第4章 日本の危機
第1節 日本の危機 アメリカ
2000年代 3
ジョージ・H・W・ブッシュ大統領政権
で
国家安全保障担当大統領補佐官
になった
ブレント・スコウクロフト氏
は、
キッシンジャー・アソシエイツ
に
入社、
親中国の姿勢
を
明らかにするものの、
中国に対して警戒感を示した。
ジョージ・H・W・ブッシュ大統領政権
で
国務副長官
となり、
政権末期
に
国務長官
に
就任した
ローレンス・イーグルバーガー氏
も
キッシンジャー・アソシエイツ
に
入社、
アメリカ企業と中国共産党との関係
を
仲介した。
リチャード・アーミテージ氏
は
文藝春秋・文春新書『日米同盟VS中国・北朝鮮 アーミテージ・ナイ緊急提言』
において、
ヘンリー・キッシンジャー元国務長官ハーバード大学教授
と
ズビグニュー・ブレジンスキー元大統領特別補佐官コロンビア大学教授
について
「考えてもみて下さい。キッシンジャーやブレジンスキーといった人たちはこれっぽっちも日本のことやアジアのことわかっていないのです。まったく、本当に!」
とかなり強い調子
で
ヘンリー・キッシンジャー氏
を
批判している。
イエール大学卒業後、
CIA
で
東アジア
を担当し、
事実上の在台湾アメリカ大使館
である
アメリカ在台湾協会台北所長
を経て
1989年から1991年
まで
中国大使
を務めた
ジェームズ・リリー氏。
ジェームズ・リリー氏
は
中国
を
厳しく批判していた。