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ぼそつきマニア

放浪・妄想・水色・チベットが大好きな私がボソボソつぶやくブログ

チベット牧民生活

2011年11月17日 | チベット
私、タイにいます。バンコク。
すでに極寒?のチベットからきたので暑くてフラフラ。タイは4回目だけど、いつもタイを通過してほかの国へいくってだけだったし、都会嫌いな私はバンコク興味なかった。
しかし!!数か月チベットの牧地で暮らしていたら、さすがにいろんな食べ物が食べたくなってきたし、労働で体中痛いし、お風呂はいりたいし・・・と色々欲求がでてきて。ちょうどそんな時期にバンコクへいくことになったもんで、まじでうれしかった!
しかもとまってるところは安宿じゃない!きれい!
バンコクついて、速攻スパでアユールベーダのマッサージやボディスクラブやってもらった。激しいプリンだった髪もそめたし買い物もしたし、もうすぐまつエクしにいくよ。共同購入サイトのクーポンで、1500円。めっちゃやすくない?
洪水の影響で観光客も少ないし、最高。
あと、牧地にいるとき、毎日ツァンパ食べてたまにお米っていう生活だったから、洋食とかイタリアンが食べたくて仕方なかった。食べた過ぎてピザ食べてる夢とかみたし。で、ここで念願のピザ!高かったけどめっちゃおいしかったー。あとハーゲンダッツとか食べれて幸せ。
しかも、日本人いっぱいおるで古本屋に日本の本いっぱい。うれしー!!
いままで日本からタイに行くことがほとんどだったし、バンコクに長期滞在する旅行者の気持ちがわからんかったけど、今回わかったきがする。
まぁそんな感じで私はバンコクを満喫しとるよ。

で、チベットではなにしてたかっていうと、四川省のセルタってとこにいたよ。標高4000m弱。ここの人たちは青海と比べてチベット服の着こなしがイケてる!
セルタではいろんな人のうちに泊まらせてもらってたんだけど、牧地にいるときは主に22歳夫と17歳妻と3か月の赤ちゃんのいるテントに滞在してた。
チベットのほかの地域はだいたい10月くらいには冬地にある家に移動するんだけど、ここの村はまだテント。私は持ってる服をすべて着て寝袋入って毛布4枚かけて完全防備のはずなのに、11月になると夜寒くて寝れんかったし。朝起きたら毛布は一面霜・・・。
いやーまじで寒かった。こんな着込んで寝てる私に対して彼らは半袖に毛布2枚で寝てるからびびるわー

牧地では仕事をいろいろ手伝わせてもらってた。
はじめは私も毎朝ヤクの乳搾りをしてたんだけど、だんだん寒すぎて起きれんくなった上、時期的にミルクが少なくなったもんで私はヤクのフン集め専門に。ヤクのほかほかのフンを素手で集めて一か所にほおり投げる仕事。乳搾りみたいに難しくないし、かなり楽しい。しかし10月にもなると、フンもそっこー凍っちゃって、手が冷たくて冷たくて。そのうえ乾燥してるし、ひび割れて血が出て痛かったー。
ヤクの放牧はたいてい旦那のほうが後ろの山に行くんだけど、あれはまさに山登りだ!雨が降っても雪が降っても行かないといけないし、まじで重労働だよなーと思う。私は体力ないうえ標高が高すぎてついてけないので、基本テントでミルクの攪拌、子守、見張りをしてる。赤ちゃんおむつはほぼしてないから、私の服はおしっこまみれで臭かった。
それから旦那さんは山へ放牧へ、奥さんは川へ洗濯へ。ということで私も奥さんと川で洗濯、そして水汲み。重くていつも死にそうだったけど、腕がひきしまったよ。

私の仕事はこんな感じ。まじで自分のへなちょこ加減にショックだよー。体力なさすぎ。一人でハーハーいって恥ずかしい。高地だで仕方ないか、と自分に言い聞かせてるけど。
牧民の生活は過酷だと改めて実感。
彼らの夜の生活についてはまた書くよー