THE BEST SONG OF ABE & HIMENO

TULIPネタの連投になっちゃいますが・・・。




THE BEST SONG OF ABE & HIMENO

1. 千鳥橋渋滞
2. 思えば遠くへ来たものだ  
3. 明日の風  
4. サンセット通り  
5. ここはどこ  
6. 青春をわけあおう 
7. 木馬  
8. 風見鳥  試聴する  
9. 博多っ子純情 
10. 神様に感謝をしなければ  
11. サマーレイン・ラプソディー  
12. 好きさ  
13. 8月の熱い砂  
14. Rising,Sunshine 
15. 笑顔で  
16. DAKARA 


2012年発売。TULIPの安部さん作詞、姫野さん作曲の作品を集めたアルバムです。

まずはこの素敵なジャケット写真！
これだけで購入決定です（笑）

もちろんジャケットだけでなく中身も素晴らしい。

「・・・ヒットを使命とされていた財津作品と違い、安部・姫野作品はそういうストレスが少ない分、その潔さが作品によく表れていると思う（ライナーノーツからの引用）」

潔さと自由さをもったポップ・ミュージック。そんな清々しい印象の曲の数々。

安部さんの描く歌詞はドラマ性があるわけでも、キラーフレーズが散りばめられているようなものでもない。
でも、姫野さんのボーカルに乗るとじわじわくるんですよね。『神様に感謝をしなければ』なんて本当に秀逸。

そして、私がこのアルバムを購入したもうひとつの理由。
それは、収録曲の中にTHE ALWAYS時代の曲をみつけたから。

二人がTULIPを去ってALWAYSとして活動し始めたのが80年代の後半。なので、以前にも少し書きましたが、安部さん、姫野さんというのは私の中ではTULIPというよりTHE ALWAYSなんですよね。

そんなALWAYSの『好きさ』そして『8月の熱い砂』を、このアルバムのおかげで、ものすごく久しぶりに聴くことができました。

聴けば聴くほど、THE ALWAYSはもっと売れてもおかしくないバンドだったと思います。おそらく時代が合わなかったのでしょう。当時は、アイドル歌謡とニューミュージックの境界が曖昧になりつつあり、バンド音楽はロックへとシフトしていく流れでしたから。（４人のオフコースもこの時流に苦しんだのではと思ってます。勝手な憶測ですが。）

・・・などと、しんみりしちゃいけない。

『笑顔で』

TULIP再結成にあたって、安部さんが「TULIPのメンバーへの惜別の挨拶のつもりで作った」という曲は、やはり姫野さん得意の明るいポップチューン。なんともTULIPらしい一曲。

この先またこのコンビの新曲を聴くことができる日を願ってます。