愚かなる精神 ふたたび

日々の出来事の中から、人間の「愚かなる精神」が感じられる
ニュースを取り上げコメントする。

福岡市三児死亡飲酒運転事故の高裁判決は妥当だ

2009年05月17日 23時25分09秒 | Weblog
 幼児三人が死亡した福岡市の飲酒運転事故の控訴審判決で福岡高裁は、元同市職員を業務上過失致死傷罪とした福岡地裁の一審判決を破棄し、危険運転致死傷罪を適用し懲役20年を言い渡した。


 この高裁判決は妥当だと思う。


 事故原因を脇見運転とし業務上過失致傷罪だとした地裁の判決は、非論理的であまりの愚かさに怒りを覚える。

 
 飲酒運転が明らかであるにもかかわらず、地裁はなぜ脇見運転が原因となければならなかったのか?それは、危険運転致死傷罪の適用を回避したかっただけなのだ。ただそれだけの為に地裁は非論理的な結論を導き出した。


 危険運転致死傷罪を適用する為には、「アルコールの影響で正常な運転が困難な状態」を証明する必要があるというが、アルコールを飲んだ時点で正常な運転が困難な状態であると言って全く問題ない。


 なぜなら、飲酒運転の取締りを考えると分り易い。


 取締りでは多くの場合、事故を起こしてもいないのに正常な運転ができないと判断され運転が禁止される。この論理が正しいとするなら、今回は飲酒運転が明らかであり事故を起こしたのだから、正常な運転が困難な状態であったことは明らかではないか!
                     


 今回の地裁の裁判官や警察・検事などプロと呼ばれる人達の出鱈目な仕事振りを度々見るので機会があればまた批判したい。


地球は本当に危機なのか?

2009年05月08日 00時20分41秒 | Weblog
 ノーレジ袋やリサイクルなどのエコ活動に付き物なのが、

 「地球の危機を救え」とか「地球にやさしく」

 とかいった文句だ。しかし、どうもこの言葉はエコ活動の方向性を見失わせる愚かな考え方だと思っている。

 まず、地球は本当に危機なのか?というのを考えてみる。


 地球温暖化によって地球の平均気温が上がり多くの生物が絶滅したとすると地球はどうなるのだろうか・・・?別に地球にとって全く問題は無い なぜなら、太陽系の他の惑星には生命体はいないのだから、地球にも生命体が存在しなければいけない必然性は全く無いからだ。また、私の嫌いな原発や核兵器の放射能で地球上のすべての生物が死滅したとしても、数百万年もすれば元の環境に戻れるだろう。46億年も生きてきた地球にとって数百万年など物の数ではない。


 こう考えてくると、エコ活動は地球のためではない事がわかる。それでは一体何のためなのか。当たり前だが、人間のためだ。人間が地球上で行き続けるために地球温暖化を防止することが必要なのだ 地球の環境を最優先させれば、人類を地球上から絶滅させる必要性すら出てくる。地球環境を悪化させている原因は間違いなく人類の生命活動なのだから。


 人間のためにやっていることなのに、すぐ人は感情に流されて地球のためとか嘘をつく。

 エコ活動を真に意味をなす行動とするためには目的を見失わないことが重要だと思う。