なぜ神仏に感謝が必要なのか

質問者：ハイル禅師　よく宗教では神仏に感謝しましょう
と言いますが なぜ感謝が必要なのでしょうか？

私：感謝とは有り難く感じる事ですが　
何かの願いが叶って感謝するというよりも　
今まで生かされてきたことへの感謝こそ
本当の感謝の意味なのであります

神仏とは畏敬の対象であり法則主にあたりますが
多くの人は神社仏閣へ行くと健康や金運などの
祈願を行う人が多い

しかし個人的な祈願の前に無事に神社仏閣まで
来させて頂いた感謝と国家の繁栄をまず願わないといけない

無事に当地に着けた健康力と多少の御布施が出来る人であり
これさえ叶わない人もいる

要するに願い事だけをいう人は愚痴を言いに来ている人
とあまり変わらない
　
例えば一部の臓器の悪い人がその臓器の健康だけを祈ると
他の臓器に対する感謝がない

だからまず多くの臓器が機能していることへの感謝と
神仏への感謝を伝えてから問題がある臓器が健康に
なるように祈願すればよい

また本当に心から感謝の気持ちがある人が
神社仏閣で十円以下の賽銭のみを行うこともありません

最後に感謝とは自分自身の傲りを戒め　利他に対する
慈悲心にも繋がるので結局は自分に返ってくる
モノなのであります