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おうちに帰ろう

趣味の記録や日々のつぶやき。
各地の美味しいもの、楽しいことの体験を記録しようと始めたブログです。

筥崎宮 あじさい苑

2010-07-02 19:36:47 | おでかけ

2010年も、とうとう半分終わりましたね。いよいよ7月、後半戦突入です。
そして本日7月2日は半夏生。昨年、スーパーの鮮魚売り場で『関西では半夏生には蛸を食べる習慣があります』というポップを見て初めてその習慣を知りまして、スーパーの思惑通り、そうかそうかと蛸を買いました
気になって調べてみたら、他の地域では、讃岐ではうどんを、福井県大野市では鯖を食べると書いてありました byウィキペディア。
その地域の特産物っぽいですね。関西では、‘明石の蛸’は有名ですしね。
九州では何か食べるのかしら…?

そしてそして、とうとうワールドカップ、日本の戦いも終わりましたね。6月29日のあのパラグアイ戦は手に汗握る戦いでした。
PKでああいった結果に終わったけれど、内容的には互角の勝負でしたよね
1戦目よりも2戦目、2戦目よりも3戦目、そして本選トーナメントに入り、回を重ねるごとに選手一人ひとりの技が輝き、またそれが単独でなくチーム全体で連携され、成長していく様がよく分かりました
昨日の、帰国会見も和気あいあいで、チームのまとまりを感じましたもんね。
またあのチームでのプレーを見てみたい
4年後のワールドカップ・ブラジル大会で、新しいチームの好戦を期待したいと思います。
日本チームの戦いが終わってから、なんだか‘燃え尽きた感’があって、加えて観戦での寝不足もあり、ここ数日は府抜けてぼけ~っとしてしまいました。が、また今夜からベスト8の戦いを楽しみたいと思います
日本が去ったのは寂しいけれど、これからは日本戦のようにハラハラドキドキせずに純粋に世界の技を楽しめます。さぁ、今夜はオランダVSブラジルですよ~トップレベルの戦い!どうなるんだろう!

っと、今日は、この高まる気持ちを抑えてくれるような穏やかな記事を。
ワールドカップに熱中したり、梅雨のぐずついた天気にテンションが下がったり…と、なかなか落ち着かない心なのですが…。
先日、心休まる場所へ行ってまいりましたのでその記事を…。そう、心を癒してくれるのは自然美、花。
この季節の花といえば、言わずと知れた紫陽花ですね。
ということで、筥崎宮のあじさい苑へ行って来ました。
私にとって筥崎宮は、車で前を通り過ぎることはあっても、敷地に入ったのは初めてのお宮でもあってワクワク
紫陽花は毎年どこかへ見に行きます。去年は北九州・若松の高塔山公園でした。
今回向かった筥崎宮は有料なのですね。植物園以外で有料の場所にお花を見に行ったのは初めてかも!
しかし、今回、いいものがありました。
         
じゃーん、入園ご招待券
実はこれ、この時に一緒にゲットしていたんです。博物館の招待券の他に、筥崎宮の招待券も○○○(お店の名前)さんの店頭に「ご自由にお持ち下さい~」って置いてあったんですね~ ほんとに太っ腹、○○○さんっ
筥崎宮の花庭園か、6月のみ開苑のあじさい苑のどちらかに入園できる招待券、これが1枚手元にあったので、入園料300円が浮きました
という下世話な気持ちも、鳥居を前にすると小さくなっていきます(笑)
ちょうど、梅雨の晴れ間に辿りつけた、初めての筥崎宮。
             
鳥居をくぐり、神聖な空間へ足を踏み入れると、不思議と下世話な?よこしまな?気持ちは消え失せました(笑) 
   
神社の木々はマイナスイオンたっぷりだなぁ~。   
マイナスイオンを浴びながら、まずは手水舎へ向かい手を洗って口を濯ぎ、身を清めます。この時点から気持ちがシャンッとしますね。そして楼門へ。            
             
参拝いたします。 柏手を打つと、ますます気持ちが静まり清められる気になりますね。
          
参拝をした後、楼門の上に掲げられているこの扁額が気になりました。
              
『敵國降伏』ー。神社に‘敵’や‘降伏’という文字は不似合いのような…?と思いながら、目線を横に移すと、その意味を知ることが出来ました。
           
なるほど、武力でなく、徳の力で自ら降伏するよう導くと。徳の力。もっとも強い力ですね。
…となんだか、このいわれを知っただけで、少し徳が積めたような気に(笑)
              
