2011年 世界はこうなるー星平会海による測局
2011.2.10
今年も立春を過ぎ、運命学の区切りでも新年を迎えました。
今年の世界はどうなるのか、星平会海による測局を掲載します。
○子平による測局
星平会海で世界の未来を予測するには、「元・会・運・世」という四つの要素で、子平の「局式」を立て、命理の場合と同じように「強弱・格局・喜忌」を出し、「象意」を判断することができます。
すると、現在の「局式」は、次のようになります。
世 運 会 元
合
甲 乙 庚 甲
申 亥 午 子
冲
○強弱
木 3干1支 6点 強
火 0干0支 0点 弱
土 0干0支 0点 弱
金 2干1支 4点 平
水 0干2支 0点 弱
○格局 内格身旺
○喜忌 喜神 庚 忌神 甲乙
つまり、身旺の内格で、強すぎる運主を喜神の官殺が制している局式と言えます。
会干の庚は、運干乙に対して「修剪」つまり剪定鋏の役割を負っていますが、乙の蔦が甲の樹木にからみつく「藤蘿絆木」の状態にあり、なかなか剪定ができません。
そこで、1984年から2013年まで続く甲申世の30年間、世界は新しい秩序を求める勢力と、今までの安定にしがみ付こうとする勢力との、せめぎあいが続くようになります。
本年は、辛卯の流年に当たります。
辛は、忌神の運干乙を尅して弱めますから「中喜」ということができます。
ただし、辛は甲を弱めることができません。
卯は、忌神の世干甲運干乙の根であり、忌神を強めますから「中忌」と見ることができます。
干が「中喜」で支が「中忌」ですから、世界全体としては非常にちぐはぐなことが多い年ということになり、新しい秩序を求める側と、今までの安定を求める側とのせめぎ合いが続きます。
特に、チュニジアやエジプトの例に見るように、中東問題などでは、どちらが新秩序でどちらが守旧かは目まぐるしく変化しますから、今年も全く予断を許せません。
また、卯の十二長生は「帝旺」で、甲乙の根で忌神ですから、勢いが良すぎて止めることができない、という象意を持ちます。
辛は乙を毀すことはできませんし、甲を尅せないので、新秩序側には不利なことが多く、
アメリカのオバマ政権や日本の民主党政権などは、新秩序の構築という点では、むしろ後退に向かうように見えます。
○世界経済
この局式には「財」が出ていませんから、経済のことは、会干で判断します。
会干庚は喜神の官殺であり、この30年間は、新秩序の構築が進み、世界経済は大いに発展しますが、新秩序側と守旧側との対立があり、弱者は淘汰され、切捨てられたり、格差が広がります。
辛卯年は、流年の辛は喜神、卯は忌神ですから、新秩序を構築しようとする側にそれほど有利ではありませんが、既に守旧勢力が盛り返せるような状況でもありません。
七政による測局
上の星図で、木星が戌の8度にあり、土星が辰の17度にあります。(これらの星の角度は一般的な「西洋占星術」などの見方とは必ずしも一致しません)
すると、一見して、木星と土星は、「衝」の位置にあることが分かります。
この「交会」は、2011年の2月末から5月下旬にかけて見られるものです。
「七政命理」において木星と土星の「交会」による象意は、「一落千丈」というものですが、「流月」で見ますと、もっと詳しい象意が書かれています。
交會
相衝一落千丈終 相い衝(冲)すれば一たび落ちること千丈に終わる
冲の場合、いったん身分地位を失うと、最底辺まで落ちてしまいます。
流月
相衝好事夢一場 相い衝すれば好事も夢一場
十錢進來百錢光 十銭進み来るも百銭光(つく)し
幻華一瞬科權祿 幻の華一瞬の科・権・禄
小心車船在他郷 小心せよ車船他郷に在らば
流木が流土を「冲」したら、良いことがあっても夢のように儚く、
金が入っても、すぐにそれ以上に使い尽くし、
名声、権力、地位も幻の花のように一瞬で、
外地に於いては乗り物などに気をつけないといけません。
以上が、「流月」における、木星と土星による「冲」の交会による象意であり、
「一落千丈」
「相い衝すれば好事も夢一場」
「幻の華一瞬の科・権・禄」
この、木星と土星の「衝」の現象は2010年の5月から10月にかけても見られ、
2010年5月の英総選挙での、ブラウン前首相の「失言」による労働党の敗北―政権交代や、
2010年6月1日に、鳩山首相におきた出来事と合致するように見えます。
ただし、これらは世界全体のなかでの出来事であり、日本の民主党政権がどうなる、ということは予測できません。
とは言うものの、新秩序の構築どころか、今やアンシャンレジームと化した菅政権は、国民の支持をすっかり失った上に、国会対策も選挙対策も全くできない子供政権に落ちぶれ、この期間中に政権を失う可能性は充分にあります。
今年の世界はどうなるのか、星平会海による測局を掲載します。
○子平による測局
