愚かなる精神 ふたたび

日々の出来事の中から、人間の「愚かなる精神」が感じられる
ニュースを取り上げコメントする。

美女と結婚しても満足せぬ「男」とは・・・?

2009年03月24日 23時45分19秒 | Weblog
 陣内智則さんと藤原紀香さんが離婚した。

 ニュースを聞いた時、「やっぱり」と思うのと同時に、「なぜ」という気持ちの両方が湧き上がってきた。


 格差婚だけに「やっぱり」無理があったのかな?という気持ちと
 誰もが羨む美女と結婚したのに「なぜ」浮気を?という気持ちだ。


 そして、特に考えたのが「なぜ」の方だった。
 藤原紀香さんほどの美女と結婚したのに浮気をした陣内さんの行為は、普通考えると理解できない。私も「藤原紀香の何が不満なのだ!」と頭にくるし「浮気するなんて贅沢だ」と思う。だとすれば、そういう陣内さんだけが愚かなのだろうか?


 「否、そうとばかりは言えない」


 と言うには根拠がある。恥ずかしながら私もバツイチなのである。私の場合、離婚の原因が浮気ではなかったが、結婚している時、浮気したいと思ったのは、相手から受け入れられていないと感じた時だった。

 あくまで憶測なのだが、紀香さんにも陣内さんを受け入れないような態度があったのではないだろうか?私にはそうとしか考えられない。仮にそうだとしても、陣内さんの行為が決して正当化できるものではないが。

 
 「美女と結婚しても『男』は満足できないことがある」

 
 これから結婚する男達に考えて欲しいテーマである。

 

 

 
 




現代のトヨタ商法

2009年03月22日 12時18分48秒 | Weblog
 今回登場する愚かなる男、それは私です。

 実は私、2月に自動車を購入する契約をしました。車種はプリウスです。

 関心のある方はご存知だと思いますが、プリウスは5/18に新型の発売が予定されており、その新型の値段が話題になっています。現在233万円の車が新型となって205万円で発売されるのです。ほぼ30万円引きになります。排気量が1500ccから1800ccにアップしそれにもかかわらず燃費が9%向上するのに、です。

 新型プリウスは雑誌等の予想で245~250万円になるだろうとの事でした。それから見ると40~45万円の値引きです。
 旧型より新型の方が30万円も安いとは!
 出鱈目な価格操作です。
 
 本当に怒りを感じましたが、そんな時期にプリウスを買おうとする自分の愚かさも思い知りました。

 しかし、怒りが収まらなかった私は、3月末の納車を前に契約解除も辞せずディーラーと交渉し、結局注文していた車の購入を昨日決定しました。
 
 具体的に書くと、現行型プリウスS236万円(下取あり)を交渉の結果、210万円(諸経費込み)に値引きさせました。実は5月以降には現行20型が189万円になるので、210万円でも割高ですが。

 それにしても、現行233万円の車をいきなり189万円に44万円も値引きするトヨタ商法とはいかなる商法なのでしょうか?

 これにはライバル社ホンダのハイブリッド「インサイト」の影響があります。2月の発売以降「インサイト」の販売が目標の3倍以上と好調なので、慌てたトヨタは値引きを図ったのです。値引き自体は立派な経営戦略ですが、その値引き額が大きすぎる為、今まで定価若しくは多少の値引きでプリウスを購入してきた現ユーザーはいい面の皮です。

 定価で考えるとトヨタは1台当り44万円以上プリウスで儲けていたことになります。自動車販売業界の利益率が低いなどと言う噂は嘘だということがわかります。

 現ユーザーは誰も怒らないのでしょうか? 
 

 
 

イチローに見る能力不変神話

2009年03月20日 10時20分05秒 | Weblog
 現在(3/20)WBC日韓戦の最中です。

 イチローの不調が言われていますが、私は予選リーグ?の2試合目に打てなかった時点で、イチローを先発メンバーからは外すべきだと思いました。

 その心は?

 単純に、打てないし調子が悪いからです。

 日本が本当に優勝したいのであれば、打てない選手を出すべきではない。それでもなぜ監督は出場させるのでしょうか?それは多くの人が人間の能力不変神話を信じているからです。

 「メジャーであれだけの実績を残したイチローなら打つに違いない」と言うのが能力不変神話です。しかし、「無責任の構造」などの著書で知られる岡本浩一氏が書いてあるように

 「長期的に見ると、人間の能力や資質も変わる。難しい仕事をやり通したときは、人並みはずれた忍耐力や信望をもっていても、そのような資質も数年のうちにはいくぶん変化する場合がある。加齢、疲労の蓄積、環境の変化(略)、健康状態・体力の変化などがあるため、人格的能力なども、最上の状態を維持するのはなかなか大変なことである。」

 この対人情報への信頼過多が「無責任の構造の病理」として「大きな政策のミスの遠因になることは案外多いものである」としている。

 イチローももう36歳。いかに偉大な選手であろうとも能力は衰えるのである。

 人間の能力不変神話も所詮は神話であって事実ではない。事実ではないことを事実のように思い込むことは愚かなことである。
 原発安全神話もしかり。

愚かなる人リスト

2009年03月15日 22時44分48秒 | Weblog
 
 愚かなる人達のリストを挙げてみます。


 浅井愼平(写真家)・大山のぶ代(ドラえもんの声優)・北野大(大学教授)・

 弘兼憲史(漫画家)・的場浩司(俳優)・吉村作治(大学学長)、などなど


 この人達は何なのかと言うと、原子力発電環境整備機構―NUMO(ニューモ)による高レベル放射性廃棄物の地層処分に賛成している人達です。顔ぶれを見てみると、さもありなんという人もいれば、その人に良いイメージを持っていたのでがっかりさせられた人もいます。

 おわかりのように私は地層処分に反対です。原発自体にも反対なのですが、それはまた別の機会に論じます。
 地層処分に反対の理由は、

 ①処分に時間がかかる
 ②危険性が高い
 ③費用がかかり過ぎる

 の3点です。

 ①ニューモは地層処分した高レベル放射性廃棄物を何年保管するとは具体的には書いていません。なんとなく1000年は放射性廃棄物と地下水は接触しないと書いています。

 1000年!何と途方もない時間でしょうか。
 どうせコンクリートで覆うのでしょうが、地下に埋めたコンクリートが1000年ももつ訳はありません。ある情報では、1万年後でも高レベル放射性廃棄物は年間許容基準の3.2~4.9倍の放射能を持つそうです。1000年でも短すぎるのが分ります。

 ②安定な地層に埋めると言っていますが、地震列島であるこの日本のどこに安定な地層があるのでしょうか?日本に絶対地震がおきない所などありません。小学生でも分る話です。

 ③ニューモは2021年に処分費用は3兆円になると書いています。2000年設立なので20年で3兆円。年間1500億円。将来の子供達に問題を先送りするだけの事業にこの金額は高すぎます。

 地層処分に賛成している人達は事実を知らないだけなのかも知れません。しかし知らないからと言って無責任な行動をしてよい訳ではない。