山に癒されて…♪

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2017年の納山際は 恒例の九重山系へ

2018年01月03日 | 山登り 九州のお山
2017年12月30日 大分の山 大船山


いつの頃からでしょうか…
チチと二人で山を歩くようになって
年に一度 九州のお山で過ごす事が恒例となったのは…







九州の山に行くようになって 6年という年月の中…
九重のお山が笑ってくれたのは数えるほど…

それでも、訪れるたびに違った顔を見せてくれるお山に
魅力を感じてしまいます


今回もまた どんなお顔を見せてくれるのでしょう…


この時期は体調を崩しやすく
いつも体調の悪い時になるのですが
見せてくれるお顔を楽しみに…
人の少ないこの時期を選んで 長者原に立っています










今年の九重山は…

雪はなく 黒っぽい山肌を見せて
凍てつく風をお伴に どこか哀愁を漂わせています
 
時季を外したような面持ちで迎えてくれました九重のお山
しっかりとしさを隠し持っているようでした…








準備した装備は例年同様 防寒を重視したものですが 
一見…過剰装備と思えるほどに…

アイゼン12本ではなく チェーンアイゼンだけでよさげ…?
車に置いていこうか迷いながらも ザックの奥にしまって持っていくことに…


この時の選択が間違いでなかったことを 後に体験するのですが…
この時は重い装備に気持ちがらいでおりました…



冷ややかに迎える長者原に戸惑いながらも 重い装備をすべて持って 
まずは大船山へ向かうことにします



 雪のないタデ原湿原へと向かう橋
 九重山は まだ生きている火のお山確認!

 冬枯れの木々 冬越の準備ばっちりのよう…




葉を落とし 冬芽を作った枝が
冬空に溶け込むように広がっています

白い魔物が降臨する合間の静けさなのでしょう…

息遣いすら途絶え 深き眠りの世界へと導くように
すべてを無と化していかんとする山の精が 密かに見つめているよう



そしてその向こうに広がる タデ原湿原
その湿原に伸びる木道から 1泊2日のおは始まります





タデ原湿原




コースタイム

12月30日(土)
8:15 長者原駐車場 → 9:34 第一展望台 9:40 → 9:45 雨ヶ池 → 10:34 坊がつる 避難小屋 10:47 → 12:12 段原 12:20 → 
12:47 大船山 1786m → 12:54 御池(おいけ) 13:10 → 13:17 大船山 1786m 13:23 → 
13:37 段原 → 14:30 坊がつる → 14:49 法華院温泉山荘(泊)

12月31日(日)
8:20 法華院温泉山荘 → 8:58 北千里浜 → 10:00 久住分れ 1645m → 10:43 天狗ヶ城 1780m → 
11:03 中岳(九重山)1791m 11:15 → 11:32 御池(みいけ) → 11:47 久住分れ避難小屋 12:22 → 12:48 北千里浜 → 
13:09 すがもり越 1505m → 13:27 採石道路分岐林道 → 14:30 長者原駐車場






