むしゃむしゃ

なんでも奥歯でゆっくりむしゃむしゃ

ネズミ君

2007-05-17 | mono むしゃむしゃ
お気に入りのBook Markです☆

先端にネズミ君がいて
本に挟むとネズミ君が本に上に乗っかります。

使用することで価値が付加されるmonoには
製作者の遊び心と愛情を感じます。


このネズミ君を飼うことで
読みかけの本を読み始めるとき
毎回のように感性が揺さぶられ
有意義な読書ができます☆

技術×技術の弊害

2007-05-16 | 世の中 むしゃむしゃ
ここ数日のうちに
携帯電話で通話中の運転手
をたまたま何人か見かけました。

歩行者から運転席は
意外と見えてしまうものなんですね。



道路交通法で走行中の携帯電話等の使用による罰則が
以下のように定められています。


「自動車や原動機付自転車の運転者が走行中に
 携帯電話等を手で保持して通話したり
 メールの送受信等のために画像表示用装置を手で保持して注視した場合
 道路における交通の危険を生じさせなくても罰則の対象となる」

引用:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/doukou/doukou.htm


この法律で気になるのは「手で保持して」という表現。
これは「ハンズフリー」なら構わないという表現になります。


この法律には以前からずっと疑問を持っていました。

携帯電話の使用により事故を引き起こす可能性が増加するのは
感覚的にも事実としてもわかります。

ここで走行中に携帯電話を使用することにより
運転手に起こる状態を簡単に考えてみます。


1.片手がふさがることによる運転操作の安定性の低下
2.通話行為による注意力の散漫
3.メール送受信による注意力及び運転操作安定性の低下


まぁ他にもあるかもしれないけど主にはこの3つだと思います。

1の運転操作に関しては、ハンズフリーにすることで解消されると思います。
しかし事故の原因として運転操作を誤ることはあまり聞かない気がします。
運転操作が上手い人にとっては片手運転に大きな負担は無いし
運転操作が下手な人は走行中に電話しようとは思いません。


そう考えると
2の通話行為による注意力の散漫が
最も事故に直結する問題であるかのように思います。

通話をするのは音楽を聴くのと違って
「未知の情報を受信・処理し、それに対して的確な情報を創成・発信する」
という非常に高度な思考が必要で集中力のいる作業だと思います。
(音楽もじっくり聴けば非常に高度だと思います)

さらに電話を通しての会話は
声の抑揚・明瞭さが欠けることや相手の状態がわからないことなどから
車内での会話とはまた違う特別な集中力が必要になると思います。


この最も危険だと考えられる(勝手に考えてますけど)原因は
ハンズフリーでは解消できない。
そこに以前から疑問を抱いていたのですが、どうでしょうか。


そうそう
3のメール送受信はハンズフリーとか関係ありませんね。
緊急事態がメールで送られてくることはほとんど無いと思うし
運転中に視覚と片手と集中力を奪われるのは致命的です。