ご神木『筥松』も拝みましたら…。本殿右奥にある『あじさい苑』へ。
いよいよ目的の紫陽花とご対面です
ここからはスライドショーに。あまりに綺麗で、絞り込めませんでした  じゃかじゃか載せちゃいますが、どうぞお楽しみ下さい。
          

               
                     
入口に入ってすぐに、目を奪われました
こちらのあじさい苑、さすが有料なだけあって、とても綺麗に手入れされていますし、品種も違います。植え方も見事に整備されていますね。
入口を進んでいくと、奥へ向かう小道が…。
               
紫陽花だけでなく、木々が沢山植わっているので、枝葉が覆い、天然のカーテンが出来て日差しを和らげてくれ、暑さを気にせずに楽しめます。  
                  

       

 
                   
あぁ、こういう青紫の色合い、大好きでたまりません美しい~。
ひときわ目を引いたのがこちらの紫陽花。
    
『サマーズブルー』って言うんですって。深い紫色で随分と大人っぽく艶やかな色合い。その色に花弁の縁の白さが際立ちます。
見ていた人々もこの株の前では足を止め、「綺麗だね~、色っぽいあじさいだね」とか「妖艶だね」というような感想を口にされているのが聞こえました。同感ですっ!
皆様はどのような印象を持たれますか?
             
かと思うと、こんな可憐な花も。
         
小さな花が集まったブーケのようです。
               
小さな花…といえば、額あじさい。
             
               
           
色もさまざま。花弁も、縁がぎざぎざになったものも。
        
花弁が丸く見えるような模様がついたものも。
              
じーっと寄ってみると… とっても小さな花たちが
   
小さな小さなパーツがそれぞれの役割を担って一つの花を作っているんですよね。
まるで今回の岡田ジャパンみたい!
かと思うとこんなお花も。これは紫陽花ではないけれど、小さな花が集まってふんわりした花に。
       
こんなお花も…。
                
綺麗ですね~。うっとりです
        
                  
あじさい苑の中には、お茶屋もあって、美しい紫陽花を見ながら、木漏れ日の下で一服~なんてこともいいですね。
心洗われたひとときでした。
そして、あじさい苑を後にして、再び楼門の前にくると…。
             
奥では神前式がとり行われていました。晴天に恵まれて、天もお二人を祝福しているような
ハッピーオーラをおすそ分けして頂いたような気分でした。
帰り、手水舎の辺りまで戻ってくると、隣の木の根元にこんなものを発見。
             
『夫婦石』。どうぞ末永くお幸せに~と、心が更に満たされたのでした。
神聖な空間に心を鎮め、花に癒され、幸せな一瞬に居合わせて貰えて、とても気持ちのよい午後となりました。            

 


とばた菖蒲まつりと資さん

2010-06-19 08:15:18 | おでかけ

梅雨らしいお天気になってきましたね
暫くはの予報続き…。
今日は少し気分転換に、梅雨入り前の晴れやかな光景をお届けです。
梅雨入り前の6月初め、北九州市戸畑区の夜宮公園へ行ってまいりました。
花の中でも菖蒲・あやめ・かきつばたが大好きで(でもその違いがよくわかっていません…)、毎年この時期はどこぞかしこに見に行きます。
去年は福岡で菖蒲の季節を迎えるのが初めてだったので、福岡の名所を巡らねばと、宮地獄神社と夜宮公園に行きました。
ということで夜宮公園は2年連続の『菖蒲まつり』です。
…とその前に、毎度戸畑を通ると気になっている『ゾウのぱん。』。
                
赤い看板のお店が『ゾウのぱん』なのですが、交差点の角なので何かと目にするのに、大概‘ここらへんに○○のお店があったはず’程度しか頭に入れていないので、突如そのお店を目にすると「あぁ~っ、ここにあったー」と声をあげながら通過しては戻る…のが毎度のパターンなのですが、今日は(も?)あいにくその後の予定があり通過してしまいました。
悔しいので車内からパチリ。これでまた心に刻まれたからには、次回通った時は寄ってみたいなぁ。
と、話を戻しまして、菖蒲です。
              
この日はとってもいいお天気で、晴れてそれなりに風もあって気持ちいい午後でした。
        
         
         