木道の遊歩道を過ぎると
った道がへと誘います


 木道の先の遊歩道
 遊歩道から登山口へ向かう分岐






落葉の絨毯は色あせて
踏む音はサクサクではなく 土に戻ろうとしている静かな寝息のような…
まるで落葉レクイエム


この時期に雪が無いのは少し寂しい…


 霜柱



落葉の下に隠れた霜柱
表面は春山のような雰囲気ですが 冬の足跡は 
見えないところでしっかりと残っているよう…




 道は急になり 透けた樹林の向こうは春の山のよう…
 木道や階段が整備された道…

張った氷の登山道




寒々しさは 失っていません…
それどころか…その冷たさは半端なく 冷凍庫の中のよう…

凍った道は 時に緊張を与えてくれます
落葉の下はガッチガチ…

軽アイゼンをつけようかどうしようか
わせる道が続きます


このころはまだ…山モードにならない身体が~く感じます
体調を崩してからの久々のお山…なので…


ゆっくりでいいよ…
そういってくれるチチの背中が常に遠い…

汗も出ず 息だけが荒く
早くリズムを取り戻そうを焦る自分がそこにあるだけ…




樹林帯の登の道は続きます…

途中の涸沢を横断してもなお…急な登りは続きます






 新たに 丸太の階段が付け替えられています?
 凍った道が緩やかになると…
 第一展望に出ます

第一展望からの景色




第一展望からは 長者原方面が望めます


今日のお空は機嫌が良さげです

やまなみハイウエイを挟んだ向こうに見えるは 下泉水山上泉水山 
さらに向こうに浮かぶお山は涌蓋山



その景色を見ながらチチと話をします 
牧ノ戸から下泉水山まで歩いてみたい



さて…この第一展望までくると
一つのピークを越えた気持ちになります


ここからは急な登りは無く 雨ヶ池まではもうそこです




 小さな岩場を越えて
 雨ヶ池

 
裸の三俣山



湿原の向こうに見える三俣山もまた 冬の装いとはほど遠い姿をしています





あら~ 木道が!



大雨で 登山道が崩れてしまったと聞いていましたが
道は復興され 部分的に新たに木道が作られたようです

守る人々の志と力に助けられています


綺麗になった木道を 感謝しながら歩きます



ここからは 黒い泥との戦いの場となるのですが…

綺麗に整備され 木道が作られ 道も作り替えられ… 
泥濘地獄からわれる形となっていました…




 霜柱で盛り上がった凍結道



木道がなくなったところも どっろどろ泥濘の道は凍って 
この時期ならではのもので 泥まみれからは回避できそうです♪

だけど 滑る滑る…
私は 迷わず!チェーンアイゼンを付けることにします




 道は下りになると
 森から抜けでて 草原の広がる坊がつるへ




坊がつるの草原に出ると まずは平治岳大船山が迎えてくれます

そして大船山には 坊がつるを横断して向かうのですが
その間に鳴子川が阻んでおり そこを渡ってからの大船山です




鳴子川と坊がつる




ヨシやヌマガヤ、ススキなどの草原は 
黄金色に渋みを加えてセピア色に染まり
太陽の日差しを浴びて輝いております


揺れる穂先の先には 九重連山と大船山と平治岳を望みます

その中でも 三俣山は直下に見下ろすように
そのすそ野を草原へと広げ 威風堂々とした姿を見せつけます

そんな九重の山々に囲まれた中間湿原の坊がつる
ゆっくりと歩きます


今夜の宿の法華院温泉山荘には立ち寄らず
このまま大船山へと向かうことにします



つづく









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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (tempo1078)
2018-01-04 06:20:15
おぉ、
くじゅう連山、

いいですねぇ。

素晴らしい
山行ですね。

景色もよく
最高じゃあないでしょうか。

Bravo!!!
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こんにちは‼ (バボ)
2018-01-04 13:43:34
長者原から坊がツルへは久しく歩いていないなぁ~
拝見してたら歩きたくなりました‼(^^♪
泥地獄に見舞われたくて良かったですね‼(笑)
返信する
tempo1078様 (nanekobi5963)
2018-01-04 16:02:21
こんにちは♪

くじゅう連山は年に一度は訪れる山です♪
魅力あふれるお山ですね

初日は本当に恵まれた日でしたよ~♪
だけどですね…

続き頑張って書きますので
お付き合いくださいませ

コメントをありがとうございます♪
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バボ様 (nanekobi5963)
2018-01-04 16:06:42
こんにちは♪
今回は雪には恵まれませんでしたが
面白い山歩きを愉しませていただきましたよ♪

バボ様が登られた時と違うところもあるけれど
似たところもあった感じです♪

泥地獄は避けて通れましたよ~♪
それはとてもいいことです(笑)

くじゅう山は災害などがあったためでしょうか
あちらこちらに手を入れられ
道が変わっているのに驚かされました
皆さんのご苦労が伝わってきました

コメントをありがとうございます♪
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