自分の歴史

お彼岸が来て　夜明けが早くなった。

田舎生まれの田舎育ちの私は、農村部特有の祖父母や両親の夜明けと共に起きる！生活習慣で66年経ってもやっぱり目が覚めてしまう。

高校生から町の学校に通学するようになって、徐々に農村生活から離れて行った。

結婚した相手が首都圏に住んでいたから、どんどん田舎を離れ、実家からも遠かったので育児と就業で滅多に田舎に帰らなかった。

年に数日の帰省では全く何も解らず四半世紀が過ぎた。

あの当時、旦那の勤めていた企業は「早期退職制度」を推奨しており、子会社に移動の形で退職金を貰って、故郷にある子会社に移動になった。

その退職金を元手に旦那の実家の近くに家を建てて住むことになり、新しい？生活に入った。

以前の処では私も旦那と同じ会社の子会社に勤務していたので私も退職。

職業訓練校を経て新しい職に就いた。

新しい生活は、家のローン、子供達の学資が重なり経済的にもかなり厳しい事と、慣れない義父母や実父母との関わりにもずいぶんと戸惑った。

それまでは、都会？で旦那の単身赴任や自分のお稼ぎで自由で豊かな😝😝生活を満喫していたから負の部分ばかりを感じてた。

ストレスは溜まる一方で、趣味を楽しめる状態からはすっかり離れてしまった。

苦しかった経済状態からも、嫁姑、親子バトルからも脱して旦那も退職して段々と穏やかなバトルを送る日々になって、又ミシン部屋が出来た。

ミシン部屋は子供達が小さい時、帰りの遅い旦那を待つ時間にタンス部屋の一角にミシン場所を作って子供服を作ってた時があった。

家の近くにお気に入りの手芸屋さんがあったり、友人に大きな生地やさんに連れて行ってもらったりで、パジャマやカフェカーテン、学校に持って行くものやカバー等を沢山作って遊んでいた時代の端切れを出して来た。最終時からかれこれ30年近くになるのかな？

先日作った端切れパッチの残りだけでなく、在庫確認も兼ねて一枚づつにアイロンを掛けて整理整頓してみた。

一枚50円とか150円とかの値段の札も付いたまま💦

全然傷んで無かった。

一枚広げる度に殆どの布切れに思い出を感じ、これが私の人生の歴史なんだなぁ！💕と感慨深くなった。

ちょっとずつ家の中の不要なものを無くしていこうと思っていて今回のコロナウィルス騒ぎでお篭り生活になりクローゼットやタンスの中に目を向ける様になって、持ってるもの全てが私の歴史なんだなぁ！って。

年齢もあるだろうが、色んな方や動物達とお別れをする事も増えた。

自分の事に置き換える事も感じて来た。

コツコツと迷惑が掛からない用意を始める頃なのだろうか？