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地域そのほか速

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「吉野特急」50年祝う

2015-03-16 11:18:34 | 地域

 「吉野特急」50年祝う


 ◇近鉄が記念列車


  大阪阿部野橋(大阪市阿倍野区)―吉野(奈良県吉野町)間の「吉野特急」の運行50年を記念し、近鉄は15日、ツアー客向けの祝賀列車を1日限定で走らせた。


  吉野特急は、桜の名所で知られる吉野地方などへの観光客ら向けに、1965年3月に運行を始めた。先頭車に展望スペースを設けた車両「さくらライナー」などを用い、南大阪、吉野両線を通って同区間を片道約70分で結ぶ。


  この日のツアーには事前に申し込んだ約100人が参加。大阪阿部野橋駅で行われた出発式では、関係者がテープカットし、白地に桜色のラインの入ったさくらライナーをファンら約400人が見送った。


  同社は5月末まで、記念のキャンペーンを実施。沿線6駅の入場券セット(900円)を2000セット限定で販売するほか、土日曜日を中心に、沿線の駅からのハイキングなどを行う。問い合わせは、同社旅客案内テレフォンセンター(06・6771・3105)へ。



異文化交流にぎやかに

2015-03-16 11:18:14 | 地域

 異文化交流にぎやかに


 ◇和歌山 春節の舞踊など楽しむ



  • 色とりどりの布を手に、苑蓉さん(右手前)と中国の伝統舞踊を踊る参加者ら(和歌山市で)

  •   県内在住の日本人や外国人が集まり異文化交流をするイベント「インターナショナル・カフェ」が15日、和歌山市手平の県国際交流センターで開かれ、市民ら約70人が中国の旧正月にあたる「春節」にちなんだ舞踊やお菓子を楽しんだ。


      イベントは県国際交流協会が毎月開催。今回は、中国西安市出身で琵琶奏者や中国語講師を務める苑蓉さんが、春節を祝う文化について紹介。参加者は、春節にちなんだ伝統舞踊「ヤンガー」を体験し、リズムに合わせてステップを踏んだり、色鮮やかな布を振ったりした。丸い団子が家族のだんらんを意味する縁起物の白玉団子も振る舞われ、春節ムードを満喫した。


      海南市の会社員倉地亮宜さん(33)は「日本よりもにぎやかに正月を祝う風習が面白い」、中国から日本に帰化して約20年になる和歌山市の主婦平岡敏美さん(47)は「皆で楽しむ雰囲気が懐かしかった。古里の文化が日本に伝われば」と喜んだ。



記念イベント熱気続く 入場券セット求め列

2015-03-16 11:17:59 | 地域

 記念イベント熱気続く 入場券セット求め列


 県内では15日、北陸新幹線開業を記念する様々なイベントが引き続き行われた。JR西日本も開業記念の入場券セットを販売し、金沢駅では長蛇の列ができるなど大いににぎわった。


  JR西が発売したのは、金沢~糸魚川の新幹線各駅の入場券セット。当初は計5000セット用意する予定だったが、問い合わせが相次いだため、急きょ1万セットに増刷した。


  金沢駅もてなしドーム地下広場では、うち2000セットを販売。午前10時頃から整理券を配布すると、すでに800人ほどが並んでいたという。鉄道が好きな長男の優人ちゃん(4)らと1時間ほど並んで購入した金沢市北町、主婦久城真紀子さん(31)は「無事に買えてほっとした。昨日も新幹線に乗って富山まで行き、子供たちも楽しそうで何より」とうれしそうだった。


  金沢駅のコンコースの新幹線改札口の前にはステージが設けられ、芸妓(げいこ)らが舞やお座敷太鼓を披露するなどし、観光客らは金沢の芸妓ならではの技に見入っていた。福井市大島町、会社役員河端昇さん(60)は「このにぎやかさに、芸妓さんのあでやかな舞で華やかな雰囲気が漂った。福井も早く新幹線が開業してこれくらい盛り上がってほしい」と話していた。


