質問者:ハイル禅師 厄年はやはり災難に遭い易い時期
なのでしょうか?
私:確かに前世劫が重い人は世のため人のために尽くして
善人で暮らしていても男性で42歳・女性で33歳前後には
不本意に殺害されたり重病に陥る事は実際にあります
ただ厄年の本来の意味は因縁の調整期間の役割があり
苦労や研鑽をしてきた人などは この時期に良い結婚や
出世など大開運する場合もある
つまり厄年とは劫祓いとステージを上げるという両方の働き
を持っているのです
例えば釈迦や孔子も厄年の時期には命を狙われましたが
実はそれまでのやり方を変えてレベルの高い人生に
脱皮させる天の計らいの意味がありました
このように徳と劫の保有量によって人それぞれに
厄年の意味や解釈が随分と違いますが自分の現時点の
徳分相応によりこれより先の人生に備えて進化しながら
歩んでいく人と一旦現世では寿命となり劫祓いをして
終了する人に分かれます
ただし劫が重くても神縁がある人などは厄年のたびに
病気や事故等に遭ったり入院したりする人もいますが
寿命に成らずに長生きされる場合もある
こういう人達は徳積みや罪障清算を地道にされてきており
現世における一定の修行がなったと言えるでありましょう