大000 000 000  0
文理大000 020 20X  4

拓殖大18-17工業大

10月8日
拓殖大11-10文理大1

工業大100 001 001  3
東洋大101 011 00X  4

10月9日
工業大012 050 2101  21
東洋大010 120 0 00   4

拓殖大3-3文理大


10月10日
工業大003 220 003  10
東洋大000 201 001  4

10月18日
拓殖大4-3文理大

工業大優勝す 四大學野球終了す
四大學野球リーグ戰は最後の試合、文理大對拓大戰は18日午後二時十五分北町球場で擧行四對三で拓大快勝。本シーズンは左の成績となって終了した。
①8戰6勝工業大學②8戰3勝一引分拓殖大學③7戰3勝東洋大學④7戰2勝一引分文理科大學(『朝日新聞』昭和七年十月十九日付朝刊)

 
     工業大拓殖大東洋大文理大
工業大○●○●○○○○6勝2敗
拓殖大●○●●●○△○3勝4敗1分
東洋大○●●○○●●3勝4敗
文理大●●●△●○○2勝4敗1分
 


昭和8年
四大学野球

春期
5月13日
工業大9-2文理大

拓殖大878 061 004  34
東洋大100 000 000  1


5月14日
東洋大200 0 06 200  10
拓殖大101 2152 32X  26

文理大10-8工業大


5月20日
拓殖大8-7工業大

文理大440 223 103  18
東洋大002 200 000  4

5月21日
文理大18-2東洋大

拓殖大13-12工業大


5月27日
拓殖大12-10文理大


5月28日
東洋大000 000 101  2
工業大111 340 11X  12

文理大12-3拓殖大

5月29日
拓殖大7-3文理大

工業大103 001 100 1  7
東洋大006 000 000 2  8


6月1日
東洋大401 200 000  7
工業大311 139 26X  26




     拓殖大工業大文理大東洋大
拓殖大○○○●○○○6勝1敗
工業大●●○●○○●○4勝4敗
文理大●○●●○●○○4勝4敗
東洋大●●●○●●●1勝6敗
 


秋期

新大学野球連盟
新たに商大が加わり五大学によるリーグ戦となる。


9月23日
商科大25- 3拓殖大

東洋大33x- 6工業大


9月24日
工業大25- 3東洋大

商科大 9- 6拓殖大


9月30日
商科大20x- 3東洋大

拓殖大3x- 0文理大

10月1日
拓殖大9x- 5文理大

商科大22x- 6東洋大


10月14日
文理大11x- 6工業大

東洋大 中止 拓殖大


10月15日
拓殖大22x- 3東洋大

工業大6x- 3文理大

10月17日
文理大13x- 1東洋大


10月18日
文理大 6- 6東洋大


10月21日
拓殖大10x- 9工業大


10月22日
商科大12- 8文理大

拓殖大13- 1工業大

10月23日
商科大19-0文理大


10月24日
東洋大0 0 2 010 160  10
文理大011 2 302 00X  18


10月28日
拓殖大15- 7東洋大

商科大22x- 6工業大


10月29日
商科大22x- 1工業大


商大八戦八勝 新大學リーグ
新大學野球リーグ戰、商大對工大二回戰は二十九日北町球場で擧行二十二對一で商大勝ち、かくて新加盟の商大は八戰八勝で優勝し、第二位は拓大(六勝)第三位は工大(四勝)第四位は文理大(二勝)第五位は東洋大(全敗)となった。(『朝日新聞』昭和八年十月三十日付朝刊)



     商科大拓殖大工業大文理大東洋大
商科大○○○○○○○○
拓殖大●●○○○○○○
工業大●●●●●○●○
文理大●●●●○●○△○
東洋大●●●●○●●△●



昭和9年
新大学リーグ
春期

5月5日
商科大16- 0工業大

拓殖大8x- 7文理大

5月6日
拓殖大21-17文理大

商科大18- 7東洋大

5月12日
商科大17-12工業大

文理大28- 1東洋大

5月16日
文理大24- 2工業大

5月19日
工業大 4- 2文理大

拓殖大26- 2東洋大

5月20日
拓殖大32-14東洋大

工業大12-12文理大

5月23日
工業大18x-16文理大

5月26日
工業大14- 5拓殖大

商科大17- 8文理大

5月27日
商科大12x‐ 2文理大

工業大7x- 6拓殖大


新大學野球聯盟分裂
拓大應援團の暴行が因
去る五月廿七日北町球場で行われた工大對拓大野球戰は七對六で工大の勝ちとなったが、試合終了後極度にエキサイトした拓大應援團は審判の不公平を叫んでグラウンドに亂入し、工大選手を取り圍んで押し問答の末一壘手井田君外一名を棍棒で横打(ママ)して昏倒せしめ全治二週間の重傷を負わせた、同聯盟ではこの處置に関して六月三日一ツ橋如水會館に幹事會を開催、種々協議の結果東洋大學幹事は拓大に對して脱退を勧告した所、拓大側憤慨して同幹事を毆りつけ重なる暴行沙汰で新大學野球聯盟は遂に分裂する事となり、その後商、文、工の三大學によって新たに三大學野球聯盟が結成され、今秋リーグ戰を擧行する事となった。(『朝日新聞』昭和九年六月七日付朝刊)



昭和10年
5月12日
東洋大學12-6上智大学
(『運動年鑑』その他対抗試合の項より)
*昭和10年10月の『駒澤大学新聞』に
「今春創立した帝都四大学野球リーグはその産声とともに都合により東洋大学の欠場を生じ一抹の淋しさが認められたが…」

とあり、『運動年鑑』には同じ日付で大正大学17-16駒澤大学の結果も記載されている。
また、『運動年鑑』には昭和10年秋に帝都大学野球の記録として「駒澤4勝0敗0分・大正1勝2敗1分・上智0勝3敗1分」の結果が載っていることから、この東洋大対上智大の試合は帝都四大学野球の試合として「行われたものと思われる。その後何らかの理由で東洋大は欠場・脱退となったようだ。

昭和17年
野球部練習開始
八月以降學期試驗や學部入学等の爲一時活動を休止してゐた本學野球部は十月に入って活潑な練習を開始した。
(=昭和17年12月1日発行『東洋大學護國會會報』第八号より)

具体的な活動内容は不明。

拍手を送る