星平会海で世界の未来を予測するには、「元・会・運・世」という四つの要素で、子平の「局式」を立て、命理の場合と同じように「強弱・格局・喜忌」を出し、「象意」を判断することができます。
すると、現在の「局式」は、次のようになります。
世 運 会 元
合
甲 乙 庚 甲
申 亥 午 子
冲
○強弱
木 3干1支 6点 強
火 0干0支 0点 弱
土 0干0支 0点 弱
金 2干1支 4点 平
水 0干2支 0点 弱
○格局 内格身旺
○喜忌 喜神 庚 忌神 甲乙
つまり、身旺の内格で、強すぎる運主を喜神の官殺が制している局式と言えます。
会干の庚は、運干乙に対して「修剪」つまり剪定鋏の役割を負っていますが、乙の蔦が甲の樹木にからみつく「藤蘿絆木」の状態にあり、なかなか剪定ができません。
そこで、1984年から2013年まで続く甲申世の30年間、世界は新しい秩序を求める勢力と、今までの安定にしがみ付こうとする勢力との、せめぎあいが続くようになります。
本年は、辛卯の流年に当たります。
辛は、忌神の運干乙を尅して弱めますから「中喜」ということができます。
ただし、辛は甲を弱めることができません。
卯は、忌神の世干甲運干乙の根であり、忌神を強めますから「中忌」と見ることができます。
干が「中喜」で支が「中忌」ですから、世界全体としては非常にちぐはぐなことが多い年ということになり、新しい秩序を求める側と、今までの安定を求める側とのせめぎ合いが続きます。
特に、チュニジアやエジプトの例に見るように、中東問題などでは、どちらが新秩序でどちらが守旧かは目まぐるしく変化しますから、今年も全く予断を許せません。
また、卯の十二長生は「帝旺」で、甲乙の根で忌神ですから、勢いが良すぎて止めることができない、という象意を持ちます。
辛は乙を毀すことはできませんし、甲を尅せないので、新秩序側には不利なことが多く、
アメリカのオバマ政権や日本の民主党政権などは、新秩序の構築という点では、むしろ後退に向かうように見えます。
○世界経済
この局式には「財」が出ていませんから、経済のことは、会干で判断します。
会干庚は喜神の官殺であり、この30年間は、新秩序の構築が進み、世界経済は大いに発展しますが、新秩序側と守旧側との対立があり、弱者は淘汰され、切捨てられたり、格差が広がります。
辛卯年は、流年の辛は喜神、卯は忌神ですから、新秩序を構築しようとする側にそれほど有利ではありませんが、既に守旧勢力が盛り返せるような状況でもありません。
七政による測局
上の星図で、木星が戌の8度にあり、土星が辰の17度にあります。(これらの星の角度は一般的な「西洋占星術」などの見方とは必ずしも一致しません)
すると、一見して、木星と土星は、「衝」の位置にあることが分かります。
この「交会」は、2011年の2月末から5月下旬にかけて見られるものです。
「七政命理」において木星と土星の「交会」による象意は、「一落千丈」というものですが、「流月」で見ますと、もっと詳しい象意が書かれています。
交會
相衝一落千丈終 相い衝(冲)すれば一たび落ちること千丈に終わる
冲の場合、いったん身分地位を失うと、最底辺まで落ちてしまいます。
流月
相衝好事夢一場 相い衝すれば好事も夢一場
十錢進來百錢光 十銭進み来るも百銭光(つく)し
幻華一瞬科權祿 幻の華一瞬の科・権・禄
小心車船在他郷 小心せよ車船他郷に在らば
流木が流土を「冲」したら、良いことがあっても夢のように儚く、
金が入っても、すぐにそれ以上に使い尽くし、
名声、権力、地位も幻の花のように一瞬で、
外地に於いては乗り物などに気をつけないといけません。
以上が、「流月」における、木星と土星による「冲」の交会による象意であり、
「一落千丈」
「相い衝すれば好事も夢一場」
「幻の華一瞬の科・権・禄」
この、木星と土星の「衝」の現象は2010年の5月から10月にかけても見られ、
2010年5月の英総選挙での、ブラウン前首相の「失言」による労働党の敗北―政権交代や、
2010年6月1日に、鳩山首相におきた出来事と合致するように見えます。
ただし、これらは世界全体のなかでの出来事であり、日本の民主党政権がどうなる、ということは予測できません。
とは言うものの、新秩序の構築どころか、今やアンシャンレジームと化した菅政権は、国民の支持をすっかり失った上に、国会対策も選挙対策も全くできない子供政権に落ちぶれ、この期間中に政権を失う可能性は充分にあります。
なお、土星の公転周期は約30年、木星の公転周期は約12年ですから、土星と木星の「衝」が起きる確率は、60年間で5回程あることになりますが、互いに「惑星」ですから、順行と逆行を繰り返しており、「衝」の期間が長いこともあれば短いこともあり、去年と今年のように、一時途切れてから再発生することもあります。
