南大東島・沖縄の旅情・離島での生活・絶海の孤島では 2012年

沖縄から南東に400キロ。太平洋に浮かんだ絶海の孤島でも人々の暮らしがありました。2012年の情報をお知らせします。

村営住宅と生活保護。

2012-11-13 19:31:51 | 日記




 島には住宅困窮者のために村営住宅が用意されています。村営住宅は3か所に固まって建てられており、在所集落に36戸、旧東集落に32戸、南集落に8戸があります(2010年4月)。私が訪れた時には、在所集落で新規の村営住宅の建設が行われていたので、これから増えるかもしれません。
 在所集落にある村営住宅は、鉄筋平屋の長屋形式で築年数は古いのですが、飲食店や商店に近くて便利です。住宅は、郵便貯金による財政投資により建設資金が提供されたようです。旧東集落にある村営住宅は、旧飛行場の滑走路の上に建設されていて、砂糖きび畑の真ん中にありました。周りには民家や商店など何も無く、ここでは買い物などが不便ではないかと思われます。新規に建設された住宅なので、二階建ての洒落たデザインです。南集落にある住宅も、二階建てで同じようなデザインでした。島の民家の大半は平屋であり、村営住宅の二階建ての方が珍しいでしょう。
 村営住宅の家賃は月1から2万円らしく、生活保護の方も住んでお見えになります。年中暖かく、楽天のように見える離島でも生活支援が必要な方は存在し、十名前後が生活保護を受けています。ただ、狭い島のことであり、誰が生活保護を受給しているかは島民の間では周知となっているようです。


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