この日は、新聞の‘花だより’では五分咲きとも、現地では‘八分咲き’とも言われていましたが、大方の花が咲いていて見応えがありました。まっすぐに伸びた茎の上に紫色の濃淡ある花々が咲いている姿は、それはそれは美しかったです。
紫というか藤色の花がてとても好きで、これから見ごろな紫陽花も大好きなのですが、菖蒲は特に好きなんです。
先日、麦のすくっと立つ姿が好きとも書きましたが、どうやら私は真っすぐに伸びた背丈のある植物にも惹かれる傾向があるのかな、菖蒲は‘紫色の花×真っすぐな茎’で、惹かれる要素がダブルだから余計にすきなのかもしれません。
        
   
古風な雰囲気を漂わす、楚々とした姿がとても感じよくて、いつまでも見ていたい景色でした。
ほーんといい天気で、水もキラキラと輝いて。小さな子供が水の中に入って遊んでいて、そんな光景を見るとパワーをおすそわけして貰った気になりますね。
            

と、存分に自然の力・美を満喫し~、この後、『Rcafe』でほっこりタイムとなったのでした
           
そして、そして、その帰り道。
せっかく北九州、しかも戸畑に来たのだから…と夜ごはんはこちらで。
          
そう、『資さんうどん』です
‘戸畑で資さん’と思ったのは、戸畑と『資さん』の縁を知ったから。
少し前に知り合いの方と『資さん』の話をしてた時、「資さんは九工大の学生の為に出来たようなお店だもんね~」と聞いていて、戸畑が資さん発祥の地と知ったところだったのでした。
しかも、今日行った夜宮公園は‘九工大’のお隣だし、『Rcafe』に向かう途中には九工校のすぐ近くにあった、資さん1号店の‘一枝店’の前を通り、「これはせっかく戸畑に来たのだから今日は資さん食べなきゃーっ」となるのは私の中では当然の成り行きなのですせっかく北九州に来ているのだし~、本拠地で食べたいではないですか!
しかもこの数日前に、思わぬところで『資さんのぼた餅』を頂く機会があり‘プチ資さんデビュー’を果たしたばかり。
「これが噂にきくぼた餅か~」と感激したところ、メインのうどんを食べない訳には行きません
で、食べたのは~。
            
沢山あるメニューの中から選んだのは『おかめうどん』600円。
答えは単純、色んな具を食べられるから
だしが利いた美味しいおつゆに甘辛いお肉が合って美味しい~
うどん自体は柔らかすぎず、固過ぎず、なんというか安心して食べられるのがいいですね
もちろん、入れ放題のとろろもしっかり味わいました。
そして帰る時は、買いましたよ。
                  
うん、甘さ控えめで結構大きいのにペロリと食べられてしまういい塩梅なぼた餅美味しかった~ 
この日も満足な一日でした~。  


福岡マルシェに行ってきました

2010-06-07 15:02:05 | おでかけ

こんにちは。
この週末もお天気よく、気持ちよかったですね。
今週はすこしずつお天気も崩れるみたい、後半はいよいよ梅雨入りでしょうか
雨はあまり好きではないけれど、雨も降らないと植物も育たないし、乾燥しっぱなしになってしまいますものね。自然に抗ってはいけませんね。雨降る時はしとしとと、気分も落ち着けて太陽のお出ましを待つとしましょう。
晴れも嬉しいけれど、晴れが続き過ぎても、それはそれで大変ですしね。…あぁ、つくづく勝手なことを考えてしまうもんだなぁと思う、今日この頃… 自然の恵みをありがたく戴かねばいけませんね。

そんな自然の恵みを受けた宝を買いに、5月も終わりの頃、初めて『福岡マルシェ』に行ってまいりました。
今回出かけたマルシェの会場は、アイランドシティ中央公園です。
『福岡マルシェ』もずっと行ってみたいと思いながら、なかなか都合あわず今回初めてでしたし、アイランドシティ中央公園も横の道を通ったことはあったけれど、公園に入ったのも初めて。
初めて尽くしの‘照葉’訪問でした。
           
3会場で行われる『福岡マルシェ』のうち、一度だけ、天神の会場で開催前日に準備している様子を見たことがありますが、それに比べるとアイランドシティ中央公園の会場はこじんまりしています。
屋内なので、雨天であっても濡れる心配がないので安心ですね。
今回、お目当てのお店がありまして、こちらを目的にやって参りましたよ。
それは~『A PRESTO』さん
          
