愚かなる精神 ふたたび

日々の出来事の中から、人間の「愚かなる精神」が感じられる
ニュースを取り上げコメントする。

平気で嘘をつく人たち

2011年03月26日 02時31分02秒 | Weblog
 
 最近テレビを見ていると本当に頭にくる。


 福島原発で起きた放射能の拡散について、テレビのアナウンサーやコメンテーター達は「大丈夫・安全」と根拠もなく繰り返しているからだ。


 「だいじょぶだいじょぶ~」という小島よしおのギャグなら個人的に好きなので笑えるのだが、彼らのそれは、日本国民の生命や健康・安全を危険に曝すものであり、全く笑えない。


 ”みのもんた”に至っては、福島原発事故の現状を見ながらにして未だ「原発はクリーンで安全だ」などど言っている。どこまで脳天気な人なのだろう。原発近くで危険を顧みず作業を行っている自衛隊やハイパーレスキュー隊の方々には決して聞かせられない言葉である。みのもんた氏他、アナウンサーやコメンテーター・原発推進御用学者などの「平気で嘘をつく人たち」は人間性が崩壊している。


 原発は、生命や環境・健康・安全を冒すだけでなく人間性をも崩壊させる事を再認識した。


 詳しくは、下の広瀬隆氏の講演を見て欲しい。 


 

 今偶然「朝まで生テレビ」を見たら、「平気で嘘をつく人たち」がたくさん出ていたので、ご芳名のみ紹介させていただきます。


 田原総一朗 様 ・猪瀬直樹 様 ・ 勝間和代 様 ・ 堀江貴文 様 ・ 藤城俊夫 様 ・ 松本義久 様

 萩原博子 様 ・ 片山さつき 様 ・ 高橋洋一 様 ・ 島田保之 様 ・ 池田信夫 様


 ほとんど全員でした。



  

福島原発事故 不可解な話

2011年03月22日 21時45分58秒 | Weblog
 福島原発事故では不可解な事が多い。政府や東京電力(以下東電)の人間が情報を操作し、何か重大な事実を隠したり故意に表に出していないのではないだろうか?


 さて、前拙ブログ「『原発安全教』信者の皆様へ」でも指摘した、電源復旧をする前に原子炉になぜ海水や真水を、広瀬隆さんの言い方で言えば「ぶっ込んだ」のか気になって考えていたら、恐ろしい考えが浮かんだので書いてみる。



 
                              毎日新聞社さんから借用


 原子炉建屋が水素爆発した後使用済み核燃料が大気に接し放射性核物質が拡散し始めた時、東電は原子炉や使用済み核燃料を冷やす為に放水したのではない。大気中に拡散した放射性物質によって放射線量が増え、それをマスコミ等から批判されるのが嫌で放水を始めたのではないかと。テレビを見ていると放水によって放射線量が下がったと報道しており、放水の効果はあるようだ。


 つまり原子炉や使用済み核燃料の冷却は表向きの理由で、放射線量を下げマスコミ等の批判をかわすのが主目的だったのではないか。放水することで冷却システムの復旧が不可能になることは承知の上で。そうであれば、現在行われている電源復旧作業も、冷却システム自体を復旧させる事は出来ないと東電の社員は分かってやっている、という恐ろしい事になる。


 とここまで書いて、圧力容器への海水注入と建屋等への放水を混同していることに気が付いた。あくまで、目茶目茶に壊れた建屋等に放水している理由が上記のものだという事です。

「原発安全教」 信者の皆様へ

2011年03月19日 18時24分19秒 | Weblog
 日本全国に多数おられる「原発安全教」信者の皆様 こんにちは。


 私は以前から原発に反対してきました。(拙ブログ「愚かなる人リスト」参照)その私でも想像できなかった恐るべき事故が福島原発で起きています。


 テレビの映像で見ると、いくつかの原子炉建屋が水素爆発で破壊され鉄骨がむき出しになり目茶目茶に壊れています。使用済み核燃料を冷却するため、目茶目茶に壊れた建物に海水や真水を掛けたりしていますが、効果はあるのでしょうか?しかも水を掛けた後電源をつなごうとしています。私なりに考えると、水を掛けておいてから電源をつなごうとするのはどう考えても順序が逆です。電気機器に水をかけてしまえば後で電源をつないでも動かないのは素人でも想像がつく事。多分、電源をつないだ後の冷却装置による冷却を犠牲にしてでも緊急に原発を冷やす必要があったのだと思います。

 

 「危険な話」などでも有名な作家 広瀬隆さんがその辺のことを詳しく話しているので興味ある方は見てください。

  

 さて、広瀬隆さんも心配しているように、私も原子炉より使用済み核燃料の方が心配です。使用済み核燃料の中には猛毒プルトニウムがあるからです。プルトニウムの毒性については、例えば

 
 「プルトニウム239の粉末をつくって、これを口や鼻を通じて均等に人びとの体内に摂取されるようにしてやると、耳かき一杯分で100万人の人を殺すことが可能である」
                                       室田武著「原発の経済学」より


 広瀬さんや私の心配が杞憂に終われば良いのですが、このまま使用済み核燃料の冷却に失敗した場合、プルトニウムを含む放射性廃棄物が大気中に放出され拡散します。それを防ぐには、チェルノブイリ原発事故で行われた、コンクリートの覆いによって放射線物質の拡散を防ぐ ―通称「石棺」― の措置が必要になってくる。たぶん、その後は、近くに人が住むことはできなくなるでしょう。


 何度も言いますが、この最悪の結果だけは何としても避けてもらいたいと思います。


 しかし、この事故の責任はどこにあるのか?


 こんなにも危険な原発を安全だと断言し推進し続けた多くの日本人に責任がある、と私は思います。原発は”安価でクリーンで安全だ”などと事実と全く違う事を信じ続けている日本人は、政府にマインドコントロールされた「原発安全教」信者に他なりません。私に言わせれば、「原発安全教」信者にオウム真理教の信者を非難する資格はありません。