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思いつきとメモ

誰かに、何かに責任があるのか

2004年06月07日 01時08分15秒 | 日記
 佐世保の小学生殺人事件ではいろんな側面が話題になった。小学生の計画的な殺人であること、その直接的な原因がホームページ内の掲示板への書き込みだったことなど、そしてインターネットでのマナーがとやかく云われるようにもなっている。

 昨晩自宅に戻ると、中学生の娘が自宅のmacにへばりつきチャットをしていた。キーボードを叩くスピードも速く正確で、かなり慣れている様子。そういえば、以前お絵かきチャットなるものに半日ほど参加していた。画面の上半分がお絵かきスペースで下半分が文字のチャットスペースになっている。複数の人間が同じ画面に絵を書き込めるようになっていて、好きなアニメキャラやそれぞれが得意とするオリジナルキャラのマンガ(アニメ)書きながら、それぞれの絵に対してコメントを書くというものらしい。

 私の娘も小学生の頃から自分でホームページを作っている。当時同じクラスにいるアニメ好きの友達が自分のホームページを持っていて、それを見て自分でも作ろうと思ったらしい。同学年の他のクラスにもアニメファンでホームページを持っている子もいたようだった。
 最初は、お父さん(私だ)が威厳を見せるべく簡単なソフト(mac用のpagemillの古いバージョン)の使い方と、アップロードするソフトの使い方を教えた。すぐに使い方を覚え、一年もすると、古いソフトでは満足できずに自分でソースを書くまでになっていた。また自宅の契約しているローカルプロバイダーのホームページ容量では充分にアニメの絵を収容できないとのことで、勝手に広告付きの無料サーバーを探し自分のページを移動させていた。普通の掲示板やお絵描き掲示板もあちこちから無料だが広告付きのものを探し出しては使いやすものに入れ替えていた。なかなかやるモンだね。また父親に似ず、妙に真面目でマナーにもうるさく、変な書き込みがあると断りを入れて削除したりもしている様子。教えなくても子は育つのかもしれないな。

 子供達には自分の世界があり、いろんな形でコミュニケーションしている。インターネットばかりに頼っているとも思えない。あくまでも一つのツールとしてうまく使っている。今回の佐世保の事件は、掲示板への書き込みが直接的に引き金になったように言われている。だが以前から何かと問題もあったようで、殺人の原因やインターネットとの関わり方はもう少し事実関係が明らかになってから考えてみたいと思う。

 今回の事件で、小学校へのカッター持ち込み禁止とか、インターネットのマナーを学校で教えるとか、いろいろ波紋が広がっているようだ。だが、何でも規制する方向にだけは行って欲しくない。多くの人たちにとって貴重なメディアであり、コミュニケーションツールなのだから、我々も大事にしなくてはいけない。

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