アイランドシティ中央公園でのマルシェの開催時間は10~13時。
着いた時は12時過ぎていたので、シフォンはほとんどが売れていました 天然酵母パンはすでに完売さすが大人気ですね
ということで、品切れ間近だったシフォンの全種を購入することが出来ました
         
時計回りに、ロイヤルミルクティーシフォン、無農薬レモンシフォン、プレーンシフォン、マンリーシフォンうれしー
この数日前に購入していた『豆田ロール 粋』の‘チーズロール’もあったので、贅沢にも‘A PRESTO’&‘豆田ロール’のスペシャルデザートプレートが出来ちゃいました
        
もちろんコーヒーは『MANLY COFFEE』です。
わーい
ちなみに、『A PRESTO』さんは、今月12日(土)と26日(土)も、アイランドシティ中央公園の福岡マルシェに参加されます。時間は10~13時ですよ~


そして、シフォン以外にも、糸島のお野菜を購入しましたよ。
       
スイートバジル100円、トマト230円、青茄子180円!
香りのよいバジル、袋にいーっぱいに入って100円とは嬉し
帰りの車の中もずーっといい香りがして、たまりませんでした
           
そして、これこれ、青茄子
           
皮が青いんですっ!初めて見ましたーっ
見慣れた紫の茄子と、白茄子くらいしか見たことがなかったので思わず釘づけ
青茄子は皮が厚いので、加熱調理に向いているんですって。お店の方に「揚げるか焼き茄子にすると美味しいよ」と言われましたので、早速調理
…と、調理という程でもないけど、焼き茄子にしてみました。
       

          
これがねーっ、とーっても身がトロンッてしてて美味しかったーっ
肉厚って感じでした。
皮が厚いので焼いている時に蒸し焼きに出来て、中の身の水分や旨みをぎゅーっと閉じ込めることができるのでしょうね。
青茄子、一番気に入りましたまた買いたい!

バジルは、ジェノベーゼを作ることに。
        
作り方はいたって簡単。
バジルは洗ってちぎりまして、松の実はローストし、ニンニクを適当に切って全部フードプロセッサーに入れちゃいまして、ペースト状になったら塩コショウとオリーブオイルを入れて完成
         
フードプロセッサーに残ったペーストを、クラッカーで取って食べてみたりして…お行儀悪いけど…
          
うん、美味し!!
出来上がったペーストは後日、こんなパスタにしてみました。
            
旬のそら豆を使って…。
          
           
じゃがいもとそら豆のジェノベーゼ。パルメザンチーズを追加して仕上げました。バジルの香りがよくって、ちょっとグレードアップしました~。
うん、自己満足(笑)もっとペーストを入れてもよかった位。
トマトは…
       
そのままカットしてサラダにしてみたり~。
          
ズッキーニと茄子(これは普通の紫色の茄子)に塩コショウしてチーズをかけてオーブンで焼いてみたり~。
と、野菜のそのままの味を楽しむことができました
野菜って美味しい~素晴らしい~

生産者の方に直接会えて、美味しい新鮮な食材を買えて、とても嬉しい楽しいマルシェでしたまた行ってみたい!

買物の後、少し公園をぐるりと散歩して参りました。
池があったり、アスレチックがあったり、子供さんが沢山遊んでいて、賑わいのある公園ですね。
お花もあちこちに咲いていて…。
クローバーやしろつめ草も沢山あって、こういう風景って子供のころを思い出しますね。
しろつめ草で花飾りを作っている女の子もいて、「むかし、私もそんなことしたなぁ」なんて思いだしたり
思わず、撮っちゃいました。
          
あとでこの↑写真を見ていて、どこかで見たことがあるなぁって気になっていたら…。
分かりました!これ↓でございます。ねっ
            
『CAFE WEEK』の冊子の表紙でした
只今、開催中の『CAFE WEEK』。わたくし、がっちり参加中でございます。なのでこの冊子はこのところずっと目にするものだから…
そんな『CAFE WEEK』のお話は、また今度~


武雄温泉と有田を散策しました

2010-06-06 17:09:28 | おでかけ

初めての『ホワイト餃子』を食した後…。
せっかくここまで来たのでと、武雄温泉の楼門を見に行ってまいりました。
実は、餃子会館でホワイト餃子を食す前に、すでに別の温泉に入っていたので、こちらはお湯には浸からず見学だけ
         
これが、写真などではよく見る楼門なのですね~。こちらは大正4年創建で、釘を1本も使わずに造る‘天平式楼門’という建築様式なのだそう。
1200年以上前、神功皇后が太刀の柄で岩を突いたところ湧きだしたといわれる武雄温泉。
初めてやって参りました
面白いことに、楼門の中にお店がある!!
       