因みに、次の「衝」は2029年12月から2030年8月にかけて発生します。
また、前回の「衝」は、1991年に発生しており、この年、ソビエト連邦が崩壊しました。
くるみ綴じ製本 |
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今まで部分的には公開され、素晴らしさの一端を知る人も多い、『明澄五術・風水大法』ですが、今回初めて、全文・全訳を公開し、「星平風水」のすべてを解説します。 「星平風水」は、「明澄五術」の「風水大法」でも使われているように、その「理気」に特長があります。 |
くるみ綴じ製本 |
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「星平会海」の「占卜」は、「命理」の場合と同じように、「用干」「交会」「照宮」「在位」という「用神」の優先順位により、あらゆる占的を的確に判断することができます。 |
くるみ綴じ製本 |
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星平会海とは「星度派」ともいわれ、「七政星」という「実星」を使い、「子平(四柱推命)」と「七政星学」を合わせてより精度の高い判断を可能にしたのが「星平会海」です。 ※本書は『星平会海・七政命理篇』の続篇となっており、『星平会海・七政命理篇』及び『子平命理・象意篇』などを併せてお読みいただくことをお薦めします。 |
総合MENU
総合MENUで[7]を押すと七政命理の初期画面に進みます。子平命理フルパックの命式画面で[7]を押すと、七政命理の「星図」画面にリンクします。子平命理フルパックがあれば、名簿機能を利用することもできます。
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生年元号
生年月日時の数字を押し、順番に[ENTER]キーを押します。氏名を入力(省略の場合は、[ENTER])し、最後に、性別により、「H」か「F」を押せば、次の画面へと進みます。
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出生図
七政命理の初期画面で生年月日時性別等を入力するか、子平命式画面で[4]を押すと、七政命理の出生図画面に進むことができます。
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交会の象意
「判断:H」と表示があり[H]を押すと「判断」に進むことができます。
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照宮の象意
照宮の画面で、NEXT:「N」を押すと、次々と宮の象意を見ることができます。
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行運の象意
ここで、日付を入れるか、現在:[N]を押すと、その時間の行運象意を見ることができます。
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行運座相図
ここで[N]を押すと翌日、[M]を押すと翌月、[Y]なら翌年の行運象意を見られます。さらに、[B]:前日、[V]:前月、[H]:前年、となっており、いちいち日付を入れる必要がありません。
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流土と流木の交会
象意の中でも、流土と流木の交会が非常に重要で、個人の運命だけでなく、人類全体に起こる出来事を予言している場合があります。
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七政方位機能
奇門遁甲フルパックとリンクすることにより、七政方位の機能を利用することができます。七政方位を見るには、まず通常の遁甲盤を出し、次に七政とリンクします。
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座山時盤
それぞれの方位の象意を見られます。
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≪機能一覧≫ 『七政命理』準拠 *《星平会海》命理ソフトも完成しております。 子平命理ソフト+七星命理ソフトと連動して利用できます。 |
太乙神数*皇極経世*奇門遁甲 起点は甲戌世の甲子年甲子月 をお読みください。
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