  近江町市場前には、食材や調理法などの情報が一切伝えられず料理が提供され、参加者が味わう「ゲリラレストラン」が出現。料理名には「驚きの効いた楽しさと隠しきれない嬉(うれ)しさのテイスト」などとその料理を味わった時の感情だけが表現され、参加者は味を確かめながらどのような材料が使われているか想像していた。金沢市の中心市街地では、商店街の関係者が加能ガニの鍋を無料でふるまったり、ホテルがオープンカフェを出したりと食でもてなしするイベントも行われた。



早春の妖精かれん

2015-03-16 11:17:58 | 地域

 早春の妖精かれん


 


  • かわいらしい白い花を咲かせるセツブンソウ(米原市で)

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      山里に春を告げるセツブンソウが、伊吹山麓の米原市大久保の自生地(約80アール)で開花し、訪れる人たちを楽しませている。20日頃まで群生した姿が見られるという。


      環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に登録されたキンポウゲ科の多年草。愛らしい白い姿から「早春の妖精」とも呼ばれる。


      大久保地区では、10年程前から住民らが下草を刈ったり、柵で囲ったりして保護している。谷口隆一区長(59)は「毎年、かれんな姿に元気をもらっている」と目を細めている。(黒川武士)



堺に酒蔵 夢実る

2015-03-16 11:17:48 | 地域

 堺に酒蔵 夢実る


 ◇純米吟醸「千利休」発売 大病克服の男性ら尽力


  かつて酒造りが盛んだった堺市に、44年ぶりに酒蔵が復活し、堺出身の茶聖にちなんだ「千利休」の銘柄で販売が始まった。長年酒造りに携わっていた西條裕三さん(72)らが、「堺の地酒を再び世に出したい」と奔走し、周囲の後押しを受けて夢を実現させた。(山崎茂)


  昨年12月に設立された「堺泉酒造」(堺市堺区)。老舗料亭跡を借りて、1階の約150平方メートルに発酵タンクや冷蔵庫を整備。最高級の兵庫県産の酒米・山田錦を原料に、今年1月から仕込みを始め、2月中旬、まろやかな口当たりとふくよかな香りの純米吟醸酒「千利休」が仕上がった。


  同社によると、堺での酒造りの歴史は室町時代にさかのぼるという。江戸期には全国有数の酒所とされたが、明治初めに95軒あった酒蔵は、昭和初期には24軒まで減少。その後も移転、廃業が進み、1971年に最後の1軒が閉め、酒造りの伝統は途絶えたままだった。


  西條さんは、河内長野市の老舗酒蔵で社長を務めていたが、2002年1月、脳梗塞で倒れ、経営から身を引いた。


  家族の献身的な介護を受け、懸命にリハビリに励んだ。小学時代に過ごした縁のある堺の友人たちから「堺の地で酒蔵を」と求められ、再び酒造りを決意。全国各地を回り、資金提供や賛同者を募った。


  昨年4月、大学の後輩で、酒所「灘五郷」で知られる神戸の酒蔵で杜氏(とうじ)をしていた泉勇之介さん(71)と出会い、意気投合。経営コンサルタントを交えた3人で協力し、堺での醸造場所を探し、準備を進めてきた。


  今夏には、併設する料亭の部屋を利用して飲食スペースも設ける予定。初年度は4000本(1・8リットル換算)以上の出荷を目指している。


  13、14両日にあった酒蔵開きには竹山修身・堺市長も訪れ、「市民に愛される酒蔵になってほしい」とあいさつ。関係者らが祝杯をあげた。西條さんは「44年分の思いがこもった酒で、堺で新しい歴史を刻んでいきたい」と話している。


  純米吟醸酒「千利休」は1・8リットルが4500円、720ミリ・リットルは2300円(いずれも税別)。ラベルは書家の荻野丹雪氏が揮毫(きごう)した。にごり酒(720ミリ・リットル、税込み2600円)も手がけている。


  問い合わせは堺泉酒造(072・222・0707)へ。