なんで楼門にお店…なんだろう…?
謎を残したまま楼門をくぐりますと…。見えてくるのは『武雄温泉新館』です。
        
元来の武雄温泉新館は楼門と同じ大正4年創建で昭和48年まで共同浴場だったそうですが、現在の建物は平成15年に復元されたもの。現在は『資料館』として公開されています。楼門とこの新館は国の重要文化財に指定されているのだそうです。
そのとなりには共同浴場と貸切風呂があり、殿様風呂など昔を偲ぶことが出来る豪華なお風呂が…
かつては伊達正宗、宮本武蔵、シーボルトなど歴史上の人物も浸かったといわれる由緒正しき温泉。
さぞ、ゆったりできるのでしょうね~。
そんな歴史をたどりながら、資料館を覗いてみました。
         

   
タイル模様がキレイ。当時は色鮮やかでモダンだったのだろうなぁ。
              
            
高い天井ですね。
二階に上がると。
      
こちらで入浴後ゆっくり寛いだのかなぁ。
二階の窓から望む風景…。マンションの工事もあったりして…。
随分と風景が変わったのでしょうね。
       
こちらは下に降りて外からパチリ。
            
あの窓には、当時の湯あがり美人がたたずんでいたのかもしれません。
一階には、資料館の隣に小さなお土産屋さん『ゆだまり』がありまして、和物雑貨やお菓子などを販売されていました。
そこで試食させて貰ったお菓子が美味しくて、即お買い上げ~。
           
生姜を砂糖で煮た汁を塗ったお煎餅。よくある商品だと思うのですが、生姜の風味がとても濃くて美味しいんです
         
熱いお茶とよく合うお菓子でした

最近、萩といい、日田といい、古い街並みに出逢う機会が多く、こちらでもちょっとノスタルジーに浸ってしまいました
そして、見学を終えて、さてどうしようと思い、「せっかくここまで来たので有田か伊万里に行ってみたい」と先へ進むことに。
ゴールデンウィーク中の陶器市に行ってみたいと思っていたのですが、例年の人出の多さ知り、諦めていたのです。
地図を見たら、武雄からはかなり近いので、これは行かねば~と

そして着きましたのは、『柿右衛門窯』。
           
         
有田焼と言ったら、柿右衛門しか思い浮かばない素人なので…
現在の当主、十四代柿右衛門の作品が展示販売されている『展示場』が表側の建物、裏側には歴代の柿右衛門作の品々が展示された『参考館』があり、貴重な作品を観ることができます。
      
お値段ついているけど…とても買えない…
こちらは『参考館』の品々。
         
        
その昔、ヨーロッパ各地の窯にも影響を与えたという『柿右衛門の赤絵』。
           
素晴らしいですね~。陶磁器に造詣が深ければ、また観る喜びも更に深いことでしょうに、あまりに素人過ぎました…
と、目の保養をさせて頂いた後は、陶器市の会場でもある皿山通りへ。
             
     
残念なことに、お店の営業時間はほとんどが17時まで。
すでに17時を過ぎていた為、ほとんどお店は閉まっていました
その中、開いていたお店にちょっとお邪魔させて貰いましたら、お店の奥様も「陶器市はそれはそれは大賑わいだけど、普段はこんな感じなんですよ~、後は各地のイベントに売りにいくの~」って気さくにお話して下さいました。
最近、和食器にも少しずつ興味が湧いてきたところなので、幾つか欲しいタイプのお皿もあるのですが、もう少しいろいろ見てから買いたかったので、今回は参考にさせてもらう程度に拝見してお店を出ました。
買物はできなかったけれど、近くを散策。
そして、また出逢いました。こういう古い街並みでいつも写してしまうのが…。
           
壁なんです~。なんだか惹かれちゃう。毎度ブログにも載せていますね(笑)
こちらは『トンバイ塀』といって、昭和初期の石倉を改造して作ったもの。皿山通りの裏手、『有田陶磁美術館』の隣の細道に続いている塀です。
           
