富里で完全復活宣言！

2008年6月22日　第２５回富里スイカロードレース大会

前十字靭帯再建手術から、この日の完走を目指して松田・松川は密かにトレーニングを続けてきた。

前にも触れたが、私と松川は常総学院応援指導部の仲間であるが、何という運命か、２人は同時期にひざの靭帯を断裂し、病院は違うがお互い同時期に入院手術を経験した。
そして入院中に２人の目標は「スイカロードレース完走！」に決まったのだ。
今日は特別な日になりそうな予感がした。

朝６時５０分　柏市在住（新婚ホヤホヤ）の松川大介が白井まで迎えに来た。
と思いきや、ドジな松川は前日に奥さんが用意してくれていたにもかかわらず参加通知書を忘れてしまった。
スタートは９：５０分だから時間的には余裕があった。
「よし、まだ時間があるから柏まで戻ろう！」
と富里ではなく柏に向った。
一方、その頃、もう一人の参加者、第１５期常総学院応援指導部鼓手長の小関友樹は、すでに現地に到着していた。
（初のスイカロードレースに向けて、気合を入れ早朝５時に土浦を出発したらしい）
そんなこんなで、三人が揃ったのはスタート３０分前であった。　
ここで、また事件が・・・
なんと、わざわざ柏まで参加通知書を取りに戻った松川だったが、現地で封筒を空けてみると
「な、ないです・・・」
封筒に参加通知書が入っていないのである。
（奥さんが愛する夫のために参加通知書の写メールを送ったときに封筒から出したから）
これは中を確認しなかった大介君のミスですね。明代さんは何にも悪くありません！
しかし一体、なんのために柏へ戻ったのだろう・・・（笑）

呆然と立ち尽くす松川・・・ドンマイ！５００円払えば再発行できる！！
と大ドジの松川後輩でした。（僕はこんな天然キャラが大好きであります。）

前置きが長くなりましたが、このスイカロードレースは毎年１万人以上が参加し、市民マラソンとしては全国一の規模を誇る大会です。
開催地の富里市は成田空港の西４キロに位置する人口約５万１千人の都市でスイカの名産地です。

富里市には、スイカのイメージキャラクター「とみちゃん」がいます。（「なし坊」のライバル？？）
てなわけで、いよいよスタート！！
しかし、人が多すぎて、全然前に進めない・・・
でも今回はタイムより「完走」が目標だからあまり気にはならない。　
最後までもってくれよ俺と松川の足よ！
３キロ、５キロと進むにつれ、だんだん体が重くなってくる・・・　
でも、足を怪我したときは、もう走れないんじゃないかという不安があったから一歩一歩、「いま俺は自分の足で大地を踏みしめゴールへ向って進んでいる」と思うと嬉しくてたまらない。
６キロ地点を過ぎたあたりからガクッとペースが落ちた。　
やはり靭帯断裂手術から、数ヶ月で１０キロ完走はまだ早かったか・・・

と思った瞬間、首からぶら下げたアイポッドシャッフルから流れてきたのはなんと
明治大学応援歌『紫紺の歌』である。　　
なぜだろう。
自分は法政の応援団出身だけど、本当に辛いときに己を奮い立たせてくれるのはいつも明治の校歌や応援歌なのだ。
この歌を聴くと明治の怒涛の応援が目に浮かび「負けてたまるか」という気概が湧き上がってくるのである。　　

それはおそらく明治大学応援団は法政大学応援団にとって最大のライバルであり、仲間だからだと思う。　
よしっ行くぞ！！オレンジで身を包みながら紫紺の魂で激走する。
そして感動のゴール！！　

やった！
やった！
やった！

　　　　　　走りぬいたぞ！！　
　
気になる松川も続いてゴール！（オイラに負けたのは、スタート前に１ｋｇほどのウンチをしなかったからだそうです。）
忘れてた小関は制限時間ギリギリでゴール（この男、途中でスイカ食べすぎです・・・）

何はともあれ、三人無事に完走できた。
しかも、喜びを分かち合っていたところ、取材を受けました！（６／２３ 毎日新聞）

今年の目標であったスイカロードレースを成し遂げ、ここに完全復活を宣言します！！
次の目標は富士登頂です。こうご期待！！