たまに魚

梅雨が明けて毎日晴天。もうちょっと涼しくても良いけど、まあ悪くは無いね。

久々に水産業界のお話。

今、チリの養殖の銀鮭が暴落しております。ここ近年ほんとんどの輸入魚の価格が上がり続けていました。昨年、震災の影響で日本での魚の需要が追いつかなくなり、また上がりました。もう、魚価が下がるということはないんだろうな・・・というのが我々の共通の感覚でした。そんな中、チリの養殖場で病気が発生し、日本向けの魚が無いという話がでました。日本の商社は仕事を確保するため、史上最高値でチリからの買い付けの契約を結んでいきました。商社によっては2年分の契約をして魚を確保しました。

しかし・・・蓋を開けてみると昨年の銀鮭は大豊漁。日本商社がほとんど契約で年間分を確保してしまっていたため、銀鮭はあふれかえってしまいました。最高値で契約していた頃の魚は700円/ｋｇと言われていたものが、今300円/ｋｇとなっております。日本の鮭の含み損は500億円以上とも言われ、各会社の鮭担当はノイローゼになってしまったと聞きます。

家の会社は鮭の取り扱いはありませんが明日は我が身。それでなくても魚の消費が落ちる一方の日本。水産業界に未来はあるのでしょうか・・・。

とにかく食育からスタートですね。