好きな人からの連絡であっても少しだけ我慢してください。



車×携帯電話という高度な技術の組み合わせに
人間の機能が追いつけない現状を感じます。

この世に"事実"はない

2007-05-14 | 日常 むしゃむしゃ
ご存知の方も多いと思いますが
「ABC理論」という興味深い論理療法に出会ったので
紹介したいと思います。


A:Activating Event 【出来事】
B:Belief  【固定観念や信念】
C:Consequence 【結果として表れた感情や対応】


一般的に、何かが起こったときに
【A:出来事】と【C:結果】に因果関係があるかのように思いがちです。

しかし実際には
【C:結果】を引き起こしているのは【A:出来事】ではなく
【B:固定観念】であるというのがこの理論の軸だそうです。




例えば
動物園に2頭のパンダ、ぱんた君とぱんこちゃんがいるとします。


ぱんた君は
「僕の白黒は、黒が多くてかっこ悪い」
という【B:固定観念】を持っています。

一方ぱんこちゃんは
「私の白黒は、黒が多くてお上品」
という【B:固定観念】を持っています。


この2頭に以下の【A:出来事】が起こりました。

【A:出来事】来園者が2頭を見て笑った


その出来事を受けて2頭は以下のような【C:結果】になりました。


ぱんた君は
「僕の黒を見て、馬鹿にしてるなっ!」

ぱんこちゃんは
「私の黒を見て、幸せな気持ちになっているのね☆」




はい、自己満足な例えでした。


要は「何事も捉え方次第」っていう簡単な言葉に集約されます。
感覚的にもわかるし、実践している人も多いと思います。

僕はこの理論の価値は「理論にしたこと」にあると思います。

「何事も捉え方次第」っていうことがわかっていても
ひとたび当事者になると
強い気持ちや前向きな考え方を忘れてしまう経験は
誰にでもあるかと思います。

そのときに客観的な姿勢と冷静な頭で
【A:出来事】【B:固定観念】【C:結果】の構造を頭に浮かべれば
多少は前向きな気持ちを取り戻せるのではないでしょうか。


こう考えるとこの理論は
「非常に基礎的かつ大切」という意味も含めて
「ABC」という名前が付いたようにも思えます。




そうそう、タイトルと本文はあまり関係ありませんでしたね。


「この世に"事実"はない、あるのは"解釈"だけ」

ってどこかで聞いた言葉を思い出したから付けてみました。

「公共空間」というグレーゾーン

2007-05-14 | 世の中 むしゃむしゃ
公園とか道路とか電車内(電車会社のもの?)とか。
いろんな公共空間があります。


「公共空間」の捉え方が非常に難しくふと思えました。


イメージで話をして恐縮ですが
以前までの公共に対するイメージは
「みんなのもの=自分だけのものじゃない」だったのですが
最近のイメージは
「みんなのもの=自分のものでもある」ってなっている気がします。


例えば身近なものは
公園に家(テント)を建てて住むとか
道路に座り込んだりゴミを捨てるとか
電車内の携帯電話による通話(これは普通の会話との判断が微妙ですが)とか。


さらに社会問題でいえば
騒音とか悪臭も「公共空間」が関与していると思います。

例えば
これでもかとゴミを敷地内に集めた結果、悪臭を放つゴミ屋敷とか
懐かしいけど布団たたきながら「しばくぞっ!」って騒音を起こす人とか。


勉強したことない分野だから正直わからないけど
「公共」ってそもそもどういう定義なんだろう。

Wikipediaで調べてみたけど、勉強不足ではっきりわかりません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E5%85%B1

ただ

「自分だけのものじゃない」と「自分のものでもある」


一見大差ないように思える文字郡ですが
そこに含まれる感情や思考は大きく異なるような気がしてなりません。

小さな変化であればいいですが。

Boss Management

2007-05-13 | 働くみなさまへ むしゃむしゃ
Boss Management

読んで字のごとく「上司をマネジメントすること」です。

簡単に解釈すれば
「仕事において上司の価値を最大化する行為」
といえると思います。

自分の中ではこの言葉と思想(能力)はなかなか斬新なものでした。

上司が部下をマネジメントする関係が、一般的な関係だと
この固い頭は認識していましたが、そうでもないみたいです。

こういうビジネスにおける興味深い斬新な発想は
大抵アメリカからの輸入品でこのボス・マネジメントも例外ではありません。


一般的に上司には「権限」もあり「経験」もあり「人脈」もあります。

言い方があまりよろしくないのを承知の上で言うと
その上司の能力を部下が自分の成長なり仕事の達成に有効利用する能力が
ボス・マネジメントの基本的な能力です。


一番基本的で身近に感じられるのは「上司と良い関係を築く」能力ではないでしょうか。

上司と良い関係が築ければ、その「権限」で自分の仕事の幅が広がります。
上司と良い関係が築ければ、その「経験」から有用で親身なアドバイスをもらえます。
上司と良い関係が築ければ、その「人脈」から自分の人脈も広がります。

ってまぁかなり簡略化して書いてるから納得いかない表現もあるだろうけど、ご勘弁。

上司といい関係を作るとなると
即座に思いつくのはコミュニケーションをとることだと思います。
仮にそのコミュニケーション方法を「会話をすること」だとしましょう。

その際の極端な話になってしまいますが

「上司が部下をマネジメントするものだ」という考えが根底にあれば
その会話のきっかけは上司が作るものだと考えるでしょう。
安易に上司に話しかけるのはエネルギーがいるものです。

一方
「部下が上司をマネジメントすることもある」という考えがあれば
その会話のきっかけを自分が作ってもいいと考えるでしょう。
上司だって価値観や世代の違う部下に話しかけるのは重労働かもしれません。
なにより上司との会話は自分にとって価値あるものだと認識しています。


要するに
自分から能動的に働きかけることで上司の「価値」を引き出す行動
これをとるための根底となる考え方がボス・マネジメントだと思います。


身分不相応の大きな仕事に挑戦するために、上司を仕事に巻き込む
顧客への謝罪をスムーズにすませるために、謝罪時に上司に同伴してもらう


こんなこともボス・マネジメントの一例に挙げられると思います。


このボス・マネジメントの視点が部下視点だから
どうしても上司を軽視するような表現が多くなりますが、違います。

部下が「宝の持ち腐れ」に陥らないための方法です。

また部下の成果や部下の成長は上司の成果の範疇です。
それを上司に依存するだけではなく、自分からも積極的におこなうのだから
結果的に上司に助けられ上司を助けるといういい関係が生まれると思います。


簡略化し過ぎて上手く表現できなかったかもしれないけど
自分としては「ボス・マネジメント」は非常に面白い発想だと思います。
そして今の時代の上司と部下の関係にすごくマッチしているとも思います。


明日からボスをマネジメントしちゃってください
すでにボスの方はされちゃってください