              
細い短い道なんだけど、とっても懐かしさがあっていい散策路です。

さぁて、そんな心穏やかな散歩をして、近くの有田駅へ。
駅舎を撮影し忘れてしまったけれど(汗)、さすが陶器の街の駅。
至る所に有田焼を使って豪華です。
まずは駅舎への階段の手すり。
              
時計もね。
          
みどりの窓口には…。
            
駅の前には、有田焼の原料である『泉山陶石』が飾られていたり。
            
駅舎の天井を仰ぐと、綺麗な楕円形。
        
夕方の光が、白い壁に差し込んで、とても綺麗でした。

今回、到着時刻が遅かったので、有田焼のお店をゆっくり見ることはできなかったけれど、デパートでしか見たことのなかった『香蘭社』や『深川製磁』などの窯元もあり、当たり前なのだけど「ここから生まれた食器なんだなぁ」と改めて思ったりして、敷居が高いと思っていた有田焼を少し近く感じました(単純!)
伊万里も似た雰囲気の街なのでしょうか?次回は伊万里にも行ってみたいなぁと思いながら、有田を出ました。
帰り道…。せっかく武雄まで来たので北方生まれの『井出ちゃんぽん』を食べてみたかったのですが…。
『ホワイト餃子』がしっかとお腹にたまっていて、まだ食べられる空きが出来ていなかったので、泣く泣く諦めて帰りました
次回こそ~



        
   


 

     
  

       


日田再び。パート4・ゆっくり町歩きをしました。

2010-05-31 18:30:18 | おでかけ

こんばんは~。今日は遅めの更新でございます
‘日田再び。’シリーズも今日で最終回
順不同に記事更新しておりますが、今回の行程は『喫茶 そらいろ堂』でのランチ後、豆田町散策をしてから『豆田ロール 粋』に行き、最後に『アラスカンカフェ』で一息ついた~というものでした。
今日は食べ物でなく、観光のお話です。
前回の日田訪問では、豆田町散策も大まかにしか歩けなかったので、今回はゆっくり回ることにしました。
初めに訪れたのは、国指定史跡である『咸宜園』。
              
               
『咸宜園』は廣瀬淡窓が開いた全寮制の私塾で、江戸時代末期の姿に復元されています。
といっても、『廣瀬淡窓』の名を知ったのは今回の訪問が初めて
江戸時代の儒学者であり、教育者、漢詩人でもあったそうで、塾の門下生は蘭学者の高野長英(この名前だけ日本史で習った記憶がありました…)、長州藩出身の大村益次郎など幕末に活躍した者を輩出しているのだそうです。
この時、小雨が降っていてそれがまた風情を醸し出していて…。
 
間取り図がありましたが、なかなか広いです。
     
         
             
裏に回ると、新緑眩しいお庭と、戸を開け放した部屋を見ることが出来、趣があります。
          
   
      
   
こちらは入場料無料。管理事務所に声をかけ住所氏名を書いて受付を済ませると自由に見学できます。
お願いすると事務所の方が、『咸宜園』の説明(15分位)をして下さるそうですよ。
私が伺った時は他に見学者がおらず、貸切状態でゆーっくり見て回らせて頂きました。
また、同じ敷地内には、 
    
               
『遠思楼』という書斎もあります。
この階段を上りますと…
        
二階には二間ありまして、どちらにも窓があり。
            
丸窓も。その当時、淡窓を始め門下生はこの窓からどんな景色を見て、どんなことを考えていたのでしょうね。
   
貴重な建物を拝見させていただけました~。
また、今年秋には『咸宜園』敷地の隣に『咸宜園教育研究センター』がオープンし(建物はすでに完成しているみたい)、咸宜園や廣瀬淡窓に関する資料や発掘調査時の出土品や門下生の資料を展示するのだそうですよ。
さて、『咸宜園』を出まして、てくてく北上しますと『御幸通り』に通じます。
       
平日で小雨も降る中だったので人出もまばらでしたが、返って混雑もなくゆっくりと見て回ることが出来ました。時間もゆったりと流れるような気さえして…。
土産物のお店をゆっくり見たり。
もう時期は過ぎたけど、端午の節句の飾りを買いました。来年飾るのを楽しみに
今後毎年飾るたび、日田を思い出すようにね。
        
