先日、パンドラという外国の絵本を読みました。
繊細なタッチで、色鮮やかな猫の絵本です。
若い夫婦が暮らす家で、一匹の黒猫のパンドラは、
二人に愛され、満たされた日々を送っていました。
ところが、ある日“新入り”である夫婦の赤ちゃんが
家に来てからというもの、パンドラは
冷たく扱われるようになります。
絶えかねたパンドラは、家を出て、野良として
厳しい冬を超え、たくましくなっていきます。
そして、三匹の子猫を産みます。
そのときパンドラは、今ならあの夫婦の気持ちが分かるわ、と
つぶやくのです。
ある日パンドラは、かつて暮らしていた家の近くへ行ってみると、
ご主人が家の玄関へ立ち、大声で叫んでいたのです。
『パンドラァーー』と。
そして、パンドラは子猫たちを連れ、元の家へ
戻り、幸せな生活を送ります。
このお話を読んだとき、我が家にも
猫(レン、オス1才)がいるので、うちにも赤ちゃんが来たら
どんな感じになるのかなぁ、なーんて考えてしまいました。
そんな想像は置いといて、
とっても素敵な絵本だったので、本屋さんで出会ったら、
手にとってぜひ読んでみてください。