次は『天領日田資料館』に入り、今日は日田の歴史をしっかり学びますよ
こちらも、『日田町歩きマップ』のクーポン提示で、入館料310円が50円引きです。しっかりクーポン使ってます
こちらでは、天領時代の書画や古文書を展示しています。
その当時の悪代官と義民の話を記した古文書などがあって、日田が古くから栄え、また、それを多くの人々が支えて生活していたことを覗わせ、それが今につながっているのだという時代の流れを感じることが出来ました。
こちらにも、『廣瀬淡窓』の書も展示されていましたよ。
資料館を出て横道に入ると…。
    
古い病院の建物がありました。とってもレトロ感いっぱいで、ノスタルジック~。なんだか心がなごみます
新しい建物もいいですが、歴史を醸し出す建物に出逢うと気持ちが落ち着くのは、‘昭和’な人間だからでしょうか(笑)
そして町歩きをする中で、家々の玄関先に飾られたこの花に興味津々。
          
帰宅後、調べてみましたら、これは‘パイパイ(白々)’と言って日田祇園祭の山鉾に飾られたもので、竹を割って白く塗ったものなんですって。お祭りが終了すると各家庭に配られ、それを厄除けとして一年間軒先に飾るのだそうです。
これまた花の色が違ったり、花の付いていないものもあって、それを見ながら歩くのも楽しいものでした。
地域地域にある風習って、他地域の者としてはとても新鮮であるし、地元の方にとっては見慣れた、逆にないと落ち着かないような大事なものなのでしょうね。
今回も、御幸通りと上町通りをそぞろ歩き。
      
こちらは『日本丸館』。入場はしませんでしたが、安政2年開業の薬屋さんで、家財や薬を展示しているそうです。
その隣では、今も薬局を経営してますよ。
        
壁には、文化庁認定の‘登録有形文化財’のプレートと、日田市認定の‘都市景観形成建築物’のプレートが。
古い街並みを保存するには、行政と地域住民全体の協力が必要ですからね。保存維持していくことは並大抵の努力ではできません。
そのおかげで、私たち旅行者は素晴らしい景観と町歩きを楽しませて貰えているということを、よーく実感しなければいけませんね。
そんなこんなを想いながら、花月川までやって参りました。
      
この頃には雨もあがり、心なしか足取り軽く…、向かったのは花月川を渡った先にある『カフェ・ヴィラージュ』。
あ…、また食べ物に戻っちゃった…(笑)
           
『日田町歩きマップ』によると、こちらのお店はクレームブリュレで有名なカフェなのだそうで、ちょっと気になるなぁとお店の前まで来てしまいました。
が、まだお腹も空いていなかったので、今回は‘様子伺い’ってことで終了
スイーツ以外にも洋食もあり、店頭にメニューも出ていて雰囲気は分かりました~。また今度~
そして、最後に向かったのが…
           
前回も行っちゃった『薫長酒蔵』
実はですね、前回試飲させて頂いた時に、気になっていたけれどその時は買わなかったお酒がありまして…。
          
あはっこれね、『にごり酒』なのです。
口に含むと、しゅわっと発酵した独特の甘酸っぱさがあって、でも意外に後味はキリッと辛口なのです。
以前、とある地方を旅行した時、その土地の氏神様のお祭りがあって、お祭りの期間だけ、神社に奉納する‘どぶろく’を特別に飲ませて貰うことが出来まして、それはそれはとても爽やかで美味しくて、お酒は特に強い方ではない私でも「なんと美味しい!」と目を輝かせたことがありました。
市販のものは瓶詰めするのにあたり、発酵を止めるため加熱処理をしているそうですが、そこで出逢った‘どぶろく’は加熱処理していないので、とてもフレッシュな為に市販のものとは味が全然違うのだと、地元の方が仰っていました。
その生の‘どぶろく’の味を知ってから、普段は日本酒はまず飲まないのですが、旅先などでは気持ちが緩むのか、ついつい似た味を探してしまうのです
あの‘どぶろく’と同じ味とはいかなかったけれど、美味しかったので買っちゃいました。控えめに300mlをね

はい、これで今回の日田歩きの記録、全てです。
心穏やかに歩くことが出来る日田の街。またまた好きになってしまいました。
今度は、別のエリアもゆっくり回ってみたいな~。

咸宜園
大分県日田市淡窓2-2-13
℡0973-22-0268
10:00~16:00
月曜定休(祭日の場合は翌日休み、3月は休みなし) 12月29日~1月3日休み

天領日田資料館
大分県日田市豆田町11-7
℡0973-24-6517
9:00~17:00
水曜定休(祭日の場合は翌日休み